うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

世紀の大頓死

2008-02-29 18:56:10 | 日記
久保八段が「世紀の大頓死」とのことです( 王将戦中継ブログ)。

久保八段優勢?→羽生王将優勢?→久保八段優勢!→久保八段勝勢!→久保八段大頓死!

という流れだと思います。
序盤から中盤の形勢判断は難しいと思いますが、王将戦中継ブログの流れや棋譜のコメントからはこのように読めました。

お互いに持ち時間8時間をほとんど使い切っての最終盤で、久保八段が逃げ間違い頓死しました。
驚くべきことに羽生王将は詰んだと思っていたそうです(記事)。
思わぬ形で勝利が転がり込み、王将戦4連覇、通算11期目を達成しました。
ドラマがありました。


さてさて、名人戦の順位戦も大詰めの最終局です。
羽生二冠は谷川九段との対局で勝てば挑戦権を得ることになります。
その名人戦のブログパーツなんてのがあるんですね。



2002年を振り返る

2008-02-28 20:58:23 | 競馬日記
2002年はサンデーサイレンスが死んだ年でした。
サンデーサイレンスが死んだ直後、ポストサンデーサイレンスはどの種牡馬か、というのを某サークルの掲示板に書いたのを思い出しました。
それを読み返してみると、ブライアンズタイム、タニノギムレット、アグネスワールド、アグネスタキオンに期待、という結論でした。

アグネスワールドはDanzig系らしく日本では今ひとつですからちょっと冒険しすぎたと思います。ブライアンズタイムは既に実績十分ですから言うまでもないのですが、タニノギムレット、アグネスタキオンはまあまあいい見立てだったように思います。
特にアグネスタキオンについてはサンデーサイレンス系種牡馬の一番手に挙げており、「3歳の皐月賞を勝って故障引退したが、これは種牡馬として成功するために故障したとしか思えない」と書いていました。

2002年当時で種牡馬入りしていなかった馬の仔もデビューしてきていますので、今後も動向に注目です。

海藻からバイオエタノール

2008-02-28 20:54:15 | 農・食・医・環境
海藻からバイオエタノールを作る計画があるようですね(記事)。

バイオエタノールの問題点だと私が思っている点は、

1.人間の食物と競合する。トウモロコシを燃やして車を走らせるのでは本末転倒。直接的に競合しなくても他の作物からバイオエタノール用作物に転作することがあるだろう。

2.バイオエタノール用作物を栽培するために森林を切り開くケースもあるだろう。

3.エネルギー効率。栽培をする際にエネルギーを使い(肥料、農薬、耕作など)、作物からエタノールを作るときにもエネルギーを使う。

4.安全性。バイオエタノールが大気汚染の原因になるという指摘もある。

海藻の利用では、1、2はクリアできるでしょう。おそらく肥料、農薬は用いないので、3の前半部分はいくらかクリアできるかもしれません。またこの記事中には書いていないもののレアメタルの収集という目的もあるので、エネルギーを使うこともある程度正当化される部分もあるでしょう。

この計画では「乾燥重量で約6500万トン」を見込んでいるそうです。四国の半分強の面積を利用するそうです。
これがどのくらいの規模なのか今ひとつピンと来ないですが、同じ海藻ということでワカメと比べるなら、ワカメの全国生産量は原藻換算で6万2千トンです(リンク)。乾燥重量と原藻換算の違いが分からないのですが、ワカメの生産規模のおよそ千倍ぐらいのとてつもない大規模なものを想定していると考えていいのではないでしょうか。
となるとまず、そんなことができるのか、という疑問が出てきます。また「沖合を活用するため沿岸の生態系を守れる」というのが正しいのかもよく分からなくなります。未だかつてこんな大規模な海藻生産を行ったことはないでしょうから、違う問題が出てくる可能性もあるでしょう。
また、レアメタルを体内に蓄積させるために遺伝子組み換えを行うようなことも読んだことがあります。日本では実験目的で遺伝子組み換え植物を栽培することすら大きく制限されているのに、四国の半分強の面積で栽培するようなことが無事にできるのでしょうか。

