うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

エリザベスIIC

2014-04-29 21:29:05 | 競馬日記
香港のエリザベスIICに出走したエピファネイアは4着でした(記事1記事2)。

前走、大阪杯では同期のダービー馬キズナに軽々と交わされ、トウカイパラダイスも捕まえられず3着。まだ調子が上がらないのか、成長がないのか、と思いました。
その後、香港に遠征しましたが、こういったことに加えて馬場・コースがベストではないような感じがありました。日本調教馬が結果を残す流れには乗れませんでしたが、それでも4着というのは悪くないように思います。

勝ったDesigns On Romeはなかなかいい配合です。
父Holy Roman EmperorはTeofiloのライバルで、受胎率の低かったGeorge Washingtonの代わりに種牡馬入りしました。父名種牡馬Danehill×母父米3冠馬Secretariat×祖母カナダ年度代表馬Fanfrelucheという良血馬でした。
Designs On Romeは母方にThe Minstrelがあるので、父方のDanzig、Fanfrelucheと反応して、Chop Chop - Flares (= Omaha) - Gallant Fox (= Fighting Fox)と系列ぐるみを作り、更にWindfieldsがクロスします。カナディアンVictoria Parkが完全に参加しますね。母父Alleged内はPrincequillo、Ribot、War Admiral、AlibhaiとAllegedの特徴のPapyrus - Tracery - Rock Sandを生かすクロス。迫力がありますね。ちなみにVictoria Park内は最近ではChop ChopやFlaresがクロスするタイプが増えていますが、以前はPapyrusやBuchanクロスで穴を塞ぐタイプが多かったですね。

半兄Sights on GoldはGIII2勝。父はアウトサイダーIndian Ridgeで、全然違う配合です。

ハナズゴール

2014-04-26 23:46:11 | 競馬日記
ハナズゴールがオーストラリアの1400mのGIオールエイジドSを勝ったようですね(記事1記事2記事3)。

日本では20戦5勝で牝馬限定GIIIを2勝。それが短距離戦の本場オーストラリアに遠征してのGI制覇です。私は何でオーストラリアに遠征するんだろう、馬主が物好きで、調教師に経験を積ませたいのかな、くらいに思っていました。
勝ったオールエイジドSはレベルの低いGIではありません。IFHAからTHE WORLD'STOP 50 GROUP/GRADE ONE RACESというのが発表されていますが(過去3年のFRRの平均によるランキングだと思います)、それの2012年版2013年版ともに50位以内に入っています(それぞれ49位タイ、48位タイ)。日本は中長距離にレベルの高いレースが多く、JC、宝塚記念、秋の天皇賞、有馬記念が21以内に入っています。しかし、スプリント、マイル部門は弱く、これらの部門で50位以内に入っているレースはありません。
過去の勝ち馬を見ると、あのSunlineが2勝していますね。昨年の勝ち馬All Too HardBlack Caviarの半弟です。

オーストラリア遠征3戦目で、初戦クールモアクラシック(1500m)は16頭立て14着と惨敗、2戦目はドンカスターマイル(1600m)では持ち直して20頭立ての6着でした。ちなみにどちらのレースもTHE WORLD'STOP 50 GROUP/GRADE ONE RACESには入っていません。

レースでは、最後方から進み、大外から豪脚でぶっ飛んできて、2馬身差で完勝。強すぎてたまげました。8頭立てと出走頭数は少なかったですが、そのうち5頭がGI馬でした。それらを退けての勝利ですから価値があるでしょう。
加藤和宏調教師は「自分の競馬ができれば、これくらい走れると思っていました。」とのこと。

日本の競馬は1990年代後半から既に世界のトップクラスだったんだろうと思います。ただ、遠征ということになるとノウハウの面で劣るところがあって、力が発揮できなかったり、海外の競馬への適性を見抜けなかったりすることもあったのではないでしょうか。それが十分に経験も積み、ノウハウが共有され、実績を重ねることにより気負ったところもなくなったのだろうと思います。
その結果、今年のドバイでの複数勝利とそれに続く国内GIIIクラスの牝馬による短距離戦の本場オーストラリアのGI勝利に至ったというところだと思います。

