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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 エシェゾー ミュニュレ・ジブール

2011-04-26 05:38:04 | ワイン
先日、1998年物の『リュショット・シャンベルタン』を飲む機会がありましたが、
『エシェゾー』は、ココの造り手のもう一つの看板ワインなんですね・・・

2006年は、ジョルジュ・ミュヌレ教授の未亡人と二人の娘さんの体制になって、
1988年以降ですから、18年の歳月が流れ、そのスタイルも各個たる物になりました。

バルーングラスに注がれますと、品格のある、心地よい芳香が漂い始め、
それはバラの花束であったり、奥ゆかしい滋養の香りであったり・・・

味わいは様々なニュアンスを湛えた、調和のある果実味を楽しめます!

もちろん2006年物は、調和の中にも堅牢さが垣間見られ、
舌先に少しのタンニンを感じますが、
そのタンニンも甘くシナヤカなもの・・・

ヴォーヌ・ロマネのエシェゾーの造り手は数あれど、
ココのレベルに追いつく物は、幾つあるのでしょうか?

『ミュニュレ・ジブール』は、ジョルジュ・ミュニュレ博士の母方の地所と聞いておりますが、
このエティケットで出されるのは、その約半分とのこと・・・
すなわち希少性もそこの部分から来るのでしょう。

もし10年待てるのであれば、凄い事になるのは当然のこと・・・
あとは懐具合と忍耐力に委ねるのみ、ということでしょうか?

『豚肉のハーブ焼き、マッシュルームのソース』と、
見事なマリアージュを見せてくれました。