風雲急を告げた世界、そんななか、脳天気なことを書いていていいのだろうかと思いつつも、身近なことを記していくのです。
一昨日のことになりましたが、夜、市民参加映画のちょっとした宴会に顔を出しました。
高山市合併10周年記念ということで、新高山市を題材にした短編映画を創るということになり、先の連休に、オーディションならびロケハンが行われました。
私はどちらも参加していないのですが、夜に、監督を囲んで懇親会が開かれるということで、お邪魔かなと思いつつも、出席しました。
宴に入り、参加しているメンバーを確認したところ、かつての演劇仲間が多数いて、映画の話もどこへやら、思い出話に花が咲いてしまいました。
それにより、美味しくお酒をいただくことができ、誘ってくださった方には大変感謝しております。
時間も押し迫ってから、監督と少しお話をする機会に恵まれ、映画についてのことを色々聞かさせてもらいました。
創られる映画は創作話であるのですが、高山市の色々なところを紹介するのが背景になるため、どこをどう採り、または捨てるのかで大変悩むそうです。
それもそのはず、私も強調させてもらいましたが、新高山市は、面積で日本一を誇ります。
東京都と同じ広さを持ちます。
監督もおっしゃっていましたが、ロケハンで回るのは一県回るほどだと。
そのとおりです、岐阜県の半分を回ることになりますから。
その広い高山市の紹介を、30分ほどの物語の中でするわけです。
シナリオは、第一稿はできているということでしたが、ロケハンを終えて後、改稿しなければならないでしょう。
苦労が忍ばれます。
監督に好みの映画を聞いたところ、80年代のアメリカ映画が好きなのだ、と答えられました。
なんと、私も好きでよく観ました。
それで、ウッディーアレン、や、クレイマークレイマーの話を出させて貰ったのですが、監督の狙っている映画が少しだけ垣間見られた気がしました。
好きな監督の名もいわれましたが、残念なことに私の知らない監督で、覚えていませんでした。
それを聞いたときに、なぜか、アランアルダの名が閃き、シャイで不器用なくせに絆を求めようとする、シャレた都会映画がイメージされました。
勝手な妄想ですけれど。
そんな都会派監督が、飛騨の映画を撮るわけです。
極端なものを巧く昇華させた映画になってくれるよう期待します。
・・・て、何か手伝うかもしれませんが。