全てはフジヤマケンザンの1995年香港国際C勝利から始まりました。

エルコンドルパサーが顕彰馬に選ばれる

2014-04-23 00:26:14 | 競馬日記
やっとですよ。やっと。ようやくエルコンドルパサーが顕彰馬に選ばれました(記事)。30頭目です。

凱旋門賞でMontjeuと一騎打ちを演じ、日本調教馬最高の134ポンドの国際レーティングを持つ馬です。ですが、不可解な過程で年度代表馬に選出され、主にスペシャルウィークを支持する側からの不満の対象になってしまいました。不幸なことです。
私もスペシャルウィークを支持しましたし、年度代表馬はスペシャルウィークにすべきだったと今でも思いますが、エルコンドルパサーは顕彰馬に選ばれるべきであるというのも持論でした(ブログ)。そしてスペシャルウィークも、自身の競走成績と顕彰馬ブエナビスタを出した(つまりブエナビスタも顕彰馬に選ばれるべき、ちなみに私はウオッカ派です)という功績で、顕彰馬に選ばれるべきだと思っています。

今年はJRA60周年記念事業として、通常1人あたり2頭までの投票のところ、最大4頭に拡大したとのことです。それでも1頭しか選ばれないんですね。195名の投票者数の4分の3以上(147票以上)獲得で顕彰馬に選ばれるということでしたが、エルコンドルパサーは156票、ブエナビスタは140票。うーん、どうしたらいいんでしょうね。来年は無事選ばれるのでしょうか。オルフェーヴルなんかが投票の対象になってきて、こちらが優先されるでしょうから、またしばらく選ばれないなんてことになりそうです。
投票とは別に、何年かに1回、選考委員会を立ち上げて、選ばれるべきだが選ばれていない過去の馬まで対象を広げて選出すべきだというのも持論です。東スポ記事に「表彰増加は混乱を招くだけの結果につながりかねない」とありましたが、何を言っているのかよく分かりません(記事)。アメリカでは190頭以上の顕彰馬がいますが、混乱がどうとか特に気にしていないようですし、たった30頭しかいない顕彰馬の価値をきちんと伝えられていないとしたら、メディアの責任は大きいと思います。ちなみにクリフジは最強馬と呼ばれることもある名牝ですし、クモハタは種牡馬成績で顕彰馬に選ばれた馬(スペシャルウィークを競走成績と種牡馬成績の合わせ技で顕彰馬にすればいいという私の発想のもと)ですね。

顕彰馬に関する過去のブログは下。
顕彰馬投票、今年も選定馬なし(2013-04-22)
顕彰馬投票、今年は選定馬なし(2012-04-24)
ウオッカ、顕彰馬に(2011-05-09)

東スポ記事を読み返してみると、思っていたより酷いですね。国枝栄師が「投票する記者も過去に選ばれた29頭すべての馬名を挙げられるのかい?」と言ったのに対し、タイトルは「JRAは「顕彰馬」の文化的価値を高める努力を!」です。JRAも努力すべきでしょうが、お前も頑張れ、って話ですね。

イスラボニータ

2014-04-21 01:23:31 | 競馬日記
皐月賞をイスラボニータが勝ちました。
母父がCozzeneで、父サンデーサイレンス系での重賞勝ち馬はブロードストリートエピセアロームに続く3頭目、GI馬は初めてです。

父フジキセキは母がLe Fabuleux×In Realityで、Unbridledみたいだなと思って、じゃあUnbridled's SongRed Bulletみたいに母父CaroもしくはCaro系でどうなんだと思っていました。あまり試されたことはないようですが、皐月賞馬が出ました。
もう一つ、Unbridled系種牡馬産駒で見かけるIn Realityクロス。Unbridled産駒ではエンパイアメーカーBanshee Breeze、Unbridled's Song産駒ではUnbridled ElainePolitical ForceSplendid BlendedFirst Defenceがいますね。Unbridledでは自動的にRough'n Tumbleもクロスしてスピード強化できますから、嵌りやすそうな感じがありますが、フジキセキではそうはなりませんし、試された回数も違うでしょうから、初めてのGI馬になりました。

