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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1990 カベルネ・ソーヴィニオン ナパ・ヴァレー モンダヴィ

2011-04-03 06:12:23 | ワイン
先日の宮N邸で並びましたワインで、一番興味をそそられたのが、
このワインだったんですね・・・

というのも、唯一のブラインドで出された物ではあったのですが、
モヤモヤした、トップから中盤にかける、不思議な香気と、
滋養を感じさせる、奥行きのある甘い味わいが、
なんとも言えないムードを醸し出し、いわゆる国籍不明・・・

ですから、回答直前までは、物凄く熟成したローヌ、
もしくは中近東(例えばレバノン、イスラエル)の優れた造り手のもの、
などと、信じて疑わなかったのですが、
途中である事に気づいたわけです・・・

それは、出展者が『ヴィンテージは何年くらいですか?』と来た時に、
間違いなく20年の熟成期間はあるだろう!と感じたワタクシは、
間髪入れずに『1990年』と応えて、それが大正解!

とくれば、グラスのふちに見える、エキスの証明たるレッグスは、見事な太さを見せており、
どう見ても『相当高い積算温度の地域なんだろう』ということになったわけなんですね!
しかも、1990年産がありうる地域・・・

とすれば、ワタクシ『ナパ・・・カベルネか?』と来て、
『そういえばこのワイン、どこかで、飲んだことがアル』となったわけ・・・
で、ジッサイ、モンダヴィの1973年物と1980年物のカベルネを飲んだ事がありました!


ヨード香を含んだ大地の香りやら、湿った森の香り!
更には強いスパイス感と濃厚な焙煎珈琲などなど・・・
これら、キャラクターの強い香気のイメージは、脳裏を離れなかったというわけです!

1990 カベルネ・ソーヴィニオン モンダヴィ!
見事なワインではありました!

そしてその日は、『2006 オーパス・ワン』へと続くわけです!