うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

今年も終わり

2009-12-31 23:24:26 | 競馬日記
今年ももうすぐ終わりますね。

今年の競馬で印象に残ったのは何と言ってもSea the Starsです。3冠を目指さなかったのは残念と言えば残念ですが、近代競馬のパーフェクトホースだと思います。

その他、アメリカではZenyattaRachel Alexandraと史上最高クラスの牝馬2頭が勝ちまくりましたし、日本でも牝馬のウオッカがGI級7勝を達成しました。芝がメインの日本でのダート戦とは言え、ヴァーミリアンのGI級8勝もすばらしいです。記録に残る出来事が多かった一年だったと思います。

来年も更に面白い競馬を期待します。

Take Control

2009-12-31 23:03:10 | 競馬日記
Azeriの初仔Take Control(旧名Vallenzeri)がデビュー戦を勝利で飾りました(記事1記事2記事3)。サンタアニタのプロライドのマイル戦で、後方追走から直線で弾けて差し切りました。オールウェザーは差しが決まりますね。

Take ControlはA.P. Indy×Azeriで、母内の特殊なヨーロッパの血を無視しまくった配合です。AzeriはDistorted Humorの仔を受胎中のまま、ノーザンファームの吉田勝己氏に購入されました。Distorted Humor × アゼリの方はMr. Prospector 3 x 3がどう出るかはありますが、Fair TrialやDjebelが生きていています。

エクリプス賞年度代表馬に輝いた牝馬の仔ですから、注目してしまいますね。

最終週

2009-12-28 20:21:26 | 競馬日記
有馬記念はドリームジャーニーが完勝でしたね。2歳チャンピオンが5歳になって充実期を迎えました。この馬は東京競馬場は合わない印象ですが、左回りが駄目なのか、長い直線が駄目なのか、どっちなんでしょう。コース実績を書き出すと下のようになります。

東京:0-0-1-4
新潟:1-0-0-0(新馬戦のみ)
中山(外):2-1-0-1
中山(内):1-1-1-2
京都(外):0-0-1-1
阪神(外):1-0-0-2
阪神(内):3-0-0-0
小倉:1-0-0-0

東京は苦手、阪神内回りは得意、中山も得意な方と言っていいかもしれません。小回りの右回りは得意なんでしょう。一度、中京での走りを見てみたいです。これでいい走りができるようならアメリカの芝レースも選択肢に入れられるんじゃないでしょうか。来春は京都記念→大阪杯→天皇賞・春→宝塚記念の予定とのこと(記事)。

菊花賞馬スリーロールスは故障発生。トーセンファントムと同じく左前浅屈腱不全断裂で、競走能力喪失でしょう。将来のある馬がこうやって大けがでターフを去っていくのは本当に寂しいです。

ラジオNIKKEI杯はヴィクトワールピサが着差以上に強かったです。位置取りが後ろ過ぎると思いましたが、ゴール前でのギアの入り方は迫力がありました。あの位置からでも走れたのは収穫であり、芸域が広がったレースにはなりましたが、本来のポジションはもうちょっと前でしょう。同じ新馬戦の1着ローズキングダムとともに2歳の2強と言っていいと思います。

賞金王決定戦

2009-12-24 19:49:51 | 日記
昨日、テレビを付けるとちょうど競艇の第24回賞金王決定戦優勝戦が始まるところでした。
競艇は一度も見たことがなく、知識も漫画から得たものしかなかったですが、今年の最終決戦にして頂上決戦ですから、折角なので見てみました。

勝ったのは素人の私でも名前を知っている松井繁。1週目1マークで内の2艇がもつれて外に流れるところをずばっと差して勝負を決めました。いいものを見せてもらいました。王者の王者らしい走りに感服しました。

競馬にしろ、競艇にしろ、ギャンブルであると同時にプロスポーツですから、何よりも大切なのはいいレースを見せることでしょう。つまんないものに金を出す人はいません。
競馬では、よく分からない女タレントを起用してギャーギャー騒いだり、大して上手くもない新人を天才扱いしたり、小手先のファン層拡大策を打つわけですが、こういったのは煩わしいだけであって、やっぱり基本をおろそかにしてほしくないですね。

朝日杯

2009-12-21 20:13:40 | 競馬日記
朝日杯2歳Sはローズキングダムが完勝しましたね。強い2歳チャンピオンだと思います。順調に行けば来年も主役でしょう。Mill Reef近交型のGI馬は日本では初めてでしょうか。

