うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Urban SeaのMiswaki

2018-08-02 23:30:25 | 競馬日記
愛オークスを勝ったのはSea the Stars産駒Sea of Class。Sea the Stars産駒でMiswakiクロスを持つGI馬は初めてだと思います。


一昨年の愛オークス馬はSeventh Heaven。Galileo産駒でMiswakiクロスを持ちます。


この両者、Sea the StarsとGalileoの状況をよく示しているように思うんですけどね。
Sea of ClassはMiswaki 3 X 4、Northern Dancer 5 X 5. 5. 6で、父母で位置関係の整合性が取れています。
対してSeventh Heavenは、Miswaki 3 X 5、Mr. Prospector 4 X 5. 5. 6、Northern Dancer 3 X 6. 7. 8で、Northern Dancerの世代がズレています。Northern Dancerクロスは世代ズレのため無効と考えた方がMiswaki主導がはっきりして良い配合と考えることができるように思います。

Galileoはかなり血が古くなってきていて、Galileo自身の血を強調しすぎるような配合か、世代ズレ配合か、という状況が多くなってきているように思います。例えばSea of Classの母との組み合わせでは、Northern Dancer世代ズレが起こらない分、逃げ道なしのぎゅうぎゅう配合になってしまってちょっと厳しいでしょう。

そういうところからも、ちょっとGalileoはきつくなってきているようにも思うんですよね。
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欧州3カ国春のクラシック終了

2018-07-25 00:16:57 | 競馬日記
春のクラシックが全てGIである欧州3カ国における春のクラシックの勝ち馬の父を2000年から表にしました(Thoroughbred Databaseからのコピペで作ったので、全大文字で名前の後ろに番号の付いているものがあります)。



いくつか気づいたことを。
・アメリカではEl Pradoのラインが頑張っており、日本ではオペラハウスが当たるとでかいところを見せましたが、ヨーロッパでは要するにGalileoMontjeuなんですね。あれだけたくさんの活躍馬を出したにもかかわらず。この2つを経ない系統では直仔ではEntrepreneurRefuse to Bend、第2世代(直仔を第1世代として)ではIn the Wings産駒Singspielが一度ずつこの表に登場するだけです。

・Sadler's Wells直仔の産駒が今年のこの12レースを制したのはGalileo産駒の1回だけ。これはGalileo産駒で言えば2010年以来、Sadler's Wells直仔産駒で言えば2009年以来。Montjeuは既に亡くなり、Galileoも今年でもう20歳ですから、馬の寿命的にそろそろ厳しくなってきていると思っていいのではないでしょうか。日本では今年、春のクラシック4レースで3着以内に入ったディープインパクト産駒はワグネリアンだけでした。ディープインパクトは今年16歳。もう少し大丈夫でしょうが、こっちも曲がり角が近づきつつあるように思います。

・フランスではSadler's Wells系はあまり勝っていないんですね。Sadler's WellsもGalileoもMontjeuもCoolmoreアイルランド繋養で、活躍する馬にBallydoyle所属が多いので、アイルランドとイギリスが主戦場という点はあるでしょうが、もうちょっと勝っていると思っていました。

・この表にディープインパクトは3回登場。欧州の名種牡馬に全く引けを取りません。
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Ash「Islands」

2018-07-21 00:06:11 | 日記


ファーストフルアルバム「1977」から数えて22年。当時10代だったメンバーもすでに40を超え、キャリア的にも年齢的にもベテランバンドとなったが、なぜいつまでもみずみずしいのか、若かった頃と同じようなことができるのか。一つには、自分たちがやっていることに飽きていないんだろうと思う。これだけやってきてこのアルバムを出せるAsh。本当に素晴らしいと感心した。

直島と豊島に滞在したことがこのアルバムのインスピレーションの一つになったそうで、それで「Islands」というタイトルになったらしいが(記事)、「Ash Island」ならテムズ川にある島になる。その辺、ちょっとしたジョークなんだろうか。
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西恵利香「Talk & Acoustic Live 〜Livin'you〜room.3」

