うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Natagoraにデットーリ

2008-05-30 21:06:50 | 競馬日記
英1000ギニー馬Natagoraは仏ダービーに出るようなのですが、鞍上がデットーリになりました(記事)。

仏ダービーに出るというのも今気付いたのですが、鞍上にも驚きです。

主戦だったルメールはHigh Rockに乗ります。そしてGodolphinのIbn Khaldunが出走取り消し。乗る馬がいなくなったデットーリがNatagoraに乗ることになりました。

カジノドライヴにプラード

2008-05-30 20:47:51 | 競馬日記
カジノドライヴの鞍上はエドガー・プラードに決まったようです(記事)。

予定を変更して現地騎手を使うんだからこれくらい大物を乗せないと意味ないです。
プラードはSmarty Jones、War Emblemの3冠をBirdstone、Saravaで阻止した騎手です。
今回も期待したいです。

ただし、やっぱり過程は不満です。プラードがBirdstone、Saravaに乗るのはベルモントSが初めてではありませんでした。ライバルのデザーモに馬を知られた上、本番でテン乗り、ってのはいいとは言えないでしょう。

ダービー注目馬

2008-05-28 22:44:24 | 競馬日記
どのようなレースをするのか注目している3頭です。

まずはディープスカイ。NHK杯の勝ち方は鮮やかでした。マイルで強いことと血統的にマイルの方が良さそうなことから、距離は少し心配です。ただ、力的には通用しそうな感じがあります。

ダートの超大物サクセスブロッケンは芝初出走がダービーとなります。脚元に不安のある馬で、心配はあります。また血統的にはダービーはちょっとだけ長いでしょう。まずは無事の完走を。あっさり勝つようならエルコンドルパサー級です。

クリスタルウイングはセリのときから目をつけていた馬です(ブログ)。当時は単純に血統がいいと思っただけで、実際にダービーに出てくるとは思ってもいませんでしたが。父が勝ち、半兄が掲示板を確保した舞台であり、父の母も同じ距離・コースのオークスを勝ち、半姉も勝ちかけていますから、適性はあるでしょう。父にとっては最後のクラシックです。ダービー馬は牝馬のGI馬を出す、ってことを先日書きましたが、そろそろ期待しています。

愛2000/1000ギニー

2008-05-26 20:34:25 | 競馬日記
愛2000ギニーは英2000ギニー馬Henrythenavigatorが勝ちました。2着New Approach、3着Stubbs Art。3着まで英2000ギニーと同じです。

愛1000ギニーはPivotal産駒Halfway to Heavenが勝ちました。母はキングズビショップS(GII)、テンプルS(GII)などを勝ったスプリンター。5代母はケンタッキーオークス馬Native Streetで、ストラヴィンスキートーヨーリファールらと同じ牝系です。

タタソールズゴールドカップはDanehill産駒Duke of Marmaladeが勝ちました。ガネー賞に続きGI連勝です。A. P. Indyらと同じ牝系です。

オークス結果

2008-05-25 19:30:26 | 競馬日記
オークスはトールポピーが強引な進路取りで勝ちました。
馬は強いのですが、騎乗はほめられたものではないです。強引に内に切れ込んで行きました。降着の可能性もありました。

GIでの1着入線馬の降着と言えばメジロマックイーンカワカミプリンセスですが、今回のトールポピー、ダービーでのタヤスツヨシ、NHKマイルCでのテレグノシスと何が処分の判断を分けたのでしょうか(偶然なのですが、処分を受けなかった3頭に社台グループの馬を選んでしまいました)。
少なくとも今回よりもカワカミプリンセスの女王杯の方がましだったように思います(被害馬が故障してしまいましたが、斜行の程度では)。池添騎手は降着なしの騎乗停止という異例の処分になりましたが(記事)、こんなグレーの落としどころでいいのでしょうか。
(昔は降着処分がなかったので、降着なしの騎乗停止がありました。皐月賞のシンボリルドルフとか。)

トールポピーは血統表上Phalaris4段付けですが、母父サンデーサイレンスがゼロ交配です。エリモエクセルでも母父Rivermanがゼロ交配でした。

父ジャングルポケットはダービー馬です。中央平地GI馬を出した近年のダービー馬を書き出してみます。

2002年タニノギムレット:ウオッカ牝(ダービー、阪神JF)
2001年ジャングルポケット:トールポピー牝(オークス、阪神JF)
1999年アドマイヤベガ:キストゥヘヴン牝(桜花賞)
1998年スペシャルウィーク:シーザリオ牝(オークス)
1991年トウカイテイオー:トウカイポイント騸(マイルCS)、ヤマニンシュクル牝(阪神JF)
1986年ダイナガリバー:ファイトガリバー牝(桜花賞)
1984年シンボリルドルフ:トウカイテイオー牡(ダービー、皐月賞、JC、有馬記念)

