仕事が忙しくて個人的なネットをしている暇があまりないのですが、更に最近
PedNetに登録してくれる人がほとんどいないみたいで血統表を入れるのにかなり手間がかかり、ブログを更新する余力がありませんでした。PedNetにはかなりの頭数を登録しました。4年間で(そのうち1年ぐらいはPedNetが死んでいましたが)1万5千頭以上は入れたはず。ファミリーナンバー、生年、毛色、スペルの修正、重複削除も大量に行っています。
前回の更新以降、いろいろなことがありました。まずは凱旋門賞前哨戦、ニエル賞、フォワ賞。
ニエル賞に出走した
ヴィクトワールピサは鋭い脚を見せたものの力尽きて4着。一瞬の脚は素晴らしいですが、脚の使いどころが難しそうですね。その点では昨日、神戸新聞杯を勝った
ローズキングダムの方が長く脚を使えそうですし、馬ゴミを捌いて抜け出すこともできますし、血統的にスタミナの裏付けもありますし、凱旋門賞に向いていそうです。
勝ったのはアガカーン殿下の
Behkabad。パリ大賞典、ニエル賞を連勝という王道ローテで凱旋門賞に向かいます。2着はウィルデンシュタイン家の
Planteur。この2戦、Behkabadの後塵を拝しています。短距離馬をよく出すDanehill Dancerの仔ですが、Northern Dancer1本に絞ったシンプルさは魅力的です。
フォワ賞に出走した
ナカヤマフェスタは惜しくも2着。しかし前哨戦としては十分でしょう。
勝った
DuncanはShirley Heights 3 x 5、Mill Reef 4 x 5. 6という珍しいクロスを持っています。Crepelloのクロスもありますし、随分スタミナ勢力が強いですね。
英クラシック最終戦セントレジャーは
Arctic Cosmosが勝ちました。ダービー馬North Lightが出した最初の重賞勝ち馬、GI馬になります。
Arctic CosmosはRaise a Nativeクロスを持つ最初のセントレジャー馬です。2000ギニーは2008年にHenrythenavigatorが勝っていますが、ダービーはまだ勝った馬がいません(
ブログ)。HenrythenavigatorはRaise a Nativeの影響が強くスピードタイプですが、Arctic CosmosはRaise a Nativeが6 x 5と奥の方にあります。また、Ribot、War Admiral、Prince Rose、AlibhaiでAllegedのスタミナを強力に生かしている点に魅力があります。
愛セントレジャーはGalileo産駒
Sans Frontieresが勝ちました。Sadler's Wells系×母父Shirley Heightsのニックスで、Alycidon = Acropolis、Tantieme、Princequilloを効かせたステイヤーです。
ポップロックは最下位入線で屈腱炎発症。残念ながら引退。
独セントレジャーはLando産駒
Val Mondoが勝ちました。中島理論的良配合ですね。
Takeover Targetが復帰するそうですね(
記事)。スプリンターズSを含むGI7勝。Celtic Swing産駒でTudor Minstrelを生かしたきれいな配合です。
名種牡馬
Kingmamboが種牡馬生活を引退する見込みです(
記事)。首に問題があるとのこと。日英のダービー馬を出した
King's Best、日本で今年、リーディングサイアーを取りそうな
キングカメハメハのような後継種牡馬に恵まれています。