うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

昆虫写真4

2012-07-31 20:47:53 | 農・食・医・環境
飛んでいるとスズメバチそっくりのアブ。第一候補をスズキナガハナアブにしておきますがアカウシアブみたいなのかも。顔が写るように撮っておけば良かった。一瞬ハチかなと思ったものの、止まったところの顔を見ると明らかにアブだと思ったのですが(もちろん、翅の枚数も違う)、肝心の顔を思い出せない。虫は顔で覚えろ!と誰かが言っていました。
ハナアブ

アザミで丸まっていた幼虫。簡単に調べられると思って適当に撮ってしまったのですが、もうちょっとちゃんと撮れば良かった。→ハバチの仲間のようですね。体色はかなり違いますが、オオコシアカハバチなんかと刺の感じ、まるまる姿勢が似ています。
幼虫

要するにヒラタハナムグリの仲間なんだろうと思ったが、家の近所でよく捕まえるやつ(ブログ)より赤みが強い。
ヒラタハナムグリ?

アオハムシダマシでいいでしょう。きれいですね。
アオハムシダマシ

昆虫写真3

2012-07-31 00:12:39 | 農・食・医・環境
ヒョウモンチョウの仲間でしょうか。→ 原色蝶類検索図鑑をめくって模様の近いやつを探したところ、ギンボシヒョウモンかウラギンヒョウモンな気がします。後翅の斑紋が、ギンボシヒョウモンは「●●・●●」、ウラギンヒョウモンは「・●・●●」とたいてい写真ではなっており()、これを信じればギンボシヒョウモンだということになります。裏面も写真に撮っておけば苦労することはなかったのですが。
ヒョウモン?

別のチョウですが、こちらもヒョウモンの仲間じゃないかと思います。詳しい人は一目でずばりと種を当てるのでしょうが、私のような素人には翅の表裏をきっちり写真に撮らないと同定が難しいです。ということで、このヒョウモン2個体は同定できないかも。→こちらはウラギンヒョウモンだと思います。識別点はこちら。案外何とかなるものですね。
ヒョウモン?

逃げ回ってばかりでシャッターチャンスが少なかったチョウ。
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こちらは逆にフレンドリー。手に止まって汗を吸っています。上のものと同じ種類に見えますが。ただ、翅を開いて止まってくれなかった。→ジャノメがはっきり見え、ジャノメチョウの仲間なのは間違いないでしょう。取りあえずヤマキマダラヒカゲとしておきます。
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昆虫写真2

2012-07-30 21:36:25 | 農・食・医・環境
昆虫ではなくて花の写真。ヤチトリカブトでいいと思います。天然毒ってのはその辺にありふれたものですね。
ヤチトリカブト

多分、クロヒカゲ。→ヒカゲチョウに修正。識別点はこちら
クロヒカゲ

素晴らしい迫力の毛虫。食樹を見るのを忘れていた。食樹をちゃんと見ておけば調べやすいのですが。
毛虫

角度を変えてもう1枚。
毛虫

昆虫写真1

2012-07-30 20:18:32 | 農・食・医・環境
山の方に行きました。標高1500mくらい。虫がいっぱいいたので、つい写真を撮ってしまいました。

種名が分からないものが多く、素人同定中。分かり次第、名前を追加していきます。

ビロードハマキ。そんなに珍しい蛾ではないと思います。元々は南方系ということになっていますが、高地にも進出しているようです。
ビロードハマキ

サカハチチョウだと思っていますが、もうちょっとちゃんと確認。サカハチチョウは春と夏の年2回発生で、この模様に近いのは春型。今はもう夏なので、サカハチチョウ春型だとするとかなり長生きだったことになります。→やっぱりサカハチチョウ春型に見えます。
サカハチチョウ

同じチョウを角度を変えて。年寄りなのか、翅が痛んできていますね。
サカハチチョウ

イチモンジチョウだと思ったが、サカハチチョウ夏型という可能性もあったか。識別点をきちんと把握していないので、これも確認。→イチモンジチョウでいいように思います。前翅の斑紋がイチモンジチョウ的ですし、後翅の形が上のものとは違います。
サカハチチョウ