2着のエイシンアポロンも父Giant's Causeway×母父Sadler's Wellsという従来の傾向では日本不向きな配合です。今年の2歳で良さそうな馬にはローズキングダムを含め、このようなタイプが多いですね。ラジオNIKKEI杯にスタンバイしている組ではアサクサデンエン半弟ヴィクトワールピサ、カワカミプリンセス全弟メイショウホンマルなんかもこれに当たるように思います。ヴィクトワールピサはサンデーサイレンス産駒種牡馬の仔によく見られるHalo近交型ですが、父母と母母のヨーロッパ系の血が呼応し、CrepelloやWild Riskのスタミナを補給しています。メイショウホンマルはPrincequilloの血が濃いのがただものじゃないですね。今週勝ち上がったゴールドアリュール半弟ゴールスキーというのもなかなかな配合です。こちらもネオユニヴァースの母ポインテッドパスの持つヨーロッパ系の血がポイントです。

私のもう一頭の注目馬トーセンファントムは故障しました。右前浅屈腱不全断裂という重傷でこれで終わってしまいました。外枠に入って初めから嫌な感じでしたから、ヨーロッパ競馬みたいにスクラッチしてしまえばいいんじゃないかと思っていましたが、予想以上に最悪の結果になりました。

M-1

2009-12-21 19:44:38 | 日記
M-1見ました。島田紳助とか東国原とかあまり見たくない人が出ているのでHDDレコーダーに録って(テレビもHDDレコーダーも先月末に買いました)、ネタだけ見ました。

一番面白かったのは笑い飯の1本目。あのままの感じで行けば間違いなく勝てるはずだったのに、決勝でよりによってチンポジのネタをやってしまうところが彼ららしく、今回も勝てませんでしたね。

勝ったパンクブーブーは他の組に足りないところがある中で2本ともまとめてきましたから、今回は文句なしで優勝だったと思います。しかしながら、北陵出身の誰だっけ、名前が出てこないのですが、変態男前と油顔のコンビに続く決勝でのパーフェクトとは言っても、あのときほどのインパクトはなく、消去法と言った感じでした。

他はまあ、南海キャンディーズにしろハリセンボンにしろ、もっと面白く見せられるんじゃないの?と思いました。見るからに練習不足でした。

ウェンディーズ閉店

2009-12-14 19:53:00 | 日記
ウェンディーズが日本から撤退するみたいですね(記事)。私の利用する数少ないファストフード店だったのに。

家から行きやすい場所にあるのとMcDonald'sがあまり好きでないのとで、最近では一番よく行くファストフード店でした(といっても月一回以下ですが)。安くても食べたくないものは私は食べないのですが、デフレって大変ですねえ。
昨日、別れを惜しんで買いに行きました。

4年連続ダービー馬の仔

2009-12-13 23:38:47 | 競馬日記
阪神2歳牝馬S(ジュベナイルフィリーズなんて何言っているのか分からない名前は早く変えるべき)はキングカメハメハの仔アパパネが勝ちました。

一昨々年このレースを制したのはタニノギムレットの仔ウオッカ、一昨年このレースを勝ったのはジャングルポケットの仔トールポピー、昨年このレースを勝ったのはスペシャルウィークの仔ブエナビスタでした。4年連続でダービー馬の仔がこのレースを制しました。
そして、ジュベナイルフィリーズと名前が変わってから今年で9回目で、父内国産馬は今年を含めて5頭が勝っています。最初に勝ったのはトウカイテイオー産駒ヤマニンシュクル。これもダービー馬の仔です。

5頭とも社台で供用されている種牡馬ですね。

ここまで昨年書いたブログを改変しました。

それにしても奇妙なレースになりました。逃げたジュエルオブナイルがコーナーで外にふくれて直線では馬場の中央まで出、内がぽっかり開いて内を突いた組はなんなく抜け出すことが出来ました。アパパネは大外枠からの発走だったのに、ごっつぁんとばかりに抜けてきましたね。

キングカメハメハはこれが産駒の初GI勝利になります。更に来週の朝日杯2歳Sには大物候補ローズキングダムがスタンバイしています。初年度は勝利数の割に大物がいませんでしたが、2年目になって大反攻が見られるかもしれません。

重賞回顧(10月10日)

2009-12-12 19:36:53 | 競馬日記
2歳戦コーンウォリスS(GIII)はInvincible Spirit産駒Our Jonathanが勝ちました。DanzigとKrisの3 x 4がありますね。

