フェブラリーSは随分極端な結果になりました。
1着トランセンド(父ワイルドラッシュ×母父トニービン)
2着フリオーソ(父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector)
3着バーディバーディ(父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector系)
4着ダノンカモン(父シンボリクリスエス)
5着マチカネニホンバレ(父シンボリクリスエス)
6着クリールパッション(父ワイルドラッシュ×母父トニービン、祖母はブライアンズタイムの全姉)
父ワイルドラッシュ×母父トニービンが1着と6着。2、3、4、5着は全てRoberto系で2着3着は父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector系、4着5着はシンボリクリスエス産駒。15着に沈んだ父シンボリクリスエス×母父Mr. Prospector系のパワーストラグルだけが例外で、ワイルドラッシュ産駒とRoberto系は全て上位に固まっています。ある血統の馬が激走する現象をブラッドバイアスなんて呼んだりしますが、この観点から分析する人にとっては面白い結果になったんじゃないでしょうか。
トランセンドはドバイ遠征の前哨戦を見事にクリアしました。レーザーバレット惨敗のショックを吹き飛ばしてくれました(フェブラリーSで2着3着に入ってGIで通用するニックスを証明してくれたのが救い)。ゴドルフィンマイルに選出されていますが、ワールドカップの方に選出された場合はこちらに向かう予定です。GI連勝ですからワールドカップに選ばれて欲しいです。ただし、この馬はエスポワールシチー同様、ダート2000mを走ったことがないんですね。JRAにダート2000mの重賞が一つしかありませんから仕方がないのですが。
トランセンドは父母に豊富に含まれるHyperionを背景にKhaled 4 x 5が主導を作り、それに次ぐNearctic 4 x 6もHyperionを内包しています。Wild Againを強調した形態で、Bay Ronaldの血の流れでまとめている点に良さがあり、Court Martialをさりげなく押さえているのも好感が持てます。Swaps全妹アイアンエイジの仔サニースワップスを輸入基礎牝馬とする牝系で、サクラサニーオー、ダンディコマンドのような重賞勝ち馬を出していますが、GI馬はトランセンドが初めてです。サクラダイオーの仔レジェンドハンターもGIを勝ち損ねており、GIには縁の薄い一族でした。
母父トニービンはトランセンドでJGIを合わせて10頭目のGI馬になり、父トニービンのGI馬の数、9頭を上回っています。トニービンは純然たる芝向き種牡馬で産駒のGI勝利は全て芝で挙げたものです。母父トニービンでも基本的には芝向きですが、上位にはハーツクライ、アドマイヤグルーヴのような芝馬だけでなく、最優秀ダートホースのアドマイヤドン、最優秀障害馬のマルカラスカルなどがおり、タイプは様々です。母父トニービンのダート馬と言えばフラムドパシオンが忘れられません。UAEダービーではDiscreet Catには6馬身千切られたものの、あのInvasorに先着しました。トランセンドにも金星を期待します。
1着トランセンド(父ワイルドラッシュ×母父トニービン)
2着フリオーソ(父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector)
3着バーディバーディ(父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector系)
4着ダノンカモン(父シンボリクリスエス)
5着マチカネニホンバレ(父シンボリクリスエス)
6着クリールパッション(父ワイルドラッシュ×母父トニービン、祖母はブライアンズタイムの全姉)
父ワイルドラッシュ×母父トニービンが1着と6着。2、3、4、5着は全てRoberto系で2着3着は父ブライアンズタイム×母父Mr. Prospector系、4着5着はシンボリクリスエス産駒。15着に沈んだ父シンボリクリスエス×母父Mr. Prospector系のパワーストラグルだけが例外で、ワイルドラッシュ産駒とRoberto系は全て上位に固まっています。ある血統の馬が激走する現象をブラッドバイアスなんて呼んだりしますが、この観点から分析する人にとっては面白い結果になったんじゃないでしょうか。
トランセンドはドバイ遠征の前哨戦を見事にクリアしました。レーザーバレット惨敗のショックを吹き飛ばしてくれました(フェブラリーSで2着3着に入ってGIで通用するニックスを証明してくれたのが救い)。ゴドルフィンマイルに選出されていますが、ワールドカップの方に選出された場合はこちらに向かう予定です。GI連勝ですからワールドカップに選ばれて欲しいです。ただし、この馬はエスポワールシチー同様、ダート2000mを走ったことがないんですね。JRAにダート2000mの重賞が一つしかありませんから仕方がないのですが。
トランセンドは父母に豊富に含まれるHyperionを背景にKhaled 4 x 5が主導を作り、それに次ぐNearctic 4 x 6もHyperionを内包しています。Wild Againを強調した形態で、Bay Ronaldの血の流れでまとめている点に良さがあり、Court Martialをさりげなく押さえているのも好感が持てます。Swaps全妹アイアンエイジの仔サニースワップスを輸入基礎牝馬とする牝系で、サクラサニーオー、ダンディコマンドのような重賞勝ち馬を出していますが、GI馬はトランセンドが初めてです。サクラダイオーの仔レジェンドハンターもGIを勝ち損ねており、GIには縁の薄い一族でした。
母父トニービンはトランセンドでJGIを合わせて10頭目のGI馬になり、父トニービンのGI馬の数、9頭を上回っています。トニービンは純然たる芝向き種牡馬で産駒のGI勝利は全て芝で挙げたものです。母父トニービンでも基本的には芝向きですが、上位にはハーツクライ、アドマイヤグルーヴのような芝馬だけでなく、最優秀ダートホースのアドマイヤドン、最優秀障害馬のマルカラスカルなどがおり、タイプは様々です。母父トニービンのダート馬と言えばフラムドパシオンが忘れられません。UAEダービーではDiscreet Catには6馬身千切られたものの、あのInvasorに先着しました。トランセンドにも金星を期待します。