見事に牝馬だらけですね。牡馬のGI馬を出したのはシンボリルドルフまでさかのぼらなければなりません。

独2000ギニー、伊1000ギニー

2008-05-24 22:56:48 | 競馬日記
海外のクラシックを一応振り返っています。
独2000ギニーはBig Shuffle産駒Precious Boyが勝ちました。
Big Shuffleは超大物を出すタイプではないですが、優秀な種牡馬です。祖父は早世したBold Reasoningですが、Seattle SlewではなくでSuper Concordeの仔です。

ドイツの名種牡馬と言えば、Sadler's Wells、Danehill、Storm Cat、サンデーサイレンスが種牡馬引退or死亡した現在では世界最高の種牡馬ではないかと思われるMonsunでしょう。Big ShuffleもMonsunも十分にマイナーな血統であり(Monsunはドイツ国内でしかほとんど目にすることがない特殊な血、Big Shuffleは父Super Concorde、母父Elevationがマイナー)、近い代にゼロ交配を使っています(Big Shuffleは父がゼロ、Monsunは祖父の代の4頭の種牡馬がいずれもゼロ)。7代目の残父先祖数も十分に少ないはずです。つまり、中島理論的に種牡馬として理想的です。


伊1000ギニーはMore Than Ready産駒Love of Dubaiが勝ちました。UAE1000ギニー、UAEオークスはCocoa Beachの3着、2着でした。近親に大活躍したような馬を探せないですが、4代配合は面白いです。

カジノドライヴは現地騎手へ乗り替わり

2008-05-24 21:39:17 | 競馬日記
ベルモントSを目指しているカジノドライヴは現地騎手に乗り替わるそうです。
ちょっと疑問に思いました。

豊は最近はいわゆるスランプ状態ですが、この状態はここ1、2週で急になったわけではありません。それでも豊が騎乗することを前提としているのだから、豊の状態は織り込み済みでそれでもなお豊を信じるんだと思っていました。
そして、ピーターパンSでは本番ではまず乗ることのできないデザーモ(最大の敵となるBig Brownの主戦)を起用しました。これも初戦に乗った豊へ戻ることを前提としているんだと思いました。
ところが乗り替わりです。

豊の状態が不安なら始めから起用を前提としなくていいでしょうし、前哨戦から本番で乗れる騎手を起用するのがいいでしょう。調整自体は順調なようですが、騎手の起用に関しては無駄が多いです。

Storm Catも引退

2008-05-15 20:46:25 | 競馬日記
先日、Sadler's Wellsの種牡馬引退が発表されましたが、Storm Catも種牡馬引退することになりました。本当に世代交代の時期です。

オークス3代制覇を目指していたポルトフィーノが骨折していました。オークスは出走できません。

メイショウサムソンは宝塚記念に勝つことが凱旋門賞遠征の条件なそうです(記事)。消極的で残念です。先日、ピーターパンSを勝ったカジノドライヴ陣営は、新馬戦で負けてもベルモントSに行く、と言っていました。今年のドバイで日本馬最先着だったウオッカはインフルエンザの影響を避けるため1頭だけ京都競馬場で調整していました。メイショウサムソン陣営も根性据えて凱旋門賞を目指して欲しいのですが。

カジノドライヴにトレードのオファーがありました(記事)。半姉Rags to Richesのオーナーグループ(=Coolmoreのマイケル・テイバー氏、デリック・スミス氏?)から15億円の提示があったようです。それを山本オーナーは断りました。日本人オーナー、日本人調教師で挑戦してくれる方がいいです。セリのときにカジノドライヴを1億円以下で日本人に落札されたことは、半姉を所有している大金持ちグループにとって、今となっては大きな凡ミスと言っていいかもしれません。

仏2000/1000ギニーなど

2008-05-13 00:43:43 | 競馬日記
仏2000ギニーを勝ったのはPivotal産駒Falco。人気薄でした。C.ラフォンパリアス厩舎所属で、ペリエが騎乗していました。馬主はヴェルテメール兄弟ですね。2006年にクリケット・ヘッド師のところから馬を引き上げてラフォンパリアス師のところに預けたような記事を読みました(既にfile not found)。
半姉にエクリプス賞(GIII)のIron Lips、叔母に重賞2勝のLegerete、従兄にキンシャサノキセキがおり、他にはグルームダンサーなどが属する牝系です(ブログ)。

仏1000ギニーはZarkavaが勝ちました。スミヨン騎乗、ロワイエ=デュプレ厩舎所属、Zamindar産駒、無敗、というのは昨年のDarjinaと同じです。馬主の名義はZarkavaはアガカーン殿下、Darjinaはザーラ王女です。そしてZarkavaの高祖母はZahraと言う名ですね(ザーラ王女とスペルが同じ)。5代母は名馬Petite Etoile。Petite Etoileは2頭の仔しか残していないようで、牝馬はZahra1頭です。アガカーン家の名馬の貴重な血を引きます。

ダービーイタリアーノはGalileo産駒Cima De Triompheが勝ちました。父Galileo×母父DanehillはTeofiloと同じです。母は伊1000ギニーを勝っています。