天皇賞秋はトーセンジョーダンが勝ち、GI初勝利を挙げました。
勝ち時計1:56.1はウオッカのレースレコードを1.1秒、ツジノワンダーの芝2000m日本レコードを0.3秒更新するレコードでした。2着はダークシャドウ、3着はペルーサでGI未勝利馬が3着までを占め、ブエナビスタは4着、エイシンフラッシュは6着、ローズキングダムは10着、アーネストリーは14着、ビッグウィークは17着でした。
大レコードが出たのですが、7着ナリタクリスタルまでがウオッカのレコードを上回っており、要するに馬場が速かっただけでした(ウオッカの時も0.8秒の更新で9着キングストレイルまでが従来のレコードを上回っていました)。あまりにも速すぎる馬場というのはレコードの価値を落としてしまうだけでなく、馬の評価にも影響を与えてしまうように思います。レコード出したと言っても馬場が馬鹿っ速かっただけで特に強くもない、と言われるのは不憫です。
菊花賞のときもレコードまで0.1秒で、見事な勝ちっぷりにナリタブライアン級だという人がいる反面、タイムに関しては馬場が速すぎただけであって、弱い世代の弱い3冠馬だという人もいて、これまたかわいそうだなと思ってしまいます。ナリタブライアンは猛烈なパフォーマンスを見せつける怪物であって、あれと比較するのはかわいそうなんですが、全く底をみせないオルフェーヴルの今後に期待です。
で、天皇賞秋に戻って、ブエナビスタは今回はさすがに厳しすぎるだろうと思ったのですが、それでも4着。強いですね。かなり期間が空いたのに、いきなりスピード勝負に対応してくるとはさすがです。
京都大賞典を勝ち、復活したかのように見えたローズキングダムは馬群に沈み10着。鞍上はこの週から短期免許で乗っている仏の名手メンディザバル。京都大賞典は後藤で、本番天皇賞秋はメンディザバルという予定通りの起用でした。主戦を固定するシステムから鞍上を流動化していい騎手を乗せていくシステムに変えるのは一つのやり方として問題ないのですが、もっと流動化するなら前走でこの馬の持ち味を出した後藤の続投というのもあったでしょう。メンディザバルは確かに実績のある騎手なのですが、メンディザバルで負けるなら仕方がないと思えるほど日本での実績はありませんし、そもそも日本にそんなに来ていません(WSJSで数回来日し、阪神では乗ったことがあります)。勝ったピンナは春に続く2回目の短期免許で、今回の短期免許最終週でした。メンディザバルは後2戦、ローズキングダムに乗る予定ですが、起用した甲斐があったと言える結果を残せるでしょうか。ボタンを掛け違えたようなスタートになってしまい、ちょっと心配です。ちなみに昨年のブエナビスタは本国でラフな競馬をすることでしばしば問題になり、日本でも来るたびに騎乗停止を食らっていたスミヨンを鞍上に迎えて失敗しました。
勝ち時計1:56.1はウオッカのレースレコードを1.1秒、ツジノワンダーの芝2000m日本レコードを0.3秒更新するレコードでした。2着はダークシャドウ、3着はペルーサでGI未勝利馬が3着までを占め、ブエナビスタは4着、エイシンフラッシュは6着、ローズキングダムは10着、アーネストリーは14着、ビッグウィークは17着でした。
大レコードが出たのですが、7着ナリタクリスタルまでがウオッカのレコードを上回っており、要するに馬場が速かっただけでした(ウオッカの時も0.8秒の更新で9着キングストレイルまでが従来のレコードを上回っていました)。あまりにも速すぎる馬場というのはレコードの価値を落としてしまうだけでなく、馬の評価にも影響を与えてしまうように思います。レコード出したと言っても馬場が馬鹿っ速かっただけで特に強くもない、と言われるのは不憫です。
菊花賞のときもレコードまで0.1秒で、見事な勝ちっぷりにナリタブライアン級だという人がいる反面、タイムに関しては馬場が速すぎただけであって、弱い世代の弱い3冠馬だという人もいて、これまたかわいそうだなと思ってしまいます。ナリタブライアンは猛烈なパフォーマンスを見せつける怪物であって、あれと比較するのはかわいそうなんですが、全く底をみせないオルフェーヴルの今後に期待です。
で、天皇賞秋に戻って、ブエナビスタは今回はさすがに厳しすぎるだろうと思ったのですが、それでも4着。強いですね。かなり期間が空いたのに、いきなりスピード勝負に対応してくるとはさすがです。
京都大賞典を勝ち、復活したかのように見えたローズキングダムは馬群に沈み10着。鞍上はこの週から短期免許で乗っている仏の名手メンディザバル。京都大賞典は後藤で、本番天皇賞秋はメンディザバルという予定通りの起用でした。主戦を固定するシステムから鞍上を流動化していい騎手を乗せていくシステムに変えるのは一つのやり方として問題ないのですが、もっと流動化するなら前走でこの馬の持ち味を出した後藤の続投というのもあったでしょう。メンディザバルは確かに実績のある騎手なのですが、メンディザバルで負けるなら仕方がないと思えるほど日本での実績はありませんし、そもそも日本にそんなに来ていません(WSJSで数回来日し、阪神では乗ったことがあります)。勝ったピンナは春に続く2回目の短期免許で、今回の短期免許最終週でした。メンディザバルは後2戦、ローズキングダムに乗る予定ですが、起用した甲斐があったと言える結果を残せるでしょうか。ボタンを掛け違えたようなスタートになってしまい、ちょっと心配です。ちなみに昨年のブエナビスタは本国でラフな競馬をすることでしばしば問題になり、日本でも来るたびに騎乗停止を食らっていたスミヨンを鞍上に迎えて失敗しました。