Union Rags引退

2012-07-22 22:13:12 | 競馬日記
今年のベルモントS馬Union Ragsが引退することになりました(記事1記事2記事3記事4)。腱の故障(屈腱炎?)とのこと。

ケンタッキーダービー、プリークネスS2冠のI'll Have Anotherは既に引退しており、夏の時点で今年のクラシックホースがいなくなってしまいました。
2歳時にサラトガスペシャル、シャンペンSを勝っており、合計GI3勝。クラシック戦線で最も期待した馬でしたが(ブログ)、ケンタッキーダービーでまさかの7着。プリークネスSをスキップし、ベルモントSでクラシック制覇を果たしました。

今年のアメリカクラシック戦線は有力馬を例年よりチェックしていたためか、例年より故障戦線離脱が私の目に付きます。クラシックを勝った2頭だけでなく、私が注目していたところではAlgorithmsOut of Boundsが戦線離脱しました。

こんなにいなくなってしまうのはちょっと残念です。

Kジョージ

2012-07-22 21:28:29 | 競馬日記
ディープブリランテが参戦したKジョージVI&QエリザベスSは昨年の凱旋門賞馬Danedreamが勝ちました。

Kジョージと凱旋門賞を勝った馬は過去にはRibotBallymossMill ReefダンシングブレーヴラムタラMontjeuHurricane RunDylan Thomasがおり、Danedreamで9頭目、牝馬では初めて。このうちRibotは凱旋門賞→Kジョージ→凱旋門賞というとんでもないことをやっていますが、こういった馬に肩を並べる名馬になりました。

Danedreamは素晴らしい配合です。Shalanayaは美しい配合で、Danedreamはかっこいい配合ですね(ブログ)。前走サンクルー大賞典は4頭立ての4着だったのですが、一気に巻き返しました。勝つときの強さは素晴らしいです。

このDanedreamに食い下がったのがディフェンディングチャンピオンNathaniel。惜しかったですね。レース間隔が詰まっていたことを考えると、極めて勝ちに近い負けだと思います。

ディープブリランテは離された8着。前半、かかり気味で折り合いに苦労していました。あれではアスコットの12Fはもたないです。折り合いに苦労していた馬ですから、12Fよりも10Fくらいの距離を目指した方が良かったんじゃないでしょうか。例えば8月に行われる英インターナショナルSとか。ゼンノロブロイElectrocutionistの2着に入ったこともありました。

セレクトセール結果

2012-07-19 23:12:04 | セリ
セレクトセールが終わっています。高額落札馬(1億円超)のみ取り上げます。

1歳馬
ディープインパクト×アドマイヤキラメキ:2.5億円
ディープインパクト×グレイトサンライズ:1.5億円
ネオユニヴァース×マンデラ:1.5億円
ディープインパクト×ダイヤモンドディーバ:1.4億円
ディープインパクト×スーア:1.1億円

当歳馬
ディープインパクト×スカイディーバ:2.5億円
ディープインパクト×ラヴアンドバブルズ:1.45億円
ハービンジャー×ケアレスウィスパー:1.35億円
ディープインパクト×カリ:1.2億円
ディープインパクト×プリティカリーナ:1.1億円

ブラックタイプの観点からは見事な良血馬ぞろいです。
配合という観点からはネオユニヴァース×マンデラが一番気になります。Reliance 5 x 5が特殊な血をまとめ、Almahmoud 5 x 6、Tudor Minstrel 7 x 5でリードする形態。AlmahmoudとTudor Minstrelはスピード系ですが、RelianceやDonatelloのスタミナが効いていて、距離は持ちます。Acatenangoの活かし方は半兄ワールドエースより上で、こんな配合で日本で活躍できるのかという面も含めて注目すべき馬です。

