阪神大賞典はドリームパスポートが単勝1倍台の圧倒的一番人気でした。こんな人気に応えられるほどは強くありませんし、危険だなあと思ってみていました。
ペースはマイソールサウンドが先行したものの超スローで、ドリームパスポートも引っかかってしまいました。それをアイポッパーが見る形でレースが進み、ゴール前できっちりアイポッパーがドリームパスポートを捕らえました。
ドリームパスポートは引っかかって目標にされる展開ではつらかったです。豊は今年チグハグなレースも多かったですが、この舞台でこの展開では負けません。
しかし、どちらも小粒な感じで、天皇賞が楽しみになった、と言うにはちょっと物足りないです。特にドリームパスポートはシーキングザダイヤ的存在になりそうな気がしなくもありません。ちなみにこのレースでの斤量はアイポッパー58kg、ドリームパスポート57kgでした。ドリームパスポートは展開の不利があったと言えども物足りないです。
昨年秋は不調だったメイショウサムソンあたりが大阪杯をきっちりとした競馬で勝ってくれればいいのですが。
さて、海外競馬。
オーストラリアで行われたクールモアクラシックはカーネギー産駒
Tuesday Joyが勝ちました。父Danehill系×母父Sadler's Wells系のニックスには
Passage of Time(
ブログ)、
Horatio Nelson(
ブログ)、
Niconero(
ブログ)がいますが、これの返しニックスに当たります。Danehill系×Sadler's Wells系のニックスの成功例はこの1、2年で急に目に付くようになりましたが(2002年のJCに参戦し11着だった
イリジスティブルジュエルはこの組み合わせでした)、返しニックスのSadler's Wells系×Danehill系の成功例は初めて見た気がします。調査不足なだけかもしれませんが。
母はGIを勝っていますが、繁殖牝馬としても優秀で、本馬の半姉にオーストラリアンオークスの
Sunday Joyがいます。Tuesday JoyもSunday Joyも父は日本で供用されていた種牡馬ですね。
ランヴェットSはデザートキング産駒
Desert Warが勝ちました。 デザートキングは日本でも供用されたもののあまり活躍馬を出すことができませんでしたが、今年フィリーズレビューでアストンマーチャンの2着に頑張った
アマノチェリーランが出ました。
バブルガムフェロー産駒
Confectionerはまたしても2着。善戦しながらもなかなかGIを勝てません(
ブログ)。
ニュージーランドで行われたニュージーランドオークスはEncosta de Lago産駒
Princess Coupが勝ちました。父はFairly King最良の後継種牡馬かもしれません。
香港で行われた香港ダービーはAlmutawakel産駒
Vital Kingが勝ちました。父はGodolphin所属でドバイWCやジャンプラ賞などを勝った芝ダート兼用の名競走馬です。残念ながら2006年に種牡馬を引退したようです。