クロス馬的に見ると、In Reality内はフォルティノのおかげでWar Relicがクロスするんですね。他にはDiscovery、Balladier、Bull Dog。案外魅力的なクロスに見えてきました。このクロスの基本はスピード、パワーでしょうね。スタミナ面ではPrincequilloが父内Le Fabuleuxと反応して、Perth、White Eagleをクロスしている点。他にはSolario。それでもどちらかというとスピードが強いように見えてしまい、中距離までかなと思います。

ダービーはどうでしょうか。

Bracelet

2014-04-13 20:52:11 | 競馬日記
3月30日のレパーズタウン1000ギニートライアル(GIII)をBallydoyleのBraceletが勝ちました。これが父Montjeu×母Cherry Hintonというかなりの良血馬で、オークスの前売り1番人気に浮上しました。

母Cherry HintonはブルーウィンドS(GIII)2着。その母はUrban Seaで、凱旋門賞馬にして、GalileoBlack Sam BellamyMy TyphoonSea the Starsと4頭のGI馬を産んだ超名牝です(ブラックタイプ)。
Galileo = Black Sam Bellamyは父Sadler's Wells×母Urban Seaですから、Braceletは血統表内にGalileo = Black Sam Bellamyが再現されています。全姉WadingはロックフェルS(GII)を勝っており、既に実績のある組み合わせでもあります。

配合はオークス馬Wasと似ています(Bracelet × Was)。
Wasもかなりの良血馬で、オークスの前年の8月にオークス馬候補として取り上げたことがあります(ブログ)。
クロス馬的にもWasに似ています。Northern Dancer 3 x 4で、Nearco主導。Green DesertがNever Bendを持つことによるLalunクロスとそれに内包されるDjebelクロス。他にはTantiemeクロス、WasはPrincequilloクロスでBraceletはPrince Chevalierクロスと、Prince Rose系のクロスがあります。
Wasと同じく、母父Green Desertの印象以上に持つ配合だと思います。

この血統で、エイダンが調教していて、強いなら、前売りも売れるでしょうし(Wasのときと同じことを書いている)、血統通りに走ればオークスも当然期待できます。

The LONGINES World's Best Racehorse Rankings

2014-04-12 01:43:13 | 競馬日記
ジャスタウェイが1st January and 10th April 2014のThe LONGINES World's Best Racehorse Rankingsで1位にランクされました(記事ランキング)。

本当にびっくりするレースでした。Frankelかと思いました。昨年末の香港でのロードカナロアもまるでBlack Caviarみたいだと驚きましたが、歴史的な名馬に例えたくなるレースをこの短期間に2回も見ることができるとは。今の日本の競馬は世界のトップクラスであることは間違いないです。

130というレーティングはかなり特別で、昨年はBlack CaviarとTreveが130でトップタイでした(記事:但しどちらも牝馬)。その年のトップクラスの評価を既に得たことになります。
日本調教馬の歴代最高は1999年エルコンドルパサーの134であり、これには及びませんが、昨年2013年のオルフェーヴルの129、ロードカナロアの128、2012年オルフェーヴル、2010年ナカヤマフェスタ、2007年アドマイヤムーン、2006年ディープインパクトの127を既に上回っています(pdf)。

須貝調教師は11位にゴールドシップもランク入りさせています。世界的名調教師みたいですね。いくら騎手としての能力と調教師としてのそれは別とは言え、ここまで調教師として大成するとは、予測しにくかったです。
キズナの佐々木晶三師の名字が"Sasali"になっていますね。