今年の新種牡馬

2008-02-27 22:20:55 | 競馬日記
サンデーサイレンスという絶対軸がいなくなり、種牡馬選びが難しくなってきています。
山野氏が今年から種牡馬としてデビューする馬について解説しています(記事)。
5頭あげていますが、おおむね好意的です。気を使っているのかな。

ダイワメジャーは競走馬としての能力的は高いですが、父サンデーサイレンス、母父ノーザンテーストでは繁殖牝馬探しが難しそうです。サンデーサイレンス系種牡馬が多すぎるのも問題です。同様の配合の馬としては先にデュランダルが種牡馬入りしています。山野氏が言っているように日本への適応力は期待できますが。

アドマイヤムーンの場合は、Mr. Prospector、サンデーサイレンス(Halo)、Northern Dancerと現在の主流血統を全部持っていますので、いかにして無駄な近親交配を避けるかがポイントの一つでしょう。世代が新しいのもポイントかもしれません。

シーキングザダイヤは血統は素晴らしいですが、日本で実績のある血統ではありません。果たして日本に合うのでしょうか。アメリカで種牡馬入りしていたら面白かったと思いますが。日本でもこの父系を広げる活躍ができるといいです。

ローエングリンも非常にヨーロッパ的で日本に合うのか心配です。その意味ではアサクサデンエンの方がいいのですが、これもHaloを既にクロス馬として持っているのがどう出るのでしょうか。

フェブラリーSと京都記念

2008-02-24 20:46:50 | 競馬日記
昨年も同じ題でブログを書いていますね。

京都記念は昨年と同じくアドマイヤのアドマイヤオーラが勝ちました。ウオッカは最後方から最速の上がりで追い込んだものの前とは差がありました。極端な競馬しかできないのは大きな問題です。

フェブラリーSはヴィクトリーが引っ張ったのですが、余裕でヴァーミリアンが付いてきました。直線で楽に抜け出し完勝。強いですね。日本で走る必要がなくなったのではないでしょうか。

ヴァーミリアン、ウオッカはドバイに行くことが決まっており、アドマイヤオーラは追加選出されればドバイに行くことになるようです。ヴァーミリアンは昨年は2秒以上はなされた4着でした。スピードもついていますので、いい勝負をして欲しいです。ウオッカはデューティーフリーの方に出ます。距離短縮でいい走りができるといいです。アドマイヤオーラは日本で走るよりもチャンスがあるかもしれません。

フェブラリーSの他にダートでいくつか注目のレースがありました。

Rags to Riches、Jazilの半弟カジノドライヴが京都ダート1800mでデビューし、2秒以上差をつける圧勝でした。ベルモントSを目指すそうですので期待したいです。

サクセスブロッケンがシンボリクリスエス産駒初のオープン勝ちを果たしました。今年の3歳ダート路線は既にオープンを勝っているシルクビッグタイムもおり、豊作です。その分、芝路線が頼りないですが、レインボーペガサスのようにダートから芝に変わって重賞を勝つ馬もおり、ダートで走っている馬にも注目する必要があります。

昨年7月に取り上げたゴーフォアブロークがやはりダートで勝ち上がりました(ブログ)。スピード馬と書きましたが、1800mでの勝ち上がりです。3戦目であり、順調です。今後も期待します。

生存しているかどうか

2008-02-20 22:37:39 | 日記
イージス艦が引き起こした事故について、笹川堯氏が「もう恐らく生存している可能性はありません。」と言ったそうです(記事)。

ジョン・F・ケネディJr.が乗った飛行機が大西洋上で消息を絶った際、捜索・救助活動を行った後、「消息を絶ってから○○時間が経過し、事故にあったと思われる海域の状況を考えると生存している確率はゼロに近い」って感じの説明が当局からあったように記憶しています。遺族はその説明に同意し、遺体回収作業に移りました。