2018-07-20 01:20:03 | 日記
西恵利香BRAND NEW SINGLE「DAY」

↑西恵利香最新シングル「DAY」会場版ジャケットです。というわけで、7月7日に代官山「晴れたら空に豆まいて」にて行われた西恵利香「Talk & Acoustic Live 〜Livin'you〜room.3」に行ってきました。
前回も行っているので、もうベテラン気分で特に何の心配もなく、というはずだったのですが、えりすさんから「浴衣もしくは甚平を着てきたら缶バッジをあげるよ」とのお言葉があり、どうしようかな、そういうかっこしたことがないし、と思いながら、結局調達し、来ていってしまうという。

フライヤーと晴れ豆玄関への階段上部。

西恵利香「Talk & Acoustic Live  〜Livin'you〜room.3」

晴れたら空に豆まいて

で、ちゃんともらいました缶バッジ。

livin'you缶バッジ

ランチプレート。メニューを確認するのを忘れましたが、サグカレーと言っていたような気がします。あと、唐揚げと何か。

晴れ豆ランチプレート

SPECIAL DRINKはアルコール入りとノンアルコール。もちろんアルコール入りの彦星の方を。昼から飲む酒ほど美味いものはない。繰り返します。昼から飲む酒ほど美味いものはない。

西恵利香SPECIAL DRINK

短冊を書けという難関が。開演後すぐにこの短冊の出番が来て、何を書こうか考えすぎて間に合わず。

西恵利香SPECIAL DRINK

演奏陣はピアノ:井上惇志(showmore)、ギター:一戸祐介、パーカション:AMI(TENDERLAMP)。メンバーは変わりませんが、AMIさんはChelsyからソロプロジェクトのTENDERLAMPへと。えりすさんは公言通り浴衣着用。浴衣もえりすさんも綺麗でした。AMIさんの浴衣を期待していた人もいたと思いますが、さすがに浴衣だとカホンを叩けないということで甚平着用の自称・村人Aへ変身。えりすさんと演奏陣のコンビネーションは慣れたものでして、それを椅子に座ってゆっくりと聴けるハードルの低さという点、それと、えりすさんのトーク、美味しい食事、良い音楽とてんこ盛りな点でやっぱりlivin'youはいいイベントだなと。

西恵利香最新シングル「DAY」会場版入手が目的の一つだったわけですが、実のところ曲は朝にiTunesでダウンロード済み。しかし会場版はえりすの写真がいっぱい載っているので。
ちなみにダウンロードはこちらなどから。

西 恵利香の「DAY - Single」をiTunesで
Amazon Music - 西恵利香のDAY - Amazon.co.jp

各種配信サービスでも聴けます。

Spotify Web Player - DAY - 西 恵利香
”DAY” by 西 恵利香 | AWA

ダウンロードとか配信とかあまり詳しくないのですが、他のサービスでも落とせたり聴けたりすると思うので、ご自身のアカウントがあるサービスでどうぞ。

MVが一つ公開されています。

【MUSIC VIDEO】西恵利香 / 「Palette」


3曲入りEPで、収録曲は以下です。
#1. Palette[作詞・作曲:及川創介(CICADA)]
#2. call me tonight[作曲:PARKGOLF / 作詞:西恵利香]
#3. DAY[作曲:yuhei miura(in FAM step)、Hiromu Kawakami / 作詞:西恵利香 / yuhei miura(in FAM step)]