全姉、全兄が活躍しているディープインパクト×ラヴアンドバブルズはオーストラリア人による落札。海外で走らせてみて欲しいです。

Alzao 3 x 5のディープインパクト×カリも気になりますね。母方の世代が新しめでぴったり合っているわけではないのですが。

マンノウォーS

2012-07-16 23:24:21 | 競馬日記
マンノウォーSは興味深い血統の馬が勝ちました。Dynaformer産駒のPoint of Entryです。

父Dynaformerは1985年生のRoberto産駒。同期のRoberto産駒にはサンシャインフォーエヴァーブライアンズタイムがいます。
競走馬として最も成功したのはサンシャインフォーエヴァーで、3歳時に芝GIを3連勝し、BCターフでも2着に入ったエクリプス賞最優秀芝牡馬です。
ブライアンズタイムはGIフロリダダービー、ペガサスHを勝つなどダートで活躍し、3冠路線にも進みプリークネスSでも2着に入りました。サンシャインフォーエヴァーがチャンピオンだっただけにかすんでしまうのですが、こちらもなかなかなものです。
DynaformerはGI勝利はありませんでしたが、ジャージーダービー、ディスカバリーHと2つのダートGIIを勝ち(ジャージーダービーは今は芝)、キーンランドの芝12Fのコースレコードを出したこともある芝砂兼用馬でした。

サンシャインフォーエヴァーとブライアンズタイムはDarby Dan Farmの生産。Dynaformerの母はDarby Dan Farmの生産でJoseph Allenが所有し、DynaformerはJoseph Allenの生産馬となっています。
血統的には非常に近く、サンシャインフォーエヴァーとブライアンズタイムは母が全姉妹。Dynaformerの母父はサンシャインフォーエヴァー、ブライアンズタイムの母父Graustarkの全弟His Majesty。曾祖母がGolden Trailで、これがサンシャインフォーエヴァー、ブライアンズタイムの祖母です。
ちなみにDarby Dan生産で、Joseph Allenが所有した馬にDarby Creek Roadという1975年生の馬がいます。父がRoberto、母がDynaformerの祖母On the Trailで、サンシャインフォーエヴァー、ブライアンズタイムの3/4同血に当たります。GI勝利はありませんでしたが、2歳時にGIIサラトガスペシャルを勝っています。John Henryに3度勝ち、ベルモントSでAffirmedAlydarに次ぐ3着に入った強豪でした。種牡馬としてはデルマーフュチュリティのDrag Raceを出しています。

サンシャインフォーエヴァーは種牡馬として期待され、Darby Danに残りました。しかし、サンファンカピストラーノHのSunshine Streetを出した程度でした。Sunshine Streetは英ダービー(4着)、英セントレジャー(3着)にも出たことがある芝馬でした。後年、日本に輸入されてからも芝の勝利数の方が上回っていました。

ブライアンズタイムは早田牧場によって輸入されました。本当はサンシャインフォーエヴァーを狙ったのですが、値段が高くブライアンズタイムにしたとの有名な話があります。しかし日本で大成功し、3冠馬ナリタブライアン、GI4勝マヤノトップガン、2冠馬サニーブライアン、ダービー馬タニノギムレット、オークス馬チョウカイキャロルなど、芝の大物を多数輩出しました。しかし、勝利数はダートの方が多く、また、活躍馬も年を経るにつれダートにシフトし、タイムパラドックスフリオーソなど、ダートの大物も出しています。

Dynaformerは最初、Wafare Farmに繋養されましたが、1995年からはThree Chimneys Farmに移りました。競走成績は前2頭に劣りますが、種牡馬としてはかなりのもので、米クラシック路線ではケンタッキーダービー、フロリダダービーのBarbaroを出しました。しかし、産駒は芝適性の高いものが多く、メルボルンCのAmericain、英1000ギニー、愛オークス、ヨークシャーオークスのBlue Bunting、独ダービー、ラインラントポカルのWiener Walzer、英セントレジャーのLucarno、フィリーズマイル、メイトロンSのRainbow Viewなど、数多くの芝のGI馬を出しています。

Point of Entryは良血馬で、半姉にアラバマS、ガゼルSのPine Island、母はBCディスタフのPleasant Homeの全姉、曾祖母メイプルジンスキーは名スプリンターDayjurの半妹であり、アラバマS、モンマスSを勝った名牝で、ここからトリプルティアラのSky Beauty、母父サンデーサイレンスのGI2勝馬Tale of Ekatiなどが出ています。