ベンゴーフメモリアルS(GIII)はSakhee産駒Royal Rockが勝ちました。Sakheeは凱旋門賞馬ですが、産駒の重賞勝ち馬は多くなく、Royal Rockで3頭目のようです。母父のCaller I.D.というのがずいぶんマニアックに思います。

2歳戦オータムS(GIII)はAlhaarth産駒Moranaが勝ちました。祖母の仔にShergarの代表産駒で輸入種牡馬のアウザールがいます。祖父の母Height of Fashionと母父Blushing Groomの組み合わせがNashwanですね。

オーストラリアのヤルンバSはStreet Cry産駒Whobegotyouが勝ちました。母はカーネギー産駒で日本産。カーネギーは日本では成功しませんでしたが、オセアニアが合うみたいですね。近親にRosanaraがいます。

アメリカのGIです。
芝の牝馬戦ファーストレディーSはRock of Gibraltar産駒Diamondrellaが勝ちました。Northern Dancer主導でいい感じです。スプリント~マイルを中心に使われているようですが、血統的にはもうちょっと長い方がいいように見えます。

ポリトラックの2歳戦ディキシアナブリーダーズフューチュリティはCuvee産駒Noble's Promiseが勝ちました。父も2歳GIの勝ち馬で、早いうちに勝負をするタイプに見えます。

芝のシャドウェルターフマイルはGulch産駒Court Visionが勝ち、GI2勝目を挙げました。マイラーとしてはいい配合だと思いますし、アメリカ産でも芝に適応できそうに見えます。牝系はA. P. Indyらと同じで、全兄タガノインディーは日本で走っていました。

芝の牝馬戦イエローリボンSはDiesis産駒Magical Fantasyが勝ちました。GI3連勝ですね。

プロライドのグッドウッドSはHernando産駒Gitano Hernandoが勝ちました。イギリス調教馬で、初めての遠征で初重賞勝利をGIで飾りました。母父ペルジノはSadler's Wells半弟で海外ではGI馬を出していますが、日本では駄目でしたね。牝系からはアドマイヤコジーンが出ています。

プロライドの牝馬戦レディーズシークレットSはZenyattaが勝ちました。次のBCクラシックも当然勝ち、14戦無敗という素晴らしい成績で競走馬生活を終えました。初年度交配相手はSea the Starsになるのではと言われています。ウオッカもドバイWCを使った後、アイルランドに渡って向こうの種牡馬を付けることが計画されており、その第一候補はSea the Starsとのことです。

芝のジャマイカHはEven the Score産駒Take the Pointsが勝ちました。GI連勝です。

ダートの2歳牝馬戦フリゼットSはMalibu Moon産駒Devil May Careが勝ちました。ダートを走ってデビューから連勝です。次走のプロライドのBCジュヴェナイルフィリーズは11着と大敗でした。1歳上の半兄Regal RansomはUAEダービー、スーパーダービーを勝っています。

ダートの2歳戦シャンペンSはRoman Ruler産駒Homeboykrisが勝ちました。牝系に配されている種牡馬がちょっとマイナーですね。曾祖母父Proudest Romanはブレイヴェストローマンの全兄でホープフルSの勝ち馬です。

重賞回顧(10月4, 9日)

2009-12-08 19:45:52 | 競馬日記
コンコルドS(GIII)はSpinning World産駒Duffが勝ちました。重賞3勝目。

独セントレジャー(GIII)はAcatenango産駒Sassoaloroが勝ちました。父は今の時代にしては世代が古いのですが、母も世代が古くてそこそこ合っています。

2歳戦トマブリョン賞(GIII)はTobougg産駒Circumventが勝ちました。母父ドクターデヴィアスがいいですね。伯父Saddler's Questはリングフィールドのダービートライアルを勝っています。

アメリカのGIです。
プロライドの2歳牝馬戦オークリーフSはPollard's Vision産駒Blind Luckが勝ちました。案外ちゃんとした配合ですね。

プロライドの2歳戦ノーフォークSはSmart Strike産駒Lookin at Luckyが勝ちました。Raise a Nativeが完全に主導を作っていて、迫力があります。半兄Kenseiは重賞勝ち馬。

ポリトラックの2歳牝馬戦アルシバイアディーズSはNorthern Afleet産駒Negligeeが勝ちました。Raise a NativeとIntentionallyのクロスがあるアメリカンです。曾祖母の仔にZilzalがいます。