うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

レッドアゲート

2008-04-27 22:41:28 | 競馬日記
フローラSを勝ったのはマンハッタンカフェ産駒レッドアゲートでした。マンハッタンカフェ×スキャン×シーホーク×ネヴァービートでなかなか見事な累代配合です。
曾祖母トーエイプリンセスは天皇賞馬リキエイカンの全妹ですね。母セカンドチャンスはダービーGPのテイエムメガトンの全妹。牝系はフロリースカップ系スターリングモア分枝です。高祖母モンテホープは宝塚記念のスズカコバンの祖母、オイスターチケットの曾祖母(つまりブラックシェルの高祖母)です。
注目していたシングライクバードはここでも不器用さを見せた上に直線で伸びきらず5着で、オークスの権利が取れませんでした。レッドアゲートと血統表を見比べれば仕方がないかなと思ってしまいます。シングライクバードも母が2つの重賞で2着、祖母が重賞2勝という意味では良血なのですが。
(余談:テイエムメガトンの場合は母父が純然たる欧州血統のシーホークにほぼアメリカ血統の父スキャンというのはちょっとやり過ぎかと思います。ローカルダート向きな感じがします。祖母トーエイプリンセス内のネヴァービート、月友が父のアメリカ系を生かしてくれたのが救いではありますが。しかし、そこにマンハッタンカフェを持ってくれば、シーホークがいい味を出していてこれで良かったんだなあと思います。サンデーサイレンスはフランス血統を持つのが特徴ですし、シーホークがMahmoudを持つのもいいです。)

QエリザベスIICに出走したマツリダゴッホは6着でした。勝ったArchipenkoは前走ドバイDFは3着でした。DFの4着はウォッカ。ウォッカは強いですね。Archipenkoの配合について、「エルコンドルパサーと見比べてください」と書きました(ブログ)。Rough Shodの系統は牝系の近親交配をするのが一つの形になっています。一番えげつないのはナショナルSを勝ったFatherlandでしょう。エルコンドルパサーの母サドラーズギャルはこれに準ずる形です。

チャンピオンズマイルに出走したマイネルシーガルはしんがり負けでした。負け過ぎですが、ここで勝てる力はないです。勝ったのはGood Ba Ba。今の香港マイルのエースなのでしょう。こちらはLt. Stevens=Thongのクロスを持ちます。

今日の競馬など

2008-04-26 21:46:22 | 競馬日記
オーシャンエイプスがOP勝ちです。
昨春はクラシック路線に乗ろうとしてきさらぎ賞や青葉賞に挑戦して失敗しましたが、自己条件に戻って順調な出世です。

OPまで上ってきたニュービギニングは前走大阪ーハンブルクCを3秒差の大敗、今日のメトロポリタンSは2.2秒差の8着でした。まだまだ力が足りませんが、もうちょっとペースになれて行ければいいように思います。

前走ダートでようやく勝ち上がったダノンマスターズは滝桜賞(500万下)でしんがり負けでした。前走のレベルも低かったですし、今後も厳しい戦いになるでしょう。

明日のフローラSの注目馬は白毛馬ユキチャンとシンボリクリスエス産駒シングライクバードです。ユキチャンは日本における白毛馬初の重賞勝利を目指します。シングライクバードは血統的に注目です。オークス向き、東京向きとの評判ですが、ゼロ交配を使わないPhalaris5段付け、ゼロ交配を使わないRoberto近親交配で、大レースでの実績のない配合のように思います。ここでいい勝負をしてオークスに行けるのか、オークスではどのような走りをするのか、注目です。

海外でもクラシックレースが始まっています。
GIIIになってしまった伊2000ギニーを勝ったのはHigh Chaparral産駒Senlisです。High Chaparral産駒による初重賞勝利です。母父ウォーニングが非常に好みです。High Chaparralの配合の特徴だったDjebelも生きています。

名人戦

2008-04-24 20:55:43 | 日記
名人戦の第2局が終わりました(記事)。

初戦を変な落とし方をしたように見えた羽生二冠が積極的で柔軟な指し回しを見せました。

この1年間のタイトル戦は誰と誰が対戦しても防衛側がなぜか優位なので、ここを落とせば雰囲気的にも極めて厳しい状況になったと思います。

gooブログを旅しようキャンペーン

2008-04-24 20:55:00 | 日記
「gooブログを旅しようプレゼントキャンペーン」というのをやっているようです。


キーワードは
「gooブログ たのしい仲間 100万人」
でした。

他のものは現時点でそれなりに満足しているものを持っているし、液晶テレビが欲しいです。
地デジチューナー内蔵テレビがそろそろ欲しいです。それが液晶でフルハイビジョンならなお良い。
当たってくれないかな。

