Acatenangoが事故死しました(
記事)。
好みの種牡馬だったのになあ。
種牡馬生活は2年前に引退していたらしいですが。
キーンランドのセールでStorm Cat産駒を800万ドルと340万ドルで落札したのは
やはり関口氏でした(
記事)。
800万ドルで落札した方はA.P.Indyなどの近親です(
配合)。
Secretariatの近交があります。
340万ドルで落札した方は、母がFusaichi Pegasusの全妹です(
仮想配合)。
こちらはNorthern Dancerの3x4があります。
配合だけなら340万ドルの馬の方が私の好みです。
イヤリングセールの高額落札馬に活躍馬がいないのが気掛かり(
高額落札馬ランキング)。
このランキングの21頭中18頭はNorthern Dancer系(直仔8頭、Storm Cat産駒5頭、Nijinsky産駒3頭、Nureyev、Sadler's Wells産駒各1頭)。
Northern Dancer系は不当に高い評価を受けているなあ。
こういった馬を買えるのは費用対効果を無視できる一部の大金持ちのみ。
この一覧に出てくる馬はことごとく名種牡馬×名牝(もしくは名牝系出身)の組み合わせばかり。
配合のいい馬は少ない。
アメリカ的Best to Bestの限界か。
追記:
ちなみにサラブレッドの価値は競走馬としてだけでなく、種牡馬としての価値も含めたものです。
高額落札馬ランキング1位のシアトルダンサーはGIホースを数頭出しました。ワッスルタッチも日本でそこそこ種牡馬と成功しました。が、購入者が費用をペイできたのか疑問です。
また、昨年の北米サイアーランキングで、Northern Dancer系は100位以内に24頭がランクインしていますが、Mr. Prospector系は34頭がランクインしています。つまり北米での父系の主導権はNorthern Dancer系からMr. Prospector系に既に移っています。
救いがあるとすれば、Storm Cat分枝は7頭がランクインし、Northern Dancer系の中で一番勢いがある点です。