間口の広そうな#1. Paletteをリード曲にしてMVも公開、#2. call me tonightは私、相当好きなんですが、#3. DAYは、来たな、とっつきにくい曲(笑)という感じです。
ある音楽を良いと思うかは慣れ・訓練が影響しますよね。例えば、クラシック音楽を人生で初めて聴いたときに、これはすごい、素晴らしい、と思ったかということです。間違いなくそう思いましたという例外的な方はいらっしゃるでしょうが、なんかよく分からないというレベルが普通なのではないでしょうか。しかし、良いとされるクラシックの曲・盤をいくつかand/or繰り返し聴いているうちに、あれ、これは良いのかもしれないと気づくのだと思います。
で、私自身がどういう音楽を普段聴くかというとRock/Pop/Jazz/Classicという感じで、DAYのようなタイプの曲はほとんど聴かなかった(このEPはiTunesなどで「R&B/ソウル」のジャンルで登録されているのですが、ここに分類されるCDを買ったのは初めてかもしれません、いやSam CookeのCDが唯一だったのかもしれませんが、このジャンルのルーツ的なものであって、今の流行とは違いますよね)ので、繰り返し聴くための課題曲をもらったような感じです。よく分からないなりに、ちゃんと作ってある曲だなとは思いますよ、年の功で。
「soirée」収録の「綺麗な嘘」を聴いたときに、今後もこういう球を投げてきそうだなと思ったのですが(「綺麗な嘘」はよく聴いてみると、そしてライブバージョンなども聴いてみると、なるほどなと)、3曲入りEPでタイトル曲でやってきましたね。ありかなしかならもちろんありという答えになります(ここをひたすら攻めますということなら、そっちいくのと思うかもしれませんが)。
西恵利香をあまり知らない人に向けては幅の広さということになるかもしれませんし、すでに西恵利香のファンにとってももちろん幅の広さでもあるでしょうが、奥行きの方にも捉えることができると思います。「外は広く、内は深い」のが理想で、たくさんの人に繰り返し聴いてもらうように曲を作るのはどう考えてもいいことですよね。

てなわけで、西恵利香BRAND NEW SINGLE「DAY」絶賛配信中、そして、西恵利香出演イベントでまだ会場版の入手もできそうな感じですので、ぜひお手元にどうぞ。

追伸
本日、「DAY」のリリースパーティーがあったんですがね、私は行けなかったんですがね、レーベルが一瞬だけライブの映像を上げてくれまして、タイミングよく見ることができました。「DAY」が素晴らしかったですよ。2018/7/23
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宝塚記念

2018-06-26 01:17:36 | 競馬日記
宝塚記念は欧州遠征後、3着→7着→6着の馬が1番人気、香港遠征後、前走9着だった馬が2番人気でした。そして勝ったのは天皇賞春で本レース出走メンバー中最先着(4着)だったけど7番人気の馬。と書くと不思議な単勝の売れ方だったように感じます。何か惑わせる情報があったのでしょうか。

ある特定の血統だけが好走することをブラッドバイアスと呼んだりしますが、かなり極端にブラッドバイアスが現れたレースになりました。
3着まではサンデーサイレンスフリー、5着まではNureyev持ち、1着はNureyevクロス持ち。Nureyev持ちには6頭が出走し、出走16頭中、1、2、3、4、5、8着でした。
Nureyevが日本でどのようなキャラとして現れるかといえば、やっぱりパワーなんでしょう(ゴールドアリュールとか)。稍重発表で力のいる馬場だったことが影響したのだろうと思います。
サンデーサイレンス持ち且つNureyevフリーで最先着だったのは1番人気で6着のサトノダイヤモンド。本調子とは言い難く、条件も合わなかったことを考えれば、それなりに走ったと言えるのではないでしょうか。

勝ったミッキーロケットはキングカメハメハ産駒。重賞2勝目、GI初勝利です。サトノダイヤモンドと同じ世代で、初めてのGI出走だった皐月賞は14番人気13着でした。ゆっくりと強くなったタイプなんですね。
母父はPivotal。Nureyevの系統もかなり淘汰されたのですが、Pivotal産駒ではアガカーンスタッドフランスにSiyouni、Darley GBにFarhhがおり、まだ活力を保っています。
ミッキーロケットはTriptychジェネラスらと同じファミリーで、祖母の半妹に仏2000ギニーのLandseerがいます(高祖母FloodはTriptychと同血)。
Mr. Prospector 3 X 5、Nureyev 4 X 4、Nijinsky 6 X 4、Northern Dancer 5. 5. 7 X 5. 5。すっきりとした綺麗な配合、とは言い難いですね。