Azamour死亡

2014-04-06 00:31:10 | 競馬日記
Azamourが亡くなったというニュースが流れていますね(記事)。

アガカーン殿下の自家生産馬であり、3歳時にセントジェイムズパレスS、愛チャンピオンS、4歳時にプリンスオブウェールズS、KジョージVI&QエリザベスDSと距離を伸ばしながら4つのGIを勝ちました。
Nearco 4 x 7 . 7 . 7 . 8、Pharos = Fairway 5 x 8 . 8 . 8 . 8 . 8 . 8 . 9 . 9 . 9 . 9、Flares 4 x 7、Buchan 5 x 9という世代ズレクロスがあり、その結果、Hyperion主導のシンプルな配合になっています。Never Bendを持つ牝馬にNorthern Dancer系種牡馬という点ではアガカーン殿下らしいですが、異色の配合だと思います。

アガカーンスタッド(IRE)であるギルタウンスタッドで種牡馬入りし、仏オークス馬Valyraを出しました。
Valyraは母がラガルデールから受け継いだ牝馬であり、アガカーンスタッドの新展開として繁殖牝馬としても期待していたのですが、仏オークス後に亡くなってしまいました(ブログ)。
クロス的にはNearco 5 . 8 . 8 . 8 . 9 x 7 . 8 . 8 . 9 . 9 . 9 . 9 . 9 . 9 . 9、Gallant Fox = Fighting Fox 6 . 9 x 8とズレが幾分解消していました。

残された産駒に期待します。

アドマイヤデウス

2014-04-05 01:55:49 | 競馬日記
アドマイヤデウスという馬がいるんですね。若葉Sを勝ってクラシック路線に乗ってくることになりました。

父はアドマイヤドン。朝日杯を勝ったJRA賞最優秀2歳牡馬ですが、3歳の秋以降はダート路線に転向し、ダートGIを6勝(朝日杯と合わせてGI7勝)を挙げました。母が2冠牝馬ベガ、半兄がダービー馬アドマイヤベガという素晴らしい血統背景を持ちます。

配合も素晴らしいですね。ティンバーカントリー×トニービン×Northern Dancer×Tom Foolの累代交配で、アメリカンな父にヨーロピアンな母父、アメリカンな祖母という組み合わせです。ただし、ティンバーカントリーがSwapsクロスでWar Admiral、Sir Gallahadといったアメリカン、Hyperion、Son-in-Lawといったヨーロピアンをまとめた異色の配合で、このHyperionでトニービンとフィットします。アメリカンをまとめるのがNative DancerとTom Foolで、両者はSickle = Pharamondで結合し、その母SeleneでHyperionと結合します。見事な配合です。

父がサンデーサイレンスに代わったのがアドマイヤベガですから、母父サンデーサイレンスと組み合わせれば血統表内でアドマイヤベガを再現できるので、やってみて欲しいですね、ということを以前書いていました(ブログ)。

ただし、アドマイヤデウスの場合、アドマイヤベガの再現以上ですね。アドマイヤベガ×アドマイヤラピスの組み合わせに重賞3勝馬アドマイヤフジがいます。アドマイヤデウスの母父がアドマイヤフジの祖父、アドマイヤデウスの父の母がアドマイヤフジの父の母、アドマイヤデウスの祖母がアドマイヤフジの母、ということです(アドマイヤデウス × アドマイヤフジ)。ナリタブライアンとRyafanとか、スノッブとムーティエとか、思い出させるところもあり、素晴らしいですね。

配合としても素晴らしいです。たっぷりのHyperion、Almahmoud系列ぐるみ、Native DancerクロスがNorthern Dancerクロスに内包され、Prince Chevalier、Equipoise、Chanteurといったマニアックなところも抑えています。

ドバイワールドカップデー2014

2014-04-03 00:41:56 | 競馬日記
ご無沙汰しましたが、生きていました。

ドバイワールドカップデーが終わりました。結果と映像はこちら(ERAJRA)。ハイライトは当然2つのレースなわけですが、例年通り1レースから振り返ります。

純アラブ馬限定GIドバイカハイラクラシック(AW2000m)はRabbah De Carrereという馬が勝ったようですが、さすがによく分かりません。毎年、同じことを書いています。

