うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

亀田の世界戦

2006-06-29 23:59:18 | 日記
具志堅用高元世界チャンピオンが毎日新聞紙上で亀田サイドを批判したことからおかしなことになっていますね(記事キャッシュ亀田サイドの反論キャッシュ)。

記事の内容を読むと具志堅氏は亀田興毅を高く評価しながらも、亀田に一般常識を教えないジム、非常識的なマッチメーク、ボクシングを茶番劇にしてしまうTBSを批判しています。私は全く異論がありません。
それに対して、「事実無根」という反論は成立しないでしょう。日本選手と戦っていないこと、亀田が非常識なことは事実なのだから。
また、「具志堅氏から謝罪や説明などがない限り、対戦相手やプロモートなどでの白井・具志堅ジムとの交流を停止する」というのも格闘家としてどうなんでしょうか。具志堅氏の育てた選手をこてんぱんにやっつけて強さを証明すればいいのではないでしょうか。

亀田ブームはうさん臭すぎて試合を見る気にはなれません。救いなのは亀田興毅がどうもそのうさん臭さに気付いていそうなことです。潰される前に軌道修正した方が自分のためでしょう。

この前の長谷川vsウィラポンは面白かった(ブログ)。あれはどこの局だったのだろう。TBSではなかったと思うけど。

いちばん昔の記憶

2006-06-29 23:13:27 | 日記
トラックバック練習帳の今回のお題は「いちばん昔の記憶はなんですか?」です。

猫に追いかけられたこととか、幼稚園のお弁当の時間とか、いつのことか特定できない古い記憶はあるのですが、状況が特定できる古い記憶はカツラノハイセイコが勝ったダービーです。
当時私は幼稚園児でした。家で競馬のテレビ中継を見ていたのですが、カツラノハイセイコが勝たなければならない雰囲気でした。「カツラノハイセイコがんばる、カツラノハイセイコがんばれ!」という実況アナの声が今も耳に残っています。結果、リンドプルバンの猛追を鼻差でしのぎきりました。レースが始まる前の緊迫感、直線の息詰まる攻防、写真判定の結果が出るまでのドキドキを未だに忘れられません。

アガ・カーン

2006-06-28 20:25:35 | 競馬日記
ダフニス賞(GIII)はアガカーン殿下の生産馬Dilekが勝ちました。5代血統表を見ただけでアガカーン殿下の手によるものであることがすぐに分かります。
父のSendawar、母父Doyoun、祖母父Top Villeはすべてアガカーン一族が生産、所有したものです。

母のDiyawaraは父がDoyoun(Mill Reef系)、母父がTop Villeですので、単純にファッショナブルな配合を志向するなら、これら両者と相性がいいとされるSadler's Wellsを配合相手に持ってくればいいのではないでしょうか(ブログ1ブログ2)。しかしそうしないところにアガカーン殿下のすごさがあります。Never Bendを好んで用いているにもかかわらず、現代で最も有名なニックスを積極的に使わないのは*、当然何かの配合哲学によるものでしょう。DarshaanとTop Villeの生産者(Top Villeはマダム・デュプレより引き継いだものですが)がSadler's Wellsを積極的には用いないのは皮肉な気がしますが。

アガカーン殿下もたまにはSadler's Wellsを種牡馬として選ぶことがあります。有名どころはEbadiyla(母父Darshaan)、Daliapour(母父Doyoun)ぐらいでしょうか。2頭ともSadler's Wells×Mill Reef系です。

*注:むしろ最近はDanzig系を父に持ってくることが多いように思います(ブログ)。しかしながら、デインヒル及びデインヒル系は使っていないように思います。

ワールドカップ

2006-06-27 19:33:11 | 日記
日本はあっさりと3回負けて(うち1回は負けに等しい引き分け)グループリーグで敗退した訳ですが、心技体すべての面で劣っていたとリティにも(記事)、宮沢ミシェルにも(記事)一刀両断されています。
日本サッカーのポジティブな面を見られたのはブラジル戦の玉田のゴールのみ。あとはぐずぐずでした。

