オークスは
トールポピーが強引な進路取りで勝ちました。
馬は強いのですが、騎乗はほめられたものではないです。強引に内に切れ込んで行きました。降着の可能性もありました。
GIでの1着入線馬の降着と言えば
メジロマックイーン、
カワカミプリンセスですが、今回のトールポピー、ダービーでの
タヤスツヨシ、NHKマイルCでの
テレグノシスと何が処分の判断を分けたのでしょうか(偶然なのですが、処分を受けなかった3頭に社台グループの馬を選んでしまいました)。
少なくとも今回よりもカワカミプリンセスの女王杯の方がましだったように思います(被害馬が故障してしまいましたが、斜行の程度では)。池添騎手は降着なしの騎乗停止という異例の処分になりましたが(
記事)、こんなグレーの落としどころでいいのでしょうか。
(昔は降着処分がなかったので、降着なしの騎乗停止がありました。皐月賞のシンボリルドルフとか。)
トールポピーは血統表上Phalaris4段付けですが、母父サンデーサイレンスがゼロ交配です。
エリモエクセルでも母父Rivermanがゼロ交配でした。
父ジャングルポケットはダービー馬です。中央平地GI馬を出した近年のダービー馬を書き出してみます。
2002年タニノギムレット:ウオッカ牝(ダービー、阪神JF)
2001年ジャングルポケット:トールポピー牝(オークス、阪神JF)
1999年アドマイヤベガ:キストゥヘヴン牝(桜花賞)
1998年スペシャルウィーク:シーザリオ牝(オークス)
1991年トウカイテイオー:トウカイポイント騸(マイルCS)、ヤマニンシュクル牝(阪神JF)
1986年ダイナガリバー:ファイトガリバー牝(桜花賞)
1984年シンボリルドルフ:トウカイテイオー牡(ダービー、皐月賞、JC、有馬記念)
見事に牝馬だらけですね。牡馬のGI馬を出したのはシンボリルドルフまでさかのぼらなければなりません。