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廊下の先


職場近くには、テナントビルに入ったコンビニがある。
いつもより、遅くなった帰り道に通り過ぎると、
コンビニの店内以外に照明はなく。
廊下は、真っ暗だった。
連日報道されている原発事故によって、
テナントビルなどにも、節電の要請があったのかも知れない。
よく利用するところでもあり、照明の1つや2つが消えているくらいでは、
迷わないが、なんとなく落ち着きが悪い。
闇の中に浮かび上がって見えるコンビニは、どこか非現実的に感じてしまう。

今年の夏にでも、大規模な停電や電力制限などが起きれば、
冷房どころか扇風機すら使えない状況になるかも知れない。
記録的な猛暑と言われた昨年の夏ほどではないだろうが、
キビしいものが予想される。
とくに今年の夏、就職活動をする方々は、
”煉獄”にでも放り込まれるようなもの。
企業側も、リクルートスーツの撤廃でもすれば、いいのですが・・・。
「この国には、”右へ習え”の体質が染み着いている」だけに難しいところ。
「一致団結して、この国難を乗り切ろう!」などと言っていても、
都合の悪いことはしたくないのが、”本音”なのか?
それとも?
結果は、夏を過ぎれば、分かるところ。

蛇足:
草上仁のSF小説の中に、家庭の主婦が発電する生物を寄生させて、
ダイエットまでしてしまうエピソードがある。
当時は笑い話だったが、環境とエネルギー対策を考えると、
個人や各家庭が人体発電をするシステムを考えるのは、
おかしくない話かもしれない。
もっとも、高圧電流を発する生物だとバイオハザード発生で
感電事故が多発しそうかな?
そういう意味でも、一般家庭の主婦にまで普及するには、
課題が多そうだけど、ね。



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