今後の進む道として、宮沢ミシェルも次期監督候補とされるオシムもメキシコに注目しています(記事1記事2)。
前回大会から言われていることですが、走ることが日本サッカーの基本だとされる中で、それを実践しているメキシコから学ぶものは多いでしょう。
ヨハン・クライフは「ダメな奴らが走るんだ。相手をもっと走らせろ」と言ったそうです。相手を無駄に走らせて自分達は効率的に走るのがいいという意味なのでしょうが、日本はワールドカップで1勝も挙げられない駄目なチームなのだから無駄でも走らなければならないでしょう。

次期監督問題ではいつものようにどたばた劇を繰り広げていますが、川淵はそろそろ引退の時期ですね。Jリーグを作った功労者ですが、今後のビジョンがあまりにも乏しく、その上(わざと?)失言をしていたのではどうにもなりません。オシムに逃げられたら当然辞めるべきですが、そうでなくても辞めた方がいいと思います。

このコラムをリンクしておきます。
木村元彦の「地球を一蹴」第29回(6/27更新)「川淵キャプテンに伺いたい」

ディープインパクト

2006-06-26 21:36:33 | 競馬日記
昨日は凱旋門賞を占う上で非常に重要なレースが日本と欧州で行なわれました。

まず日本。
国際GI宝塚記念はディープインパクトが予定通り圧勝しました(レース結果)。雨で緩んだ馬場となりましたが、ヨーロッパ遠征を想定するなら、いい練習となったのではないでしょうか。海外のホースマンにとっても注目のレースだったようで、Racing Postもbloodhorse.comThoroughbred Timesも大きく扱っています。

フランスで行なわれたサンクルー大賞典は番狂わせでした。
昨年の凱旋門賞馬Hurricane Runが人気を集めましたが、勝ったのは6歳牝馬Pride。父は凱旋門賞をレコードで制したパントレセレブルです。日本にも種牡馬としてきました。中島理論的には、父のパントレセレブルはNureyevのゼロ遺伝です。また母父Alleged、祖母父Vaguely Noble、曾祖母父Tom Foolで様々な父系を使っています。牝系はBold Rulerらと同じで、姪に今年1000ギニーを勝ったSpeciosaがいます(ブログ)。いい配合と言っていいのではないでしょうか。
前走イスパーン賞勝ちのLaverockブログ)は3着、ジャパンカップにもやってきたPolicy Makerが4着でした。Policy Makerとパントレセレブルの牝系は同じですね。祖母が同じです。5代母はモンタヴァル、Mourne、ムーティエの母Ballynashです。

その他のレースです。
ドイツ賞はLando産駒のDonaldsonが勝ちました。Dschingis Khanのクロスなんてドイツ以外ではまずお目にかかれません。

3歳牝馬限定戦マルレ賞(GII)はTime Onが勝ちました。IslingtonHigh Chaparralでお馴染みの父Sadler's Wells×母父Darshaanです。曾祖母は名牝Time Charterです。Sadler's WellsとTime Charterは3度対戦したことがあります。Sadler's Wells3歳、Time Charter5歳のときで、Time Charterはピークを過ぎていたのでしょう、3回ともSadler's Wellsが先着しました。

ロイヤルアスコット5

2006-06-25 10:34:59 | 競馬日記
ゴールデンジュビリーSはLes Arcsが勝ちました。
母父Cormorant、祖母父Elocutionistが渋いです。
キングズスタンドSからの連勝を狙ったTakeover Target(ブログ)は惜しくも3着でした。

ハードウィックS(GII)はMaraahelが勝ちました。
GIには今ひとつ足りませんが、重賞は4勝目です。父はAlzao、母父Nashwanはゼロです。

さて、今日は宝塚記念です。
広い京都コースで行われるのはディープインパクトにとって大きなプラスでしょう。
軽くクリアして凱旋門賞につなげて欲しいです。

ロイヤルアスコット4

2006-06-24 19:35:56 | 競馬日記
3歳牝馬限定GIコロネーションSはNanninaが勝ちました。
父はMedicean、母父Danehill。五十嵐氏理論的にはNorthern Dancerが牝系から系