うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

アジュディミツオー

2005-12-31 20:03:27 | 競馬日記
東京大賞典はアジュディミツオーが勝ちました。
馬の名前はどうかと思いますが、配合は気に入っています。
五十嵐氏理論的な評価ですが、IKの評価とは異なっている可能性があります。

主導はReviewer内Bold Ruler4 x 5(系列ぐるみ)で、次に影響が強いのはGrey Flight5 x 5(系列ぐるみ)です。
Bold Ruler、Grey FlightはWhat a Pleasureの父、母でもあります。
その意味でWhat a Pleasureの影響も強いでしょう。
Reviewer、Bold Ruler、What a Pleasureはすべて一本調子なスピード馬です。
母父ジャッジアンジェルーチのBMSはVictoria Parkで五十嵐氏理論的にはいつもやり玉に挙げられる難しい馬です。
しかし、Gallant Fox、Buchan、Wrack、Papyrus-Tracery、Stimulusなどをきっちりクロスして欠陥はありません。
Tracery系としてはAbbots Traceまでクロスしていてスタミナを補給しています。
父のキーホースの一頭Hyperionはクロスしていませんが、その父母のGainsborough、Seleneはクロスしています。
他にもきめ細かくクロスし、欠陥はありません。
スピードの血を主導としていてもきめ細かくスタミナの血をクロスしていますので(Gallant Fox、Abbots Trace・Papyrus―Tracery―Rock Sand、Spearmint―Carbine、Son-in-Law、Discovery、War Admiral―Man o'War―Fair Playなど)、距離は持ちそうです。
問題点と言えば、きめ細かすぎてクロス馬が多いことと血の質でしょう。
反応が悪そうで、スピード競馬には向かないかも知りません。

気に入っている点はVictoria Parkの弱点を補正している点と、What a Pleasureの中に欧米の血をまとめている点です。

BCクラシックに出走するプランがあるそうですが、スピードの出るダートに合うかが問題点です。