うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Saxon Warrior

2018-05-26 00:27:01 | 競馬日記
今年の競馬界で、上半期、最も注目を集めているのは「Saxon Warriorは英ダービーを勝って2冠達成できるか」ではないでしょうか。

欧州のクラシックで活躍した日本産馬及び日本産種牡馬の産駒といえば、1000ギニーを勝ったディヴァインライト産駒Natagora、仏1000ギニーを勝ったディープインパクト産駒Beauty Parlourがいます。
Natagoraは2歳時から活躍し重賞3勝でカルティエ賞最優秀2歳牝馬に選ばれ、年が替わって1000ギニーも制覇。父は重賞勝利なしのディヴァインライトで大きな衝撃がある活躍でした。Beauty Parlourは仏オークスでも2着に入り、こちらも力のある馬でした。

Saxon Warriorの母はモイグレアスタッドSのMaybe。Galileo×Danehill配合です。欧州では飽和に近づきつつあるSadler's WellsとDanzigを避け、ディープインパクトをつけるために日本に繁殖として送り込まれてきました。
2歳時にレーシングポストトロフィーを含む重賞2勝。英ダービーの方で期待されていたにもかかわらず2000ギニーにも出走し、1馬身半差の快勝でした。Ballydoyle = Coolmoreがすごい馬みたいなことを言うので、英ダービーではさらに売れ、抜けた1番人気になっています。

英ダービーを勝つのはもちろん1番人気の馬ばかりではありません。昨年のWings of Eaglesは人気薄でしたし、一昨年のHarzandも1番人気ではありませんでした。しかし、どちらも勝たれて納得の良配合です。

Saxon Warriorはというと、大きく抑え忘れたところがあるわけではないですが、Northern Dancer系列ぐるみとHail to Reason - Turn-to中間断絶が4代目に並び、Pocahontas 5 X 8と世代の関係にも問題がある部分があります。悪い配合ではないのだけど、というレベルの配合に感じます。

ディープインパクト産駒では、同じく英ダービーに登録のあるStudy of Manの方がいいですよね。母父はディープインパクトとの組み合わせで実績のあるStorm Cat、祖母は泣く子も黙るMiesque。欧州系、北米系の血を細かく抑えすぎかと思うところもありますが、整合性がきちんと取れた良配合に見えます。

さてさて、Saxon Warriorは、2000ギニーで強かったですし、Ballydoyleも強いと言うので、強いんでしょう。勝たれて納得の良配合馬にやられる可能性もあるでしょうが、勝つ可能性が高いとみています。もし勝って、Coolmoreで種牡馬入りした場合、結構な好待遇で迎えられるかもしれません。Galileoも今年20歳ですし。ディープインパクト産駒がCoolmoreでエース級待遇、ってことになれば、世界のサラブレッドの血統に大きな影響を及ぼすでしょう。

Saxon Warriorにすでに3冠を期待している気の早い人もいるようです。日本産種牡馬の産駒の日本産馬が英国で3冠達成などと言うことになれば大変なことです。まずはダービー。期待しましょう。

追伸:Study of Manはシャンティイに回るそうですね。英仏のダービーをディープインパクト産駒が制する可能性も出てきました。

西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」

2018-05-24 02:01:38 | 音楽
代官山LOOP

さて、去る5月20日に行われた西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」に行ってまいりました。

人生2回目の代官山(代官山に用事のあるようなオシャレな生活はしていない)。場所は旧山手通りを挟んだ西郷山公園の前。


ライブハウスでのライブは初めてだったのですが、季節的に荷物は少なくて良いし、いい機会だろうと思ったわけで、特に何の誤算もありませんでした。喉が渇いていたのでワンドリンクはハイボール(ツイッターでオリジナルドリンク『DAY』発売というアナウンスがあったのですが、私のiPadは携帯会社ともモバイルデータ通信会社とも契約しておらず、すでに自宅を出ていた私はそのツイートを確認できず、パッとメニューを見て、やっぱウイスキー系やね、喉が渇いているからハイボール、と選んでしまいました。そして帰る前に飲もうかと思ったら残念ながら売り切れ)。

band setによるライブで、メンバーは以下のとおり。
ボーカル&シンセサイザー:西恵利香
キーボード:井上惇志(showmore)
ギター:一戸祐介
ベース:ドラ内山(ビーチ・バージョン、ふたりの文学)
ドラム:櫃田良輔(CICADA)

360º FLOOR ONEMAN LIVEということで、FLOORにえりすさんとサポート陣が入り、その周りに観客(ステージ上がメイン)という配置でした。

ライブは、すごく良かった。素晴らしかったです。えりすさん本人は音源を確認して修正点をすでに見つけているらしく、そうやって常に改善していくのはプロとして望ましいことだろうと思うのですが(ブログ)、観客の立場では全てがまさしくライブであり、本当に良かったんですよね。
演奏もすごくかっこ良かったです。アレンジも熱量もすごく、その場でのインタープレイでやってんの?という場面も多々。

櫃田さんが「みんな素晴らしいミュージシャン」と書いています。現在の西恵利香とはと考えると、アイドルかといえば元々はアイドルをやっていたのは確かだけど、今やっていることがアイドルなのかというとどうだろうなという感じになり、アーティストかといえば、ところでアーティストとはとその定義がわからなくなり、でも間違いなくミュージシャンなんですよね。ドラムを叩いていた人から「みんな素晴らしいミュージシャン」という言葉が出てきて(櫃田さんも素晴らしいミュージシャンですよ)、本当にその通りと納得しました。

曲の話をすると、1曲目が「AFFOGATO」でいきなり生ラップを聞けてこれは満足できるライブになると確信。「誰よりも素敵な」の「君だけのものになりたいな」のところで観客を指差すわけですが、素直な私は指で差されて「はい了解しました」と。新曲は3曲披露。「LAST SUMMER DRESS」はアレンジを変えて2バージョン。そのうち1回はダブルアンコールですよ。アンコール後に、再び手拍子が始まり、え、ダブルアンコールあるの?もう一回引っ張り出せるの?と思って私も一緒になって手拍子したのですが、すごく盛り上がりました。

観客を見回すと、女性客もいたのですが、やっている内容からすればもっと多くていいような。半々くらいでも不思議はないように思います。幸いにも怖い感じの客は見当たらなかったので(客層の悪いライブって新規でいくのはきついやろうね、新規でなくてもきついか)、男女問わず興味があればライブに行ってしまえばいいと思います。
観客としての自分を振り返ると、もうちょっとわかりやすいリアクションをしたほうがよかったねとか色々ありますが、初めてのライブでいきなりできたら天才なので、その辺は徐々に。

「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.3」の告知がありました。新曲はこの会場と配信でとのことでした。


当日のLIVEの映像が一つ公開されています。
【LIVECUT】西恵利香:sugar me at MAKE MY DAY TOUR FINAL