うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

愛ダービー2015

2015-07-29 01:06:43 | 競馬日記
またpednetが死んでいて困っているのですが、その間にかなり配合の良い馬が愛ダービーを勝っています。

Jack Hobbsという馬で、Halling産駒です。HallingはGI5勝でかなり強い馬でした。種牡馬として大きな期待をしたのですが、GIを勝つ馬はなかなか出ず、14歳時種付けの産駒Cavarlymanがパリ大賞典を勝ったのが最初のGI勝利でした。その後、Jack Hobbsを含めてGI馬は4頭。Jack Hobbsは20歳時種付け。DarleyがHallingを見捨てなかったおかげで、普通なら産駒の成績が落ちだしていい年齢になってからGI馬が出るようになりました。

Cavalrymanの配合はかなり褒めたのですが(ブログ)、Jack Hobbsもいい配合です。
5代血統表ではクロス馬が出現しない異系交配。主導はCrepello 5 x 7。Crepello - Donatello - Blenheim - Blandford - Swynfordと系列ぐるみを作るとともに、Crepello内のMieuxce - Massine、Solario - Gainsboroughもクロスして、かなり強烈にスタミナを生かした主導です。それをNearctic、Nasrullah、Tudor Minstrel、Honeywayのスピード、Hyperionのスタミナが支えます。Tudor Minstrel、NearcticはHyperion、HoneywayはPapyrusを内包し、単なるスピードではありません。母にはQueen of Light - Borealisの濃縮があり、これら自体はクロスしませんが、これらが含むDonatello、Auroraとかなりヘビーな血をクロスします(DonatelloとAuroraの組み合わせがAlycidonですね)。他、Tourbillon - Ksar - Bruleur、Rialto、Prince Rose、Vieux Manoirが持つマニアックなスタミナFinglasとヨーロピアンなスタミナを細かくクロスするところもいいですね。ヨーロピアン一辺倒ではなく、Bull LeaやMan o'Warといったアメリカンもきっちり抑えています。

この馬でやってみたいと思ったのはGalileoの牝馬との交配です。Jack Hobbs自体がかなりマニアックな血を持つのでJack Hobbs内は残り1/4に左右されるのですが、Galileo内はかなりいい感じに抑えることができます。

あと何個か大きいところを勝って、種牡馬入りできることを期待します。ちなみにCavalrymanは今年の2月にドバイで予後不良になりました。