2着は香港からの遠征馬Werther。出走メンバー中最多のGI3勝は伊達ではなかったですね。この馬、配合はいいですよね。スタミナ型に見えますから、果たして日本の競馬ではどうなんだというのはあったとは思いますが、10番人気はちょっと舐めすぎだったでしょうか。内を突いたミッキーロケットに対し、大外に出して際どいところまでもっていきました。
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仏ダービー

2018-06-12 22:03:31 | 競馬日記
英ダービーの翌日に行われた仏ダービーはディープインパクト産駒Study of Manが期待に応えました。ディープインパクト産駒は日仏でダービー制覇という偉業です。

成功例多数の父ディープインパクト×母父Storm Catの配合パターンで、海外からも注目されるようになってきました(記事)。
そして祖母は泣く子も黙るMiesque。Study of ManもMiesqueと同じニアルコスファミリーのオーナーブリーディングホースです。
私は五十嵐理論的な見方をするため、クロス馬の整合性みたいなのを重視しがちなのですが、Study of Manの方がSaxon Warriorよりも良い配合だと思います。

Miesqueの子孫でディープインパクト産駒と言えば、リアルスティールですね。祖母父がMr. Prospectorで、祖母はKingmamboの全妹です。リアルスティールは母父Storm Catも共通し、Study of Manと7/8同血です。

7/8同血で思い出すのは、Virginia WatersDivine Proportionsです。父Kingmambo×母父Sadler's Wellsの黄金配合で、同じ年に英1000ギニーと仏1000ギニーを勝ち、配合の力凄過ぎと思ったものです。
先ほど書いたようにKingmamboはMiesque産駒ですし、Virginia Watersはニアルコスファミリーの馬でした。

ところで、愛1000ギニーを勝ったのもニアルコスファミリーのAlpha Centauriでした。祖母は仏牝馬2冠のEast of the Moon、曾祖母はもちろんMiesqueです。

ヨーロッパの今年のクラシックは、Urban Sea凄い、Miesque凄い、みたいな状態ですね。
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2018ダービー/オークス

2018-06-11 23:53:21 | 競馬日記
ディープインパクト産駒Saxon Warriorが1番人気になったダービーでしたが、勝ったのはNew Approach産駒Masarでした。Saxon Warriorは4着。

前日のオークスでは馬場状態が悪くて、直線では全馬が外ラチ沿いに持ち出すほどで、勝ち時計は2分40秒39でした。
それよりはかなり回復したとは言っても、ディープインパクト産駒にとってはベストな馬場ではなかったかもしれません。
対するMasarは、父はダービー馬New Approach、祖父もダービー馬Galileoで、父系からエプソム12F向きの血を受け継いでいますし、曾祖母Melikahはオークス3着、愛オークス2着とこちらもエプソム、12F実績があります。もちろんMelikahの母はUrban Seaで、MasarはUrban Sea 3 X 4を持つことになります。エプソム12F、重めの馬場に対する適性はSaxon Warriorより上だったでしょう。

MasarはUrban Seaクロスを持つ最初の一流馬になります。更に母父はCape Crossで、Sea the Starsとも近い配合になります。種牡馬としてある程度の成功をすれば、将来的にこういうところと絡んだ配合が出てくるでしょう。

Urban Seaはその母Allegrettaがドイツ血統で、ちょっと特殊な血を持つのですが、祖母父Selkirkの母父Nebbioloがドイツの血を持っているので、Allegrettaの部分にきちんとクロス馬を作れています。ドイツの血も、単なる異系ではなくてきちんと生かされるようになってきています。

異系という意味では、父の母Park Express、母父の母Park AppealはどちらもAhonoora産駒で、異系として働くことの多い血だと思いますが、MasarではAhonoora 3 X 4になっています。しかし、Park Appealのおかげでかなり特殊なThe Phoenixがクロスしています。

曾祖母父はラムタラ。1年だけがイギリスで、残り10年は日本で供用されました。ラムタラの血を引くGI馬は日本ではヒルノダムールのみ、海外ではRosanaraBrametotに続く3頭目(だと思う)。結果を見れば日本に輸入されない方が良かったんだろうなと思います。

