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結末はカッコ悪く、気分最悪。弐

(前回の続き)
他人からの不信感は、最大の敵となり得る。
不安や不信感をもっていても、問題が起きないかぎり、
何が、どのように悪いのかを教えてくれることなどなく。
それに…。
「誰だって、イヤなヤツとは関わりたくもない」と言うこと。


会社への帰属意識…と言えば大ゲサな表現かもしれないけど。
営利企業で就業(所属)している以上、
会社の利益を考えて行動できるのかは、かなり大事なところ。

会社の中にいながら、社員(個人)の一員だと言う意識がないと、どうなるか?
個人、対、個人のルールはわかっても組織のルールとなると、
何故、そんなものを守らなきゃいけないのか?…となってしまう。
それが頭で分かっていても、身勝手な行動をする者は少なくない。
さらには、そういうことも考えずに会社にやって来て、
好き放題するアホウもいる。
同僚のため、自分たちで対処しようとは思わない。
ルールもない。
そんな同僚ばかりとの仕事ともなれば、かなりの負担となる。
カンのいい社内のベテランの社員は、
そんな部署への移動や配属への話など、やんわりとかわしてしまう。
そこで、素行に問題のある中途入社の社員や
親会社から出向してきている社員を、主に配属していくことになる。
大半の人員は、顧客(カストマー)からの要望を満たせるだけの対応力もなく。
ハリボテだらけのスケジュールを組んで、
実務対応できる人員を、なんとか整えるのが精一杯となり。
自浄能力も欠如した職場になる。
「信じる者」と書いて、「儲け」と読む。
商売人でなくても、どこかうれしい言葉だ。

日常的なことだけに意識できていない人間も少なくないけど。
会社などの職場での人間関係は、学生時代と違って、利害が絡む。
多くの人は、生活のため、お金が必要なのが分かっている。
お金の動く契約や仕事は、多くの雇用を生み。
多くの生活を支えていく。
それだけに、お金を生み出すシステムには多くの意思が絡む。
顧客と営業。
電機や清掃などの管理会社。
納品や引き取りに来る搬入出業者。
いずれもが、売り手と買い手であり。
その日の生活だけでなく。
社会的な信用や信頼にも関わってくる。
矛盾するようだが、営利を目的した組織が、
利益だけを追求したシステムになれば、いずれは顧客や契約を失う。
人間同士のつながりは、”信頼”と”情”で成り立ち。
プロセスやモラルよりも、システム的に結果(利益)だけを求めれば
”情”が置き去りになり”信頼”は、揺らぐ。
それだけに仕事で関わる人間ほど、油断してはいけないのだけど、ね。
<続く:2020年7月誤字脱字訂正>
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