落とす者、拾う者：無計画、東海ロード

（画像は、ＮＡ保有のもの）

大阪の街を歩いていたら、何か硬いものを踏んづけてしまった。
”何だろう？”と、思わず拾ってしまう。
一目で、金属製と分かるもの。
ソムリエナイフだった。
ボトルの外回りのシール部をはがすのに、
ほとんど刃など付いてもいないナイフ部をあて、
コルクなどを抜栓する道具”ワインオープンナー”の１つ。
”ナイフ”などと名称されているが、実際には、刃物と呼べるようなものではない。
・・・とは言っても、街中に落ちているには、ちょいと不自然なもの。
飲食店の仕事に携わる方が落としてしまったのだろうか？
近くの店に入って、和風ステーキ定食をガッつきながら、考えてみた。
交番に持っていくのは、煩わしかった。
ビジネスホテルから持ってきたタオルで汚れを拭いてみる。
高級品とまでいかないが、悪くもない。
「ネコババしちゃおうかな？」
しかし、”はんぐおーば（英語で”二日酔い”の意）”などと、
ブログタイトルをつけているだけに、ソムリエナイフは、２～３本、持っている。



テーブルの上に置いたまま、席を立ってみる。
会計を済ませたが、店員は、”落とし物”に気付かなかった。
店を出ても、声がかかることもない。
イタズラが不発に終わったかのような感覚。
もうちょっと、お酒が欲しいところだった。
”昭和町”にあるバーに行ってみることにしました。