さすがダービー馬、Saxon Warriorよりも配合的に断然素晴らしい、というほどではないのですが、適性ではSaxon WarriorよりMasarの方が上だったかなと思います。

ちなみに、Saxon Warriorに不利だったデータを出せば、結局のところGalileoとDanehillの両方を持つ馬は英ダービー未勝利というところでしょうか。MontjeuとDanehillであればCamelotがいました。ただし、Danehillを持つ英ダービー馬はこれとNorth Lightのみ。Danehillはヨーロッパでは距離不問で活躍馬を出している印象なのですが、英ダービーに関してはあまり実績はありません。ディープインパクトで緩めたら英ダービーでも行けると思ったのですが、結局はだめでした(馬場状態によってはこなせたんじゃないかと思いますが)。

昨年のWing of Eaglesに続き、2年連続でSadler's Wellsの直曾孫がダービーを制しました。トータルではまだまだGalileoの天下が続くのでしょうが、やっぱり世代交代の時期に差し掛かっているのは事実なのではと思います。


その前日に行われたオークスはGalileo産駒Forever Togetherが勝ちました。
母父はTheatricalで、Northern Dancer、Special、Hail to ReasonがSadler's Wellsと共通します。このSadler's Wells、Theatricalの相似一発勝負みたいな配合ですね。前姉にフィリーズマイルのTogether Forever、半兄にジャンプラ賞のLord Shanakill。母Green Roomはかなりの名繁殖牝馬です。
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Saxon Warrior

2018-05-26 00:27:01 | 競馬日記
今年の競馬界で、上半期、最も注目を集めているのは「Saxon Warriorは英ダービーを勝って2冠達成できるか」ではないでしょうか。

欧州のクラシックで活躍した日本産馬及び日本産種牡馬の産駒といえば、1000ギニーを勝ったディヴァインライト産駒Natagora、仏1000ギニーを勝ったディープインパクト産駒Beauty Parlourがいます。
Natagoraは2歳時から活躍し重賞3勝でカルティエ賞最優秀2歳牝馬に選ばれ、年が替わって1000ギニーも制覇。父は重賞勝利なしのディヴァインライトで大きな衝撃がある活躍でした。Beauty Parlourは仏オークスでも2着に入り、こちらも力のある馬でした。

Saxon Warriorの母はモイグレアスタッドSのMaybe。Galileo×Danehill配合です。欧州では飽和に近づきつつあるSadler's WellsとDanzigを避け、ディープインパクトをつけるために日本に繁殖として送り込まれてきました。
2歳時にレーシングポストトロフィーを含む重賞2勝。英ダービーの方で期待されていたにもかかわらず2000ギニーにも出走し、1馬身半差の快勝でした。Ballydoyle = Coolmoreがすごい馬みたいなことを言うので、英ダービーではさらに売れ、抜けた1番人気になっています。

英ダービーを勝つのはもちろん1番人気の馬ばかりではありません。昨年のWings of Eaglesは人気薄でしたし、一昨年のHarzandも1番人気ではありませんでした。しかし、どちらも勝たれて納得の良配合です。

Saxon Warriorはというと、大きく抑え忘れたところがあるわけではないですが、Northern Dancer系列ぐるみとHail to Reason - Turn-to中間断絶が4代目に並び、Pocahontas 5 X 8と世代の関係にも問題がある部分があります。悪い配合ではないのだけど、というレベルの配合に感じます。

ディープインパクト産駒では、同じく英ダービーに登録のあるStudy of Manの方がいいですよね。母父はディープインパクトとの組み合わせで実績のあるStorm Cat、祖母は泣く子も黙るMiesque。欧州系、北米系の血を細かく抑えすぎかと思うところもありますが、整合性がきちんと取れた良配合に見えます。

