うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ドバイ遠征

2010-02-25 19:43:53 | 競馬日記
ドバイ遠征中のウオッカについてBloodhorseに記事が出ています(記事)。レーシングマネージャーの田中敬太氏はタペタに満足しているようですね。

ドバイワールドカップへの追加招待を希望し、遠征に前向きだったテスタマッタは残念ながら故障で遠征が不可能になりました(記事)。故障が原因というのは残念ですね。

ゴドルフィンマイルに招待されていたサクセスブロッケンは辞退しましたが、ローレルゲレイロにドバイ・ゴールデン・シャヒーンの招待状が届きました(記事)。サクセスブロッケンは脚元がおかしなところがありますので、無理しないのも仕方がないかもしれません。また、ワールドカップの方に選ばれていたら「思い切って行く」という決断もしやすかったかもしれません。ローレルゲレイロの場合は日本には短距離GIが二つしかありませんので、世界を行脚して欲しいです。強い短距離馬はそれが世界基準なのではないでしょうか。

フェブラリーSを楽勝し、ドバイワールドカップでも人気の一角を占めている(オッズ)エスポワールシチーは回避するようですね。遠征にはリスクも負担もありますし、オーナーの立場ではそれらを勘案して現実的な決断をしなければなりませんが、外野の立場ではやっぱり残念です。

馬事公苑

2010-02-21 18:52:15 | 競馬日記
先日、馬事公苑に行ってきました。

馬事公苑
馬事公苑の入り口。

馬事公苑
石碑。

馬事公苑
昔はここで騎手の養成が行われていました。「花の15期生」が有名ですね。

馬事公苑
メインアリーナでは馬術競技が行われていました。

馬事公苑
「馬の王子様」に出ているポニーは馬事公苑にいるやつみたいですね。この馬かどうかは知りません。

ネオヴァンドーム

2010-02-14 17:18:12 | 競馬日記
私の中の今年3歳の一番馬はトーセンファントムだったので、トーセンファントムが故障して私のクラシックが終了してしまったのですが、同じくネオユニヴァース産駒のネオヴァンドームがきさらぎ賞を勝ちました。
トーセンファントムとネオヴァンドームは、父ネオユニヴァース×母父トニービン×祖母父ノーザンテーストで、配合が非常に似ています。

東京の方のメイン、ダイヤモンドSを勝ったのはフォゲッタブル。エアグルーヴの仔、アドマイヤグルーヴの半弟です。こちらは父ダンスインザダーク×母父トニービン×祖母父ノーザンテーストで、トーセンファントム、ネオヴァンドームとは父が違います。トニービンの生かし方、全体のバランスという点では父ネオユニヴァースの方が私の好みですが、さすが高額良血馬です。全兄ザサンデーフサイチも故障がなければそこそこ活躍できそうな感じがありました。
フォゲッタブルの半弟の3歳馬はキングカメハメハ産駒ルーラーシップです。初戦を豪快に勝ち上がり、「ディープインパクトの再来」などと書くメディアもあったぐらいですが、まずい展開で2戦目を落とし、更にフレグモーネと誤算続きです。配合的には父の世代が新しいのが気になってしまいます。

Intercontinental

2010-02-14 01:00:16 | 競馬日記
IntercontinentalがFirst Defenceとの仔を産みましたね(記事)。BCフィリー&メアターフでOuija Boardを破り、2005年のエクリプス賞最優秀芝牝馬に輝いた馬で、ジャドモンテファーム生産。北半球最多の5頭のGI馬を出したHasiliの仔です。
父はFirst Defence。こちらもアメリカのジャドモンテファーム生産。母はサンタモニカHの勝ち馬のHonest Ladyで、その母は4頭のGI馬を出したToussaud。2頭の繁殖牝馬で9頭のGI馬を生産してしまうのですから、K・アブドゥラー氏には感服します。そしてその2頭の繁殖牝馬の孫と子という豪華な組み合わせの配合ですね。