金縛り

2008-04-23 21:48:25 | 競馬日記
皐月賞は最近よく見る金縛りのレースでした。
ペースは遅くならないだろうという戦前の評判でしたが、実際にキャプテントゥーレが作ったペースはスローでした。ある程度流れた方が走りやすい馬が多かったのですが、団子状態の金縛りで、キャプテントゥーレの思うように全てが進みました。
引っかかって前に行く(引っかからなくてもある程度先行した方が走りやすい)と思われていたショウナンアルバが変に落ち着いてしまったのが一つ目の誤算であり、1番人気マイネルチャールズのポジションが二つ目の誤算でした。
傑出馬がいない混戦の中で、キャプテントゥーレ以外の馬は特に勝負することなく敗れ去り、不満の残るレースでした。川田騎手だけが褒められるべきです。
そのキャプテントゥーレは骨折で年内絶望です。激走の代償は大きかったですが、得たものの方が大きいです。

大荒れの桜花賞の教訓から、手広く取り上げたのですが、その中で最後に選んだ馬が勝った皐月賞でした。サンデーサイレンス系がいつまで持つかも非常に興味があるのですが、久しぶりに牡馬クラシックをサンデーサイレンス系の馬が勝ちました。短距離、スローペース、牝馬戦ではまだまだ活躍の余地がありそうです。

ダイワスカーレットは故障したようです。休養明けの一叩きに選んだレースに問題があったように思います。
並ばれかけた瞬間にスイッチが入ったように突き放した姿はフジキセキの弥生賞を思い出させました。

泣ける漫画、これは読んでおいたほうが良い漫画

2008-04-23 21:35:53 | 日記
インターワイヤードが行った漫画に関するアンケートの結果です。
泣ける漫画これは読んでおいたほうが良い漫画を調査したそうです。

「ONE PIECE」は読んだことがないのですが、「SLAM DUNK」は特に泣けるようなシーンを思い出せません。私が選ぶなら「CIPHER」です。私が選ぶ少女漫画の1位でもあります(ブログ)。
これは読んでおいた方がいい、という表現になれば推薦する漫画はちょっと異なり、「BANANA FISH」、「コナコナチョウチョウ」、「星の瞳のシルエット」あたりを薦めたいです。読んでおいた方がいい、と言われれば、時代背景であったり、テーマであったり、技術であったり、その辺のところも加味してしまいます。少女漫画に興味があるならこの辺は押さえてくれ、ってところを薦めてみたくなりますね。

マーティ・フリードマン

2008-04-20 22:49:04 | 日記
Megadethの元ギタリスト、マーティ・フリードマンを最近よくテレビで見るのですが、彼がなぜ日本にいるのか不思議でした。
そのマーティはJ-POPの批評をやっているのですね(マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り)。
J-POPに対する造詣の深さに驚きました。また内容に大部分で共感ができます。

・マーティも「叫び声で高音をアピールするような"上手い"女性ボーカル」に対して批判的なようですが、大学時代に同様のことを友人に激しく説明した記憶があります。当時はアメリカの某女性ボーカリストの第一次ピークで、日本でもドラマの主題歌に使われたりして人気がありました。それで、日本ではあのようなすごい歌手がいないだどうだという話になり、そもそもあんな歌い方をする必要がないだろう、7オクターブ出ることを自慢したければドレミファソラシドで7オクターブ出して満足していたらいい、と言い返しました。7オクターブ出れば便利であることは認めています。

・パクリに関する考え方もだいたい同じような感じなんじゃないかと思います。いいものを作る、面白いものを作る、というのが重要で、あまり縛りすぎても不自由なだけではないでしょうか。もちろんやり過ぎは困ります。昔、サビの部分がFun Factoryの"I Wanna B with U"にそっくりの曲を某グループが発表して、CMでがんがん流れたことがありました。最初に聞いたときに、「ああ、これはFun Factoryのカバーだ」ってことを嫁に説明してインターネットで調べたら、あれは大丈夫なのか、という騒動がまさしく起こり始めたところでした。あそこまで露骨なのを聞いたのは初めてだったので動揺しました。気付いていないだけであの程度ならよくあることなのかもしれませんが、「全く同じ」に感じる曲がCMで流れたのを聞いたのは個人的に初めてでした。

・宇多田ヒカルがアメリカで出したCDについて、非常に残念に感じました。なぜ、向こうの土俵に上がってしまったのか不思議でした。自分の良さを出したものを売ればいいと思います。

・polyrhythm大絶賛!公共広告機構のCMを見たときに、これは来た!と思いました。PerfumeのCDはまだ持っていませんが、capsuleなら2枚持っています。


私のもっているCDはほとんどが洋楽なのですが、J-POPが駄目と思っているからではありません。もともとはアイドル的な曲にも興味がありましたし(昔はアイドルの出る音楽番組が多かったですからね)、小・中学生時代によく聞いたのは中島みゆきと竹内まりやでした。転機となったのは高校時代で、この時期は完全に部活中心で中島みゆき、竹内まりやとThe Beattlesぐらいしか聞いていませんでした。それで大学に入って気がついたらJ-POPの現況が全く分からなくなっていました。(高校時代から時代について行っていないような雰囲気は自覚していましたが。CHAGE and ASKAの"SAY YES"が流行ったときには、なんで今頃菊池桃子の話をしているのだろうと冗談ではなくて本当に思っていました。)そのうち、小室ファミリーブームが起きて、みんなが同じ方向に行くのに嫌気がさして洋楽に逃げ込んだのです。

