The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1998 シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・レゼルヴァ ドメーヌ・デ・ペゴー

2011-04-14 23:40:38 | ワイン
当方の認識では、こと『シャトーヌフ・・・』においては、そのワインの調和を鑑みるに、
次のドメーヌが3強と言えるでしょう!(おそらく、賛否両論あると思いますが・・・)

まずは『シャトー・ラヤ』、それに『アンドレ・ブリュネル』
そしてもう一つが『シャトー・ド・ペゴー』となります。
(『アンリ・ボノー』『シャトー・ド・ボーカステル』もありますが・・・)

強烈な個性と凝縮性を持った『シャトーヌフ・・・』は数あれど、
こと調和に関しては、限られた造り手のみでして、
さすがのR.P氏も、パーフェクト・ワインの対称ワインには、求める物もいつもとは違う!
即ちブルゴーニュ・ワインにあるフィネスと言われるもの、
すなわち調和がキーワードとなるようです!

その『シャトーヌフ・・・』においての、パーフェクト・ワインこそが、

1990年 シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ジェネラシオン アンドレ・ブリュネル

1998年 シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ダ・カポ ドメーヌ・デ・ペゴー

などなんですね・・・

で、今回予演会でご相伴に預かったのが、伝説のヴィンテージ1998年物、
しかも『ペゴー』では、『キュベ・ダ・カポ』の次に位置する『キュベ・レゼルヴ』だった訳です!

実はワタクシ、このワインの味わいもソウなのですが、
バランス、そして熟成感も含めて、ヒジョーに気に入っておりまして、
むしろイトウゾ氏が、何ゆえこのタイミングで、このワインを出したのかな~~?
とまで、思った次第なんですね・・・

理由はどうあれ、とにかく宝物のような『シャトーヌフ・・・』を飲めたことだけは確かです!

このワインのフィネスとエロティシズムにおきましては、
そん所そこらのブルゴーニュ・グラン・クリュが、束になってかかってきたとしても、
イササカの揺るぎは無いことでしょう!