うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ケンタッキーダービー戦線

2012-02-28 21:54:37 | 競馬日記
あと2ヶ月もあってこれからまだまだ有力馬の入れ替わりがあるのですが、現時点でのケンタッキーダービーの有力馬です。

前売り1番人気はUnion Rags。昨年のBCジュヴェナイルではHansenに遅れをとりましたが、今期初戦ファウンテンオブユースSを4馬身差で楽勝しました。

2番人気はAlgorithms。ホーリーブルSでHansenを破って一気に主役級に躍り出ました。ファウンテンオブユースSでUnion Ragsと激突する予定でしたがスクラッチ。

3番人気、4番人気に2歳チャンピオンHansenとリズンスターSを勝ったEl Padrinoが続きます。

Union RagsはMr. Prospector 4 x 3、Northern Dancer 3 x 4と2種類の奇跡の血量を持つのですが、それよりも強調したいのは近年のアメリカダートのトップホースには珍しく、豊富なHyperionを持つことです(昨年のケンタッキーダービー馬Animal KingdomもHyperionが豊富な方でした)。ハイハット内Hyperionを生かしたアメリカダート馬といえばサンダーガルチを思い出します(そのライバル、ティンバーカントリーもSwaps 4 x 3を軸としてHyperionが大きな影響を持っていました)。シンプルな配合ではないですが、迫力を感じます。

AlgorithmsはBernardini産駒。なんと言ってもFappiano 4 x 3がポイントで、そのスピード源Dr. Fagerが父方Quiet Americanの存在によって5 . 6 x 5になっています。昨年のプリークネスS馬ShacklefordもFappianoのDr. Fagerのスピードが生きていました(Graustark = His Majestyを持つ点も共通します)。

HansenとEl PadrinoはどちらもPulpitの系統。Hansenは先日フェブラリーSを勝ったテスタマッタと同じTapit産駒、El PadrinoはPulpit直仔。似たところのある配合ですが、Hansenの方はRaise a Native系列ぐるみ、El PadrinoはMr. Prospector 3 x 3は中間断絶で、Secretariat 4 x 5がリード。この系統はあまり好みではないのですが、どちらかと言えばEl Padrinoの方が好きです。

で、この上位馬を信用して3冠レースを予想すれば、ケンタッキーダービーはUnion Ragsが押し切る、プリークネスSはスピードでAlgorithmsが優る、ベルモントSはUnion Ragsか、伏兵か、という感じです。

もちろんこれからも有力馬が出てくるでしょう。この世代にはケンタッキーダービー馬Mine That Birdの半弟Dullahan、BCレイディーズクラシックのRoyal Deltaの全弟Empire Way、BCディスタフのUnbridled Elaineの仔Out of Boundsなどの良血馬がいます。
個人的に気に入っているのはOut of Boundsです。既に重賞シャムS(GIII)を勝っています。In Reality、Buckpasser、Dr. FagerがBull Dogで結びつく配合で、Real QuietShacklefordRoyal Deltaなどと共通性があって、よく出来ているのがわかると思います(Royal Delta全弟のような既に実績のある配合もいるのですが、Out of Boundsもいい配合だと思います)。

追記:ファウンテンオブユースSをスクラッチしたAlgorithmsは右前脚副管骨の骨折のため、手術が必要なようです(記事1記事2)。3冠戦はパスで、夏以降の復帰になる予定。有力馬の1頭が欠けることになり、他の馬にもまだまだチャンスがあります。

Silent Name

2012-02-23 19:58:10 | 競馬日記
海外で種牡馬生活を送っているサンデーサイレンス産駒で、今一番ホットなのはDabirsimを出したハットトリックなのですが、Silent Nameも頑張っているようですね(記事1記事2)。