以上、音楽に対するどうでもいい戯れ言でした。

皐月賞展望

2008-04-18 21:04:08 | 競馬日記
マイネルチャールズは唯一の重賞2勝馬であり、この馬が1番人気になるはずです。レースぶりも堅実でここでも大崩れはないと思われます。
しかしながら心配はあります。一つ目はラフィアンの馬であること。クラシックが始まる頃には調子が落ちている印象です。二つ目は余計なレースを走っていること。ホープフルS→京成杯→弥生賞と中山2000mを3連勝ですが、常識的には京成杯が余計です。

桜花賞でのオディールの凡走もあり大物度を疑われているクロフネ産駒ですが、ブラックシェルに注目しています。こちらもマイネルチャールズと同じ6戦で、ホープフルS(2着)→福寿草特別(1着)→きさらぎ賞(大敗)→弥生賞(2着)です。きさらぎ賞はデブデブで出て来たので消耗は少ないでしょう。
ブラックシェルの配合で思い出すのは皐月賞2着のコスモバルクです。Northern Dancer父系で母内にテスコボーイクロス。このパターンの配合で皐月賞に駒を進めたのはコスモバルクとブラックシェルだけです。ブラックシェルは不器用な大型馬なので当てにはしづらいですが、期待しています。

ショウナンアルバにとって大外枠がどう影響するしょうか。抑えようとして抑えがきかなくなる可能性もありますし、むしろ馬のリズムで気分よく走れる可能性もあります。力はある馬ですので、力を発揮して欲しいです。

スプリングSでショウナンアルバを下したスマイルジャックはおつりがあるのでしょうか。前走は馬体重10kg減でした。中山で重賞を勝ちましたが、タニノギムレット産駒はあまり中山が得意でない印象です。鞍上の小牧太は魅力です。

同じくタニノギムレット産駒スズジュピターはまさしく中山下手という感じの成績です。馬場が荒れるのもマイナスかもしれません。

アグネスデジタル産駒ドリームシグナルは前走破れたものの、今回は走り頃なのかなと思っています。若い吉田隼人騎手がどう乗るかも注目です。

2着3着がスズジュピター、スマイルジャックだった東スポ杯を勝ったフサイチアソートは休み明けの前走弥生賞を大敗しました。しかし横山ノリちゃんがどう導くのか楽しみはあります。不気味です。

きさらぎ賞を勝ったレインボーペガサスはスプリングSでは7着でした。アンカツらしい一発が見られるのでしょうか。

期待されながら重賞では勝てなかったノットアローンは若葉Sを勝ってここに滑り込んできました。ただこのクラスでは難しいんじゃないかと見ています。

新馬を勝ったときから私が期待していたフローテーションはスプリングS2着に入って、ここに出走ができました。馬場が荒れるのは苦手なタイプのようですので、馬場状態が心配です。

母エアトゥーレ、祖母スキーパラダイスの良血馬キャプテントゥーレは朝日FS3着、弥生賞4着です。ちょっと足りないんじゃないかなと思います。

この中ではレインボーペガサス、ノットアローン、フローテーション、キャプテントゥーレの4頭がサンデーサイレンス系です。サンデーサイレンスの神通力がどこまで残っているのかも注目です。

波乱の桜花賞

2008-04-13 21:46:36 | 競馬日記
勝ったのはフレンチデピュティ産駒レジネッタ
フレンチデピュティは昨年のピンクカメオに続き牝馬のGI級馬を出しました。
小牧騎手は本当にうれしそうでした。地方の名ジョッキーでしたが、中央移籍後は後輩岩田康誠騎手ほどの結果が出ず苦しんでいました。

大荒れのレースで先日私が取り上げた有力どころは全て吹っ飛びました。
その中でソーマジックが3着に入りました。主役組との力差を心配しましたが、有力どころの取り消し、不調、出遅れ、仕掛け遅れで、レースのレベルが下がったのもあり、問題ありませんでした。桜花賞よりオークスと思われることの多い血統ですが、オークスより桜花賞の方が狙い目だろうと思っていました。オークスはどうなるでしょう。とにもかくにもこの1戦を無難にこなしたのはプラスになるとは思います。

全てがうまく行っていると書いたトールポピーは誤算の馬体重10kg減。消極的な騎乗も体調を考慮してのことかもしれません。仕方がないですね。

リトルアマポーラはスタートがよくありませんでした。

私が取り上げた馬の中で最低着順だったのは3強の一角オディールでした。不安的中と言ったところです。
それにしても前2戦はチグハグでした。ハイペースを先行して差された阪神JF、スローペースで強烈な末脚を使ったトライアル。特にトライアルでのあの末脚は完全に無駄であり、がっくり来てもおかしくないように感じます。騎手の乗り方に問題がありました。どうやって立て直すのでしょうか。阪神JFとチューリップ賞でまともな乗り方をしていたら3連勝もあったかもしれないだけに非常にもったいないです。

ポルトフィーノは母に続き取り消し。遺伝ですね(??)。