産経新聞は民主党の矢野絢也元公明党委員長の参考人招致の方針について概要次の様に報道しています。
民主党は、公明党の支持母体である創価学会を相手に損害賠償請求訴訟を起こした矢野絢也・同党元委員長の国会への参考人招致を目指すなど、「政治と宗教」を今後の国会論戦の最重要テーマに据える方針を決めた。背景には、この問題にスポットをあてれば、国会での審議を避けたい公明党が衆院解散の圧力を強めるとの読みがある。
参院の主導権を事実上握る民主党は早期解散に追い込む決定打に乏しい中、公明党・学会が神経質になっている「政治と宗教」問題を重要な切り札に位置づけ、輿石東参院議員会長も26日の記者会見で「麻生内閣として最後の予算委員会になるかもしれないので、『政治と宗教』の問題にきっちり、かたをつけなければいけない」と述べた。
これを受け民主党は26日、公明党を除名された福本潤一元参院議員を招いて「民主政治推進プロジェクトチーム」を国会内で開いた。
参院審議の場で創価学会施設を利用した選挙運動の実態や、憲法20条の「政教分離」のあり方などをとりあげる考えだ。
民主党は今までも石井一副代表などが
何度か国会の参院予算委でも矢野氏らの国会招致を提起した。ただ、こうした動きも「公明党・学会への牽制の域を超えていなかった。
参院予算委は自民党が委員長ポストを握っており、参考人招致の行方は不透明だが、民主党は多数決による招致議決などの強行突破も辞さない構えだ。
矢野さんの参考人招致には私も賛成ですが次のような問題点があるようです。
・招致の動機が国会対策であり下記のような動きで変化する可能性が高い。
・本音は公明党の抱き込みたいので出来ればなるべく同党に決定的な打撃を与えたくない
・従って補正予算案可決後再燃した自民党内の麻生下ろしの状況の見極め、衆議院の麻生内閣の不信任決議案に自民党内から造反の出ることを期待する
・公明党はもちろん、それと連立を組みその集票力に頼っている自民党から猛烈な反対が予想される
・創価学会から陰に陽に政界やマスコミに圧力が掛かる可能性が大きい
自民・民主両党の対応は?
然し招致の動機はどうであれ、今まで議論を避けたきた「政治と宗教」の問題に焦点が当たることは日本のために良い事です。
民主党にも頑張って貰いたいし、自民党でも心ある人達は表立った反対は出来ないにしても、参考人招致の動きを支持して貰いたいと思います。
私は民主党は勿論自民党の人達の良識に期待したいのですが、やはりまたこの問題は放置されたままになるのでしょうか?
マスコミの対応は?
そしてこの矢野さん招致が本格的に動き始めたとき、創価学会からの広告や印刷受注に依存しているマスコミはどう報道するのでしょうか?
これで各マスコミの良識度が図れると思うのですが、そこまで話が進むのでしょうか?
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