Silent Nameはヴェルテメール兄弟の自家生産馬として白老ファームで生まれ、フランスで3歳まで走り、4歳からはアメリカに移籍して2つのGIIを勝ちました。
2008年にケンタッキーの名門Adena Springsで種牡馬入りしましたが、2009年、2010年はカナダのGardiner Farmsで供用されたり、ブラジルのHaras Ponta Poraにシャトルされたり(記事)、忙しく動いていたようです。ニューヨークの名門(馬産の中心ではないニューヨークのスタッドですが、Funny Cideに敬意を表して名門と呼ばせてもらいます)McMahon of Saratoga ThoroughbredsにAdena Springs at McMahon of Saratoga ThoroughbredsとしてAdena Springsの種牡馬が繋養されることになって(wikiにはAdenaに買収されたとありますが、そのソースを探せない。Adenaの種牡馬がMcMahonに繋養されることになったことについての記事)、2011年からはそこに移動して供用されています。

日本で生まれて、フランス、アメリカで走り、アメリカ(しかも国内を移動)、カナダ、ブラジルで供用された国際派です。McMahon of Saratoga Thoroughbredsにはドバイでゴドルフィンマイルを勝ってGodolphinに移籍したユートピアもいます。サンデーサイレンスにしてもノーザンテーストにしても、日本ローカルの血にするメリットはないので、どんどん世界中に広めていって欲しいです。

ロイヤルアカデミー死亡

2012-02-22 23:48:28 | 競馬日記
Royal Academyが亡くなりました(記事1記事2)。

Nijinsky直仔のスピード馬で、ジュライCとBCマイルを勝ちました。Coolmore Irelandで種牡馬生活をスタートしましたが、その後、世界中で活躍し、日本でも1997年に1年だけ供用されました。
Val RoyalBel Espritなどの後継種牡馬に恵まれ、BCマイルを父仔制覇した正当な後継者Val Royalは英愛2000ギニー馬のCockney Rebelを出して父系を伸ばしています。Bel Espritは史上最強クラスのスプリンターBlack Caviarの父ですね。

あれだけ栄えたNijinskyの系統も、父系を確実につないでいるのはNiniskiとRoyal Academyの系統くらいになっています(ブログ)。時代の終わりが近づいています。

先週の競馬

2012-02-20 20:27:40 | 競馬日記
先週の競馬と言えば、なんと言ってもBlack Caviarが無敗の19連勝を達成したことでしょう(記事)。

11日に初めての1400mとなるオールSに出走しましたが、まるで調教でもやっているかのような大楽勝でした。そこから2F短縮して、18日に連闘でライトニングSに出走しました。スタチューオブリバティ産駒のGI2勝馬Hay Listが食い下がり、調教のような楽勝とは行きませんでしたが、それでも1馬身3/4差。終わってみれば完勝でした。
今後の予定として、ドバイやロイヤルアスコットが持ち上がっているのですが、その前にフューチュリティSに3連闘で向かう可能性があります。

さて、Black CaviarとFrankelはどっちが強いんだ、ってことになりつつあります(例えば記事)。同一国内で、適距離がかぶっている馬の話なら何回か直接対決してみれば決着が付くことですが、違う国で違う距離を走っている馬の強さの比較ってのは難しいにもほどがあります。で、直接対決でって言っても、ロイヤルアスコット(しかも8FのクイーンアンS)で対決するならそりゃホーム側が有利だろうと思いますね。もちろんアウェーでこの距離で勝つなら文句なくBlack Caviarが上ということになりますが。
ちなみにセックスアローワンスを4ポンドとすれば昨年のWTRでは互角の評価でした(ブログ)。


もう一つの話題はAnimal Kingdomの復帰でしょう。昨年のベルモントS以来のレースをガルフストリームパークの芝8.5Fの条件戦で迎えました(記事1記事2)。