さてさて、Saxon Warriorは、2000ギニーで強かったですし、Ballydoyleも強いと言うので、強いんでしょう。勝たれて納得の良配合馬にやられる可能性もあるでしょうが、勝つ可能性が高いとみています。もし勝って、Coolmoreで種牡馬入りした場合、結構な好待遇で迎えられるかもしれません。Galileoも今年20歳ですし。ディープインパクト産駒がCoolmoreでエース級待遇、ってことになれば、世界のサラブレッドの血統に大きな影響を及ぼすでしょう。

Saxon Warriorにすでに3冠を期待している気の早い人もいるようです。日本産種牡馬の産駒の日本産馬が英国で3冠達成などと言うことになれば大変なことです。まずはダービー。期待しましょう。

追伸:Study of Manはシャンティイに回るそうですね。英仏のダービーをディープインパクト産駒が制する可能性も出てきました。
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西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」

2018-05-24 02:01:38 | 日記
代官山LOOP

さて、去る5月20日に行われた西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」に行ってまいりました。

人生2回目の代官山(代官山に用事のあるようなオシャレな生活はしていない)。場所は旧山手通りを挟んだ西郷山公園の前。


ライブハウスでのライブは初めてだったのですが、季節的に荷物は少なくて良いし、いい機会だろうと思ったわけで、特に何の誤算もありませんでした。喉が渇いていたのでワンドリンクはハイボール(ツイッターでオリジナルドリンク『DAY』発売というアナウンスがあったのですが、私のiPadは携帯会社ともモバイルデータ通信会社とも契約しておらず、すでに自宅を出ていた私はそのツイートを確認できず、パッとメニューを見て、やっぱウイスキー系やね、喉が渇いているからハイボール、と選んでしまいました。そして帰る前に飲もうかと思ったら残念ながら売り切れ)。

band setによるライブで、メンバーは以下のとおり。
ボーカル&シンセサイザー:西恵利香
キーボード:井上惇志(showmore)
ギター:一戸祐介
ベース:ドラ内山(ビーチ・バージョン、ふたりの文学)
ドラム:櫃田良輔(CICADA)

360º FLOOR ONEMAN LIVEということで、FLOORにえりすさんとサポート陣が入り、その周りに観客(ステージ上がメイン)という配置でした。

ライブは、すごく良かった。素晴らしかったです。えりすさん本人は音源を確認して修正点をすでに見つけているらしく、そうやって常に改善していくのはプロとして望ましいことだろうと思うのですが(ブログ)、観客の立場では全てがまさしくライブであり、本当に良かったんですよね。
演奏もすごくかっこ良かったです。アレンジも熱量もすごく、その場でのインタープレイでやってんの?という場面も多々。

櫃田さんが「みんな素晴らしいミュージシャン」と書いています。現在の西恵利香とはと考えると、アイドルかといえば元々はアイドルをやっていたのは確かだけど、今やっていることがアイドルなのかというとどうだろうなという感じになり、アーティストかといえば、ところでアーティストとはとその定義がわからなくなり、でも間違いなくミュージシャンなんですよね。ドラムを叩いていた人から「みんな素晴らしいミュージシャン」という言葉が出てきて(櫃田さんも素晴らしいミュージシャンですよ)、本当にその通りと納得しました。

曲の話をすると、1曲目が「AFFOGATO」でいきなり生ラップを聞けてこれは満足できるライブになると確信。「誰よりも素敵な」の「君だけのものになりたいな」のところで観客を指差すわけですが、素直な私は指で差されて「はい了解しました」と。新曲は3曲披露。「LAST SUMMER DRESS」はアレンジを変えて2バージョン。そのうち1回はダブルアンコールですよ。アンコール後に、再び手拍子が始まり、え、ダブルアンコールあるの?もう一回引っ張り出せるの?と思って私も一緒になって手拍子したのですが、すごく盛り上がりました。

観客を見回すと、女性客もいたのですが、やっている内容からすればもっと多くていいような。半々くらいでも不思議はないように思います。幸いにも怖い感じの客は見当たらなかったので(客層の悪いライブって新規でいくのはきついやろうね、新規でなくてもきついか)、男女問わず興味があればライブに行ってしまえばいいと思います。
観客としての自分を振り返ると、もうちょっとわかりやすいリアクションをしたほうがよかったねとか色々ありますが、初めてのライブでいきなりできたら天才なので、その辺は徐々に。