自分の感覚で適当なことを言うのは問題ありとされても仕方がないかもしれませんが、科学的な説明をした上で方針を決定するのは理にかなったことかもしれません。

王将戦

2008-02-20 22:10:50 | 日記
将棋観戦は好きです。たまにNHK杯将棋トーナメントをテレビで見ています。指すのは苦手です。

それで今、羽生王将vs久保八段の王将戦七番勝負の真っ最中なのですが、王将戦ブログというのがあります。
対局の流れが分かって面白いです。
おやつの写真なんかも載っています。おいしそうです。
動画もあります。久保八段がサウスポーだということに今更気づきました。
棋譜その他の情報は将棋 - 毎日jpへ。

best British album

2008-02-19 22:24:02 | 音楽
英Q Magazineと英HMVが過去50年間でのbest British albumの投票をしました(記事)。
イギリスはこういう企画が好きですね(日本でこういう企画がないのはなぜだろう)。2005年には英国のテレビ局Channel 4が「偉大なアルバム」の投票を行いました(記事)。こちらの対象はBritish albumに限りません。

Channel 4の方で1位だったRadioheadのOK Computerは3位。1位はChannel 4の方で6位だったOasisのDefinitely Maybeでした。2位も同じくOasisの(What's the Story) Morning Glory。Oasisは14位にDon't Believe the Truth、Radioheadは11位にThe Bendsも入っています。現代British rockの2強ですね。この前、テレビで映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」が放送されていましたが、OasisのLylaが主題歌でした(Rock 'n' Roll Starが劇中で使われていたような記憶も)。

20位以内で持っているのは1、2、3、5、6、10、11、14、20位の9枚です。そこそこ押さえていますね。5位にThe Stone Rosesが入っているのがうれしい。

テレビでのパフォーマンスでのFools Goldの明らかな口パク、エアドラムは面白い。Top of the Popsは口パクが多いそうです。



日本でこのような投票をしたら何が上位に来るでしょうね。
ぱっと思いつくところではMr.ChildrenのAtomic Heartや宇多田ヒカルのFirst Loveなんかが入ってきそうな気がしますが。

錦織選手

2008-02-19 21:51:35 | 日記
テニスの錦織圭選手がデルレービーチ国際選手権を勝ちました(記事1記事2)。

確かジュニアにそんな名前の有望選手がいたような気がしていたので、ジュニアの大会を勝ったのかと思ったのですが、プロになっていたのですね。18歳1ヶ月で、あのレイトン・ヒューイットの16歳10ヶ月に次ぐ若さでのATP大会制覇。日本人の優勝は松岡修造以来2人目です。

すごい選手だというような話はニュースで聞いていたものの、そう持ち上げているだけだろうと思っていたのですが、本物でした。松岡氏の言う「トップ10入りや4大大会優勝」も夢ではないかもしれません。

きさらぎ賞

2008-02-17 23:27:46 | 競馬日記
きさらぎ賞を勝ったのはアグネスタキオン産駒レインボーペガサスでした。
母ギャンブルローズはデインヒルの日本供用時代の仔で、重賞戦線でも活躍しました。レインボーペガサスしか産駒がいないようです。デインヒルはわずか1世代の供用でしたが、さすがは世界的大種牡馬。重賞勝ち馬を出しましたし、日本での産駒の牝馬から重賞勝ち馬が出ました。
配合内容は整合性が取れていてきれいだと思います。ただし大きいところを考えた場合、サンデーサイレンス系であることはどうなんでしょうか。
1番人気ブラックシェルはオイスターチケットの仔。オイスターチケットは好きだったのですが、血統構成的には少し落ちるように思います。ただし、今日は出遅れが全てでした。ゲート内で暴れているときにゲートが開いてしまいました。

この前シンボリクリスエス産駒クリールトルネードを取り上げたのですが(ブログ)、セントポーリア賞で2着と好走しました。そのセントポーリア賞を勝ったのはジャングルポケット産駒ファビラスボーイでした。こちらはファビラスラフインの仔です。東京巧者かもしれませんね。はまったときの一撃はありそうですが、あまり安定感はないような気がします。