ゴドルフィンマイル(GII、AW1600m)はVariety Clubが勝ちました。ファイアーブレイクSを勝った後(ブログ)、ブルジュナハール(GIII、AW1600m)は2着でした。まあ、評判の馬でしたから、順当勝ちでしょう。
ブライトラインは5着。健闘したと言っていいでしょう。

ドバイGC(GIII、T3200m)はCerterachが勝ちました。前走、ナドアルシバトロフィー(GIII、T2810m)を勝ち、連覇を狙ったCavalrymanが2着。Certerachはナドアルシバトロフィーでは3着でした。
Cavalrymanと同じHalling産駒。配合内容は異なり、美しい異系交配のCavalrymanに対し、Northern Dancer主導が明確な配合です。こちらもなかなかよくできています。

UAEダービー(GII、AW1900m)はToast of New Yorkが勝ちました。Thewayyouare産駒。
Northern Dancer 4 . 5 x 4 . 5 . 5という分厚いクロスとRaise a Native 4 x 6でリードする配合ですね。ダービーに登録したそうです(記事)。前面のクロスからは距離が伸びれば伸びるほどという感じはありませんが、AlibhaiやWild Riskをクロスしていて、どれくらい距離延長に耐えるか注目です。

アルクオーツスプリント(GI、T1000m)はExceed and Excel産駒Amber Skyが勝ちました。地元香港のセンテナリースプリントCからの連勝です。
Exceed and Excel産駒だと父のNorthern Dancerクロスを引き継いだ配合が多くなりそうな感じがありますが、ExcelebrationEarthquakeのようにNorthern Dacnerをクロスしない配合でも結果を出しています。
Amber SkyはExcelebrationと同じく、完全異系交配ですね。

ドバイゴールデンシャヒーン(GI、AW1200m)はNadeem産駒Sterling Cityが勝ちました。こちらもAmber Skyと同じく豪産の香港調教のセン馬でDanehillの系統です。GIは初勝利みたいです。
いい配合、って感じはしないですが、LalunクロスやBletchinglyがStar Kingdomを内包している点など、見るところがあります。

さてさて、ドバイデューティフリー(GI、T1800m)でジャスタウェイがメインイベントと言っていいパフォーマンスを見せました。トウケイヘイローが作った速い流れを豪快に突き抜けて6馬身1/4差。従来のレコードを2秒以上更新する衝撃のパフォーマンスでした。Frankelかと思いました。この驚くべきパフォーマンスにRacing Postはたまらず本年暫定世界一のRPR130を付けました(記事)。これは昨年の4歳以上芝世界最高だったオルフェーヴルに並び、香港スプリントで129を得たロードカナロアを上回ります。まだ3月が終わった段階で本年のチャンピオンクラスの評価を得ました。
逃げたトウケイヘイローは力みもあって7着、ロゴタイプはトウケイヘイローのペースに巻き込まれたのもあり6着でした。ジャスタウェイの衝撃のパフォーマンスを引き出したのはトウケイヘイローの逃げでした。

ドバイシーマクラシック(GI、T2410m)を勝ったのも日本調教馬ジェンティルドンナ。前走6着からの巻き返しです。直線で出すところがなく、ピンチかと思いましたが、進路を見つけるや否やあっという間に抜け出しました。オルフェーヴルを弾き飛ばした加速力は健在でした。
デニムアンドルビーは10着。

ドバイWC(GI、AW2000m)はGodolphinのAfrican Storyが勝ちました。Pivotal産駒。
マークしていなかった馬ですが、配合はきれいです。Northern Dancer主導で、Hurry Onが効きまくっているという個性があります。
ベルシャザールは11着、ホッコータルマエは最下位16着。
ドバイWCをヴィクトワールピサが、アルマクトゥームチャレンジR3をレッドディザイアが勝っているように、芝適性がある馬の方がいいかもしれませんね。

サラブレッドの5つのGIレースのうち、芝の2レースは日本調教馬、スプリントの2レースは香港調教馬が独占し、東アジア勢の活躍の目だちました。