「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.3」の告知がありました。新曲はこの会場と配信でとのことでした。


当日のLIVEの映像が一つ公開されています。
【LIVECUT】西恵利香:sugar me at MAKE MY DAY TOUR FINAL
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キタサンブラック

2018-03-25 00:08:26 | 競馬日記
サンデーサイレンスはスプリントから超長距離まで幅広くGI馬を出しました。と言っても、母の傾向にかかわらずどんな距離でもこなすという話ではなく、例えば母父との組み合わせでそれなりの傾向はありました。

ノーザンテーストとの組み合わせでは、
ダイワメジャー:皐月賞(2000m)、天皇賞秋(2000m)、マイルCS2回(1600m)、安田記念(1600m)
デュランダル:マイルCS2回(1600m)、スプリンターズS(1200m)
アドマイヤマックス:高松宮記念(1200m)
エアメサイア:秋華賞(2000m)
と、4頭のGI馬を出しています。そのGI勝利はスプリント〜2000mで、GI級でははっきりと距離の壁がありました。

祖母父ノーザンテーストでは3頭のGI馬います。
ステイゴールド:香港ヴァーズ(2400m)
アドマイヤグルーヴ:エリザベス女王杯2回(2200m)
オレハマッテルゼ:高松宮記念(1200m)
たった3種類1頭ずつのサンプルなんですが、ここでも母父に何が挟まるかで綺麗に傾向が出ているように思います。母父ディクタスでは長距離向き、トニービンでは中長距離向き、ジャッジアンジェルーチではスプリント向きになりました。

さて、キタサンブラックは天皇賞春2回(3200m)、菊花賞(3000m)、有馬記念(2500m)JC(2400m)、天皇賞秋(2000m)、大阪杯(2000m)とGIを7勝した名馬ですが、これらは超長距離GI3つを含む全て2000m以上でした。
キタサンブラックでは、オレハマッテルゼの父サンデーサイレンス、母父ジャッジアンジェルーチ、祖母父ノーザンテーストが祖父にサンデーサイレンス、祖母父にジャッジアンジェルーチ、母父の母父にノーザンテーストと、ちょうど一つ世代が繰り上がったところに配されています。
キタサンブラックは、菊花賞は距離が持たないのではと思われ、翌春の天皇賞春でもまだ距離適性を疑う人もいました。それは別に血統表内でオレハマッテルゼがほぼ再現されているからではなく、母父がスプリンターのサクラバクシンオーだからでした。

で、結局は一流ステイヤーとしての競走成績を残したわけで、その理由を考えなければなりません。
キタサンブラックの最前面クロスはLyphard 4 X 4です。ブラックタイドが出したGI馬はキタサンブラックのみですので、全弟のディープインパクト産駒で見れば、Lyphardクロスを持つGI馬は以下の4頭です。
ジェンティルドンナ:有馬記念(2500m)、ドバイSC(2410m)、JC2回(2400m)、オークス(2400m)、秋華賞(2000m)、桜花賞(1600m)
ディープブリンランテ:ダービー(2400m)
スピルバーグ:天皇賞秋(2000m)
トーセンラー:マイルCS(1600m)
マイルから2500mまでのGIを勝っています。しかし、マイルCSを勝ったトーセンラーはスピルバーグの全兄であるとともに天皇賞春で2着、菊花賞で3着とかなりの距離適性の広さを見せました。中距離以上に十分に対応できるクロスだったと言えるでしょう。
長距離への適性という点ではこのLyphardクロスを生じることができるような他の部分の影響が大きかったということで、これはブラックタイド=ディープインパクト内であれば母のウインドインハーヘアの部分であり、シュガーハート内であればこれに呼応したTizlyの部分だということです。