血統構成は今、日本のダート戦線で活躍しているバーディバーディと似ています。母は全姉妹。父はDynaformerとブライアンズタイム。
父がダートの強豪を出すブライアンズタイムであり、尚且つ、今、日本のダート界で流行っているGraustark=His Majestyを3 x 4でクロスするバーディバーディはダート馬でしたが(スプリングSから皐月賞に向かったときはどうなるかと思いました)、Point of Entryは芝馬になりました。父が特に近年は芝用にシフトしていたDynaformerであるというのは大きいと思います。他に要素を探すと、Hasty Roadの位置でしょうか。バーディバーディは4 x 5でしたが、Point of EntryはGolden Trailの位置が一つ奥に上がったために5 x 5になっています。どちらもNashua 4 x 5 . 7でリードする血統構成だけにHasty Roadの位置がNashuaと並ぶよりも一つ奥に上がった方が少しすっきりします。

Graustark=His Majestyが日本のダートで流行っていると言ってもGraustark=His Majestyを持っていたらダート馬になるというほど単純ではありません。一番の例はタニノギムレットでしょう。ブライアンズタイム産駒でGraustarkクロスを持ちますが、競走馬として純然たる芝馬で、種牡馬としても芝向き種牡馬です。他の部分も大切ですし、直接遺伝のようなものもあるように思いますし、ダート馬が出やすいというのとその特定の馬がダート馬であるかどうかは別です。

オオムラサキ

2012-07-14 20:53:02 | 農・食・医・環境
いつもの観察地点にオオムラサキを見に行きました。非常にいいポイントで、今回もオオムラサキが飛び回っているのが見られました。
あまり止まってくれず、写真を撮るのには苦労しましたが、止まってくれた1頭がかなりいい感じに止まってくれました。

オオムラサキ

2007年にも写真を撮っており(ブログ)、このときはPENTAX Optio S5iというズームは4倍までのかなりコンパクトなデジカメ。

オオムラサキ

オオムラサキ

今年買った富士フィルムのFinePix F770EXRはズームが20倍で、Optio 5Siに比べればかなり大きく撮れます。まあ、いくらそれなりに大きく撮れるといっても虫の部分を拡大すれば画質は荒くなってしまうのですが。
現地にいた本気でオオムラサキを撮りにきた人は、一眼レフにごっついズームレンズをつけて、もちろん三脚を立てて撮っていました。

またもやGraustark持ちのダートの一流馬が

2012-07-12 20:48:30 | 競馬日記
キングカメハメハはダート適性の高い種牡馬で、今年の平安Sでエスポワールシチーを破ったヒラボクキングやアグネスショコラの仔ゴールデンチケット、スカーレットレディの仔ソリタリーキングといったダートの重賞勝ち馬を既に出しています。
ソリタリーキングはサカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレムというダートの重賞勝ち馬の半弟ですし、ヒラボクキングは曾祖母がブライアンズタイムの母Kelley's Dayで、Graustark 6 x 4を持ちます。

昨日行われたジャパンダートダービーをキングカメハメハ産駒のハタノヴァンクールが勝ちました。母父がブライアンズタイムで父Mr. Prospector系×母父Roberto系のニックスであるとともに、ヒラボクキング同様、Graustark 6 x 4を持ちます。Graustark=His Majesty持ちのダートの一流馬は日本には多く、トランセンドエスポワールシチーフリオーソワンダーアキュートバーディバーディ スーニなんかがこれに当たります。ブライアンズタイムの成功がこの傾向を後押ししたのは間違いないですが、ブライアンズタイムを持たないものも見られます。

ハタノヴァンクールはダート適性が高い配合ではありますが、キングカメハメハの良さが十分に出ていると思います。キングカメハメハは世代が新しい部分があり、サンデーサイレンスの位置が母父より一つ上がっても(母父の父、祖母父になっても)合わせられそうなのですが、ハタノヴァンクールは祖母父サンデーサイレンスの初めてのGI馬になると思います。
祖母ハヤベニコマチは父サンデーサイレンス×母父ノーザンテースト。スカーレットレディと同じパターンですね。ソリタリーキングよりもNorthern Dancer、Lady Angela、Almahmoudの位置は整っています。スカーレットレディ産駒にブライアンズタイムの仔がいたら良かったのですが(ダイワバーガンディは繁殖入りできたのでしょうか)。