芝での復帰戦になりましたが、何の予備知識もなく血統表を見せられたら普通は芝馬だと思ってしまう配合です(ブログ)。やっぱり芝でも走れそうですね。次戦はドバイWCとなる予定。
この馬の重賞勝ちはケンタッキーダービーとポリトラックのスパイラルS。サーフィスを問題にしない点は大きな魅力であり、日本馬にとっては大きな脅威です。


ドバイWCを目指すトランセンドがフェブラリーSに出走しましたが、勝負所で全然動けず7着。かなりずぶい感じで、マイルはもう合わないかもしれません。
ドバイWCはタペタの2000mですから、昨年同様であればもうちょっと楽に前に行けるかもしれません。が、スマートファルコンがペースを作るでしょうし、そうなるといいポジションで直線に入れるかどうか。バテない強みを生かして叩き合いに持ち込む必要があります。

豊が乗ってどんな戦法を取るか注目されたエスポワールシチーは、トランセンドをマークするポジションでレースを進めましたが、動けないトランセンドにフタをされる格好になって脚を余して5着でした。トランセンドを信用したのが裏目に出ました。ただ、最後の脚はまだ終わってはいないと思わせてくれるに十分で、復活を期待できるレースになりました。

フェブラリーSを勝ったテスタマッタはドバイWCに選出されれば出走する予定です。スマートファルコンが十中八九ハイペースを作ってくれるわけですから、届かなければごめんなさいで、末脚勝負のギャンブル競馬でいいと思います。

Shirocco甥

2012-02-15 20:14:07 | 競馬日記
Shiroccoの甥がフェールホフ牧場で生まれたようです(記事)。
母So SquallyはShirocco全妹(ブラックタイプ)。産駒はGalileoの仔になります。

Galileo × So Squally

父Galileoでは眠っていたドイツの血が母父Monsunとの組み合わせで目覚めていますね。なかなかいい配合だと思います。メジャーな父の産駒であってもドイツ血統の普及でこういう配合が増えてきているように思います。例えばワークフォース。Urban Sea半弟の産駒です。
Darley Europeで供用されているMonsun産駒のShirocco、Manduro(King's BestもDarleyですね)、Coolmore Irelandで供用されいている母父SurumuのHurricane Run(もちろんGalileoもCoolmore)、アガカーンスタッドで供用されているGalileo半弟Sea the Starsのような若い世代の種牡馬もいますので、ドイツ血統をクロスする形は世界的に普通に見られるようになっていくことでしょう。日本でもマンハッタンカフェがリーディングサイアーになりましたし、King's Best産駒ワークフォースも今年から社台で供用されています。繁殖牝馬として大成功しているビワハイジによって牝系からも血は広がっていきますし、エイシンフラッシュの母ムーンレディ、導入される予定のStacelitaDanedreamと急速に駒が揃いつつあります。過去のドイツ血統馬には社台が導入したスタイヴァザント、北海牧場のホッカイダイヤホッカイルソーの母父)、スーパークリークの父ノーアテンションなどがいましたが、血を普及させるところまでは行きませんでした(ノーアテンションは十分に成功したと言っていいはずですが、今ではファッショナブルさを失って影が薄いですね)。今回のドイツブームは質・量ともに申し分なく、世界的流行の後押しもあり、一気にドイツ血統が日本に根付くことになるでしょう。アメリカでは昨年、Animal Kingdomがケンタッキーダービーを勝って驚かせました。その母ダリシアは社台にいます。

Shiroccoの姉妹では半姉ショアーが輸入されています。持込ショウナンバーズはTiger Hill産駒で2勝。今年の3歳馬エックスマークがデビュー前から評判だった馬ですが、2着3回、3着1回と勝ちあぐねています。
実はManduroの半姉も輸入されており、現3歳の産駒はディープインパクトの仔です。それがワールドエース。3歳馬の中で一番強い競馬をしている馬です。