初仔の父はToussaudの仔Empire Makerで、Mascareneという名の牝馬です。

2010年度 調教師・騎手免許試験合格者

2010-02-10 19:45:15 | 競馬日記
2010年度の調教師・騎手免許試験合格者が発表されましたね(記事)。
騎手としてはぱっとしなかった(失礼か)千田元騎手や日吉元騎手、牧田和弥元騎手が難関を突破して「先生」になります。障害戦の名騎手だった田中剛元騎手、関東の中堅どころとして活躍した菊沢隆徳騎手も合格していますね。数々のGIを制した角田騎手もとうとう引退ですねえ。剛胆な騎乗が見られなくなるのは寂しいですが、先生としてターフに戻ってくるので活躍に期待しましょう。田中剛元騎手をのぞく残り5人の元騎手組は年齢が37~40歳に集中しています。

騎手の合格者も面白い人材がいそうです。
模擬レースのポイントで争う「競馬学校チャンピオンシップ2010」で優勝した川須栄彦君はなんと乗馬未経験だったそうです(記事)。模擬レースの映像を見た印象では、レースの流れを把握できる子のように感じました。模擬レースのポイント戦は昨年から行われており、昨年のチャンピオン松山弘平騎手は36勝を挙げてJRA賞最多勝利新人騎手に輝いています。
アイルランド大使特別賞は卒業レースを制した高倉稜君。川須君と高倉君はともに栗東所属予定ですね。
菅原隆明元騎手の息子、菅原隆一君は子役をやっていたんですね。話題性は十分ですので、あとは実力をつけて欲しいです。

Zarkava初仔

2010-02-09 00:17:41 | 競馬日記
Zarkavaの初仔が産まれたそうですね(記事)。
Dalakhani × Zarkavaで、Mr.Prospector 4 x 4、Mill Reef 4 x 5、Crepello 5 x 7 . 7と前面で中間断絶クロスを多用したタイプです。Mill ReefのクロスはDarshaanのNasrullah、Princequilloを傘下に収めている点でいいと思います。
アガカーン殿下の生産で、前面で中間断絶クロスを多用したタイプと言えば愛オークス、ヴェルメイユ賞のShawandaを思い出します。

今年はSea the Starsを付ける予定です。
Sea the Stars × ZarkavaはMr.Prospector 4 x 4、Northern Dancer 5 x 5 . 6が前面のクロス。アガカーン殿下らしくDanzig系種牡馬でNever Bendのクロスも生かしています。

Shawanda、Dalakhani × Zarkava、Sea the Stars × Zarkavaを見比べるとアガカーン殿下らしい配合の方向性が見えてくるように思います。他に参考になりそうなのはミラノ大賞典のShamdala、フォレ賞のCaradak、愛ダービー、Kジョージのアラムシャー、BCターフ、英チャンピオンSのKalanisiなど。単なるBest to Bestではない配合哲学があります。ただし、アガカーン殿下の生産でMr. Prospector近交型を目にするのは初めてかもしれません(少なくとも過去のGI馬にはこのパターンはいなかったはず)。配合が新時代に突入したことを感じます。
それにしても2年連続で凱旋門賞馬同士、カルティエ賞年度代表馬同士の組み合わせ。豪華すぎます。

(DalakhaniもSea the Starsも母父がMiswakiですね。Sea the Starsの方のMiswakiはアガカーン殿下が選んだものではないですが、Dalakhaniの方はアガカーン殿下が選んだものです。通常は早熟・ダート向き・スピード血統とされるMr. Prospector系の中でMiswakiは晩成・芝向き・長距離向きの産駒を出す変わり種でした。また、凱旋門賞の歴史で父系がMr. Prospector系の勝ち馬はMiswaki産駒Urban SeaとZamindar産駒Zarkavaの2頭だけです。Sea the Starsはアガカーン殿下の好みなんでしょうね。ちなみにZamindarはZarkavaの1歳上の仏1000ギニー馬Darjinaの父ですね。)