・マスコミ:麻生さんが国会で郵政4分社化の見直し発言をしたがその日の記者会見でまた発言を修正した。
事実は麻生さんは首相官邸で記者団に、「(民営化見直しを)検討すべき時期に来ている。(ただし、郵政民営化委員会に)『ああしろ、こうしろ』とは言わない」と語り、同委員会の議論を見守る考えを示した。(読売新聞より)
だけです。
テレビでは、前の発言を全て切り取り、「郵政民営化委員会の議論を見守る」とだけ放送していました。
麻生さんが自分の意見はともかく、委員会に自由に討論して貰うと言う姿勢は良い事だと思います。
・野党とマスコミ:小泉さんの郵政改革の旗のもとで大勝したお蔭で今の麻生内閣がある、しかも小泉内閣のときに郵政改革のに一番関係する担当大臣だ、もし郵政改革に反対するのだったら職を辞するのが当然だし、今になって改革見直しを口にするのはおかしい。
・麻生さん:郵政改革担当大臣は竹中さんだ。
私は民営化反対など一言も言っていない。
郵政改革の法案では3年毎の見直しを決めているし、今年の3月がその期限だ。
確かに野党やマスコミの批判より麻生さんの言う事の方が筋が通っています。
郵政改革に反対でも小泉内閣を支えるか、あるいは平沼さんのように党を追い出されても飽くまで反対するかは、その人の政治的判断で、一概にどちらが良いとか悪いとかは言えないと思います。
以下はテレビでみた政治家の発言です。
4分社見直しに関して、
・武部元幹事長:麻生さんは不見識だ。
先の麻生さんの発言から見て、どこが不見識か判りません。
党内が乱れるような発言に対してなのか、麻生さんの意見そのものた対してなのでしょうか。
・山本一太さん:こうなったら選挙で国民に信を問うしかない。
山本さんは選挙で何を争点にし、誰を相手に戦うのでしょうか。
山本さんは今の状態で、衆院選で自民党が勝ち、しかも改革派が党内で多数を占めると思っているのでしょうか。
かんぽの宿の問題に関して
・鳩山民主党幹事長:かんぽの宿の問題は麻生内閣を揺るがすような問題になる。
かんぽの宿の問題を取り上げたのは鳩山さんの弟の鳩山総務大臣です。
麻生内閣の総務大臣がこの問題を取り上げたのに、何と言って麻生内閣が悪いとして攻撃出来るのでしょうか。
鳩山民主党幹事長の言う事を聞くと、何がなんでも政局にしたがる民主党のやり方を連想させるのですが。
今まで書いて来たのは、彼らのテレビの発言を聞いた範囲での感想です。
前の麻生さんの記者会見と同じように、自社の主張の都合の良い所だけ切り取って報道したのかも知れませんので、3人の人達の真意は訊いてみるしかありませんが、一般の人達にはどうしようもありません。
(もっとも民主党の鳩山さんはどうも本気で言っているようですが。)
私は政治家達は自分の発言が切り取られて報道され、その本旨の反するような受け取られる可能性のある時は、少なくてもホームページやブログなどて発言の詳細を書くべきだと思うのですが。
・前原民主党元代表:麻生さんは選挙をやるやると言ってやらないのはやるやる詐欺だ。
前原さんの発言は私も国会中継で見ていたので、マスコミの報道操作の問題はありません。
麻生さんも言っていましたが、私も報道を見る限りでは解散を何時するかなど麻生さんから聞いたことがありません。
麻生さんが選挙を「やる」ようなことは一度は文藝春秋で書いたかも知れませんが、「やるやる」と言ったことも書いたこともないと思います。
また国会解散については、首相がいくら嘘を言っても良いという不文律があるそうです。
前原さんは民主党の中でも堅実な考えを持った人と思いますが、先のガセネタの質問で代表を辞任するなど、若いせいか少し軽いところもあるような気がします。
麻生さんからも、詐欺などは犯罪なので発言を慎むようにやんわりと言われていましたが、いずれは首相になるかも知れぬ人なので、継続的な政権交代を望む私としては、彼がもっと慎重に発言をして貰いたいものです。
以上思いついた発言を並べて見ると、厳しい金融・経済危機のなかで、大量の離職者が出ると言う日本とはどこか違う世界の発言のように聞こえてならないのですが。
何とかならないのでしょうかね!!!!
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