エックスマークとワールドエースはよく似ていますね。母の弟はMonsun産駒の名馬。母はAcatenango産駒。祖母父がNorthern Dancer直仔でNorthern Dancer 5 x 4が発生。どちらもいい配合なのですが、えらい差ができてしまいました。
エックスマークは脚部不安の噂もありましたし、デビュー直前に一頓挫ありました。競走馬として成功するかどうかの要素は血統から運まで数多くあるのですが、順調さの差というのも大きく影響するように思います。

父ステイゴールド×母父メジロマックイーン

2012-02-13 19:50:10 | 競馬日記
父ステイゴールド×母父メジロマックイーンからまた重賞勝ち馬が出ました。共同通信杯は快進撃を続けるディープインパクト産駒のディープブリランテが抜けた人気を背負ったのですが、ゴール前でゴールドシップが交わしました。

これで父ステイゴールド×母父メジロマックイーンの重賞勝ち馬は4頭。他は3冠馬オルフェーヴル、春秋グランプリ連覇ドリームジャーニー全兄弟と重賞2勝フェイトフルウォーです。馬名登録されているのは後3頭で、メジロサンドラの娘メジロミドウ、メジロシャープの娘メジロアレグロと、タイアップです。

メジロミドウは2勝で重賞にも出走経験がありますが、タイアップは未勝利、メジロアレグロは不出走。メジロミドウまでの活躍馬と残り2頭の差が何かということになります。で、血統表を開いて違いを探すのですが、気になる点はノーザンテースト内Victoria Parkです。五十嵐氏理論的にはアウトサイダーVictoria Parkは邪魔な存在扱いされてしまいますが、メジロミドウまでの活躍馬ではVictoria Park内Flaresがクロス馬になって穴がふさがっています。
そう思いながら2010年産の馬を探すと、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンは2頭。1頭はオルフェーヴル、ドリームジャーニー全弟。評判も上々で、何もなければ当然走ってくると思われます。もう1頭はステイゴールド × シャープキック。穴がふさがっていないですね。余計なクロスのない点とノーザンファーム生産であることは魅力ですが(ゴールドシップ以外の重賞勝ち馬は社台生産)、今までの活躍馬とは血統的傾向が少し違うということになります。ノーザンテーストクロスを持ち、余計なクロスがない点ではオルフェーヴル=ドリームジャーニー全兄弟寄りで、Victoria Parkの弱点が埋まらず、曾祖母の父がノーザンテーストである点は未勝利のタイアップと同じです。育成の力で何とかなるのか、そして父ステイゴールド×母父メジロマックイーンなら基本的に何でも走ってしまうのか。注目すべき馬はこっちということになります。

ゴールドシップの牝系は下総御料牧場の星旗系。持込の帝室御賞典馬クレオパトラトマスの娘で桜花賞馬ハマカゼの子孫です。母ポイントフラッグは1勝馬ながらチューリップ賞2着で、桜花賞、オークス、女王杯の3つのGIに出走しました。
管理する須貝尚介調教師は、父であり師匠である須貝彦三元調教師のかつての管理馬で騎手時代の自身のお手馬であったポイントフラッグの仔で、調教師としての重賞初勝利を挙げました。


京都記念の方は武豊騎乗のトレイルブレイザーが勝ちましたね。4角で早々と先頭に立ち、押し切りました。メジロマックイーンみたいだなと思ったのですが、中団より後ろにポジションをとった有力馬の動きが遅くて、トレイルブレイザーにさあ勝ってくれというお膳立てをしてしまったように思います。
その10分後にメジロマックイーンの孫が重賞勝利。

Boundary、スリープレスナイト死亡

2012-02-07 20:13:20 | 競馬日記
記事タイトルのBig Brown, Diesの部分が目に入って、まさかそんなに簡単に死ぬとはと思ったのですが、亡くなったのは父のBoundaryでした(記事)。老衰のため安楽死とのこと。