Lyphardは、母父が2000ギニー、チャンピオンSのCourt Martialで、Pharos = Fairway 4 X 4にLady Josephineを足したスピード馬でした。しかし、Court Martial内も含めて母内にはヨーロピアンなスタミナの血があり、子孫に距離をこなすものを多数出しました。直仔ではThree Troikasダハールなどがヨーロピアンを活かした例でしょうか。ダンシングブレーヴ(と似た配合のAlzao)は母にアメリカンが多めでちょっと別の配合ですが、そのおかげで種牡馬としては適応できる幅が広くなったように思います。
Lyphardの孫でAlzaoの仔のウインドインハーヘアは、2400mのアラルポカルを勝ち、オークスでも2着の長距離馬でした。その配合はCourt Martial 4 X 5主導でしたが、母方のCourt MartialはBusted内であり、Gainsborough、Son-in-Law、Marcovilも生かしています。また、Goofed内のKsar、RabelaisはBusted内のWild Riskにより、ClarissimasはDonatelloによって抑えています。GoofedとBustedの血がうまく呼応している点は距離をこなせた大きな理由でしょう。

ディープインパクト=ブラックタイドの母ウインドインハーヘアではGoofedとBustedの呼応でヨーロピアンなスタミナが活かされており、ディープインパクト=ブラックタイド産駒でLyphardをクロスすると自動的にこの呼応の部分が活かされる点がこのクロスを持つ馬が距離をこなせた原因の一つでしょう(ディープブリンランテはBustedもクロスしており、早期の引退が残念な配合でした)。キタサンブラックではBusted内のヴィミー内Wild Risk(母方はWorden内)がクロスしており、さらにスタミナが強化されています。Wordenの母父Sindは3000m時代のパリ大賞典と13F時代のプリンスオブウェールズSで2着に入ったステイヤー。その父Solarioはセントレジャー、アスコットGCと2つの超長距離のビッグレースを勝った名ステイヤー。Goofedと呼応し、Wild Riskを持つBustedがちょうどSolarioを持つのは好都合で、スタミナ強化に働いているでしょう。Solarioはステイヤーではあるのですが、一方では母父がスプリンターのSundridgeでスピード要素も持っています。そのせいもあり、母父の父サクラユタカオー、祖母父ジャッジアンジェルーチはSolarioを効かせているのですが、それほどスタミナとしては働いていませんでした。このSolarioがスタミナとして働くSolarioと一体になっており、サクラユタカオー、ジャッジアンジェルーチからもスタミナのアシストを受けていると考えて良いかもしれません。母父サクラバクシンオーも同様で、あまりスタミナとして働いていないHyperionがディープインパクト、ウインドインハーヘアのHyperionと合わさることによって、スタミナの強化の方にも働いていると考えて良いかもしれません。さらにサクラユタカオーはHurry Onを持つのですが、Lyphard内Court Martialの母父がHurry Onで、ここを活かせている点もスタミナとしては意味があるでしょう(Three Troikasの祖母父King's Troopは父と曽祖母がテスコボーイと同じ)。

ウインドインハーヘアのLyphardをクロスする形態、そのLyphardをアシストする血、ウインドインハーヘアやディープインパクトをアシストする血を見ていきましたが、キタサンブラックのスタミナはLyphardクロスを中心としてウインドインハーヘアとこれと呼応する部分による点が大きいということになります(他のところではBull Leaとか)。
よって、母父がサクラバクシンオーだから距離が持たないというのは誤りですし、血統全体を見て、ちょうどオレハマッテルゼが再現できている部分があったからといって短距離向きではない、ということになります。
I理論だどうだと言っている人間にしては随分まどろっこしい考察をしてきたわけですが、こういうまどろっこしい部分こそが言いたかったことであり、というのも、キタサンブラックの適性も能力も見誤れられてきたのではないかと思ったからです。少なくとも一部の血統評論家からは軽く見られていたわけで、私も参考にする血統評論家ではあるもののキタサンブラックに二重丸を打てないようでは、と思うところがあったりしたもので。

I理論公式2派がどう判定したのか知らないのですが、ぱっと見の印象よりは随分と良い配合で、配合というのは面白いなと思いますね。
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