BoundaryはGIIIを2つ勝っただけの馬ですが、Claiborne Farmで種牡馬入りし、GI2勝馬Pomeroyや何頭かの重賞勝ち馬を出し、競走成績以上の種牡馬成績を残しました。そしてなんと言っても2冠馬Big Brown。Boundaryは父Danzigで、母父と祖母父が非主流のDamascusとRound Tableという配合。Big BrownはNorthern Dancer 3 x 3、Damascus 3 x 4、Round Table 4 x 5という目を疑うクロスが絶妙なバランスを保つ非常識な名配合でした。
Danzigはアメリカの早熟スピード血統のはずだったのですが、アメリカでは勢いがなく、Langfuhrが2007年に5位に入ったのがリーディング10位以内に入った最後です。
Big Brownはドーピングもありましたから種牡馬としては未知数なのですが、Three Chimneysでいい待遇を受けているはずですので、アメリカにおけるDanzig系再興を期待しましょう。


こちらは早世です。最優秀短距離馬スリープレスナイトが亡くなりました(記事)。

直仔にヒシアマゾン、曾孫にアドマイヤムーンを出して牝系を広げつつある愛1000ギニー馬Katiesの孫。5連勝でスプリンターズSを制しました。全盛期は本当に強かったですし、順調さを欠きスプリンターズSから直行した宮記念、更にそこから直行したセントウルSの2着も強かったです。
産駒は2頭でどちらもディープインパクト産駒。1歳馬が牝で、当歳馬が牡です。

ディープインパクト × スリープレスナイト

牝馬が確保できたのは喜ばしいですが、配合としてはあまり納得できないです。クロフネのところだけ世代が新しいのが気になってしまいます。
best to best配合だけでなく、例えばカジノドライヴ × スリープレスナイトのような狙った配合も見たかったのですが(例えばですよ)、こんなに早く亡くなったのではどうしようもありません。

Googleからの一部脱出

2012-02-06 20:24:25 | 日記
検索と言えばGoogle、フリーメールと言えばGmail、フィードリーダーと言えばGoogleリーダー、動画と言えばYoutube、ブラウザと言えばChrome、クラウドオフィスツールと言えばドキュメントと言う時代なのですが、3月1日から新しいプライバシーポリシーに切り替わることになり、これが各所で問題として取り上げられています(記事1記事2)。

Googleはあまりに巨大で、これに際限なく個人情報を預けることができますが、だからといって何でもかんでも情報を預けられるほど信頼性があるかと言えばそんなことはあり得ないということになります(そもそも一企業にそんな信頼を寄せることがクレイジーです)。
ですからGmailは使っていますが、メインのフリーメールは2000年以前から使っていたYahoo!メールですし、Bloggerがすごくいい、ブログを書くならBloggerにすべしと言われ(記事)、そりゃブログでお金儲けをしたけりゃBloggerがいいのかもしれませんが、私が使うのはgooブログですし、Chromeがシェアを伸ばしていると言っても、私が使うのはかたくなにSafariFirefoxなわけです。

最近のGoogleにはいくつか不満があります。
Youtubeのトップページが1月にリニューアルされましたが、「あなたへのおすすめ」のところの精度が悪くなったように思います。例えばAKB関連の動画をクリックした記憶がないのですが(もちろん大量にAKB関連の動画があって大量の情報が流れていますから、記憶にないだけでクリックをしたことくらいあるのでしょう)、おすすめにじゃんじゃん上がってきます。見ないから右上の×ボタンでその動画を表示から消すのですが、ちょっと後にトップページにアクセスすれば消したはずの動画がまた表示されています。以前はこんなことはなかったと思うのですが、何かの嫌がらせかと思います。→その後、「再生履歴」をあさってみたところ、何回かAKB関連を見たことがあることが判明。徹底的に探し出して、全て(と言っても3回くらい)履歴から削除したところ、無事おすすめに表示されなくなりました。→ダメ。全然ダメ。表示されなくなったのは一瞬で、しばらくするとまた嫌がらせが始まる。
検索については、インスタント検索は要らないから早々とオフにしたのですが、パーソナライズ検索も特に要らない機能です。調べたいことがあるから検索するのにリーダーに登録していますとか言われてもそんなもんは知っているとしか言えないですね。それでも我慢してGoogleを使ってきましたが、いろいろめんどくさそうだからここいらで検索だけでもBingに乗り換えてみようかと思いました。

Bingが使いやすいかどうか、検索結果が妥当かどうかはよく分かりませんが(妥当性の基準もよく分からない)、そんなに悪くないように思います。使い勝手に関してはGoogle検索では横に出ていた「期間指定」がないのが不満ですが、検索結果に関しては、Google検索の結果に慣れていたので、新鮮に感じます。少なくともこの新鮮さが薄れるまではBingを使い続けることになるのでしょう。GoogleとBingについてはこの記事が感覚的に近いです(記事)。

一企業に個人情報を預けすぎない方がいいと分かっていながらも、特に理由がない限り、つい、一つのところにまとめてしまいがちになってしまうのですが、今回の個人情報を一括管理します宣言は、個人情報をもうちょっと分散させようと思うきっかけになりました。
ちなみにBingって、Googleと仲違いをしたTwitter検索があるんですね(現時点ではYahoo!のリアルタイム検索の方が良さそうですが)。ツイートはGoogleリーダーに取り込んで読もうかと思っていましたが(ブログ)、TwitterはTwitterでやった方が便利そうだという結論に達し、競馬関連をフォローしまくって(もうTwitterをやめたようですが、後藤とか、競馬と関係ないことをツイートしまくる人はもちろんフォローしませんが)、リーダーとして使っています。こちらからツイートするネタはないです。Googleと仲違いしたというのは都合がいいですね。

Belle Watling輸入

2012-02-02 19:36:27 | 競馬日記
ノーザンファームがチリの名牝Belle Watlingを輸入したそうですね(記事)。「非サンデー系の繁殖牝馬として、日本の競馬界に新たな風を送り込むことを期待している」との中尾事務局長の談。

どんな配合の馬だったっけと思ったら、普通でした。チリ産で、新たな風とかいう標語が付くからにはもっと南米血統コテコテかと思いましたが、父Sadler's Wells直仔Dushyantor×母父Storm Bird直仔The Great Shark×祖母父Never Bend直仔Domineau×曾祖母父Damascus直仔Damascus Silverで、4回連続メジャーな種牡馬の仔のアメリカ産種牡馬が付けられています。南米土着血統が出現するのは高祖母の部分のみ。南米ならではの特殊性がほとんどない、普通の配合です(良い悪い普通の普通ではなく、特殊か普通かの普通)。確かにHaloフリーの南米の名馬ですから、中尾事務局長の談と矛盾はしないのですが。
Belle Watlingはエイシンアポロンの父Storm Bird系×母父Sadler's Wellsの裏返しで、祖母内にSadler's Wellsと相性がいいNever Bendを含みます。母父内のMan o'Warがこんな前にあっていいのかと思うところくらいが気になる点で、他の整合性は取れています。

父Dushyantorはチリのリーディングサイアーで現役時は重賞3勝。Juddmonte出身で、母はSlightly Dangerous。つまり、英愛ダービー馬コマンダーインチーフ、マイルGI2勝ウォーニング、フラワーボウル招待のYashmak、愛ダービー2着のDeploy、フィリーズマイル2着のJibe、ランカシャーオークス(GIII)2着のTotalityのきょうだいです。コマンダーインチーフ、ウォーニングは日本に輸入され、活躍馬を出して成功しました。Deployもマイナー種牡馬ながら伊オークス馬Zomaradah、GIIロイヤルロッジSを勝ち、JCにやってきたMonsを出しています(2000ギニーで合田さんがキノコの名前ではなく日本の騎手の名前を足したものだと解説していたShii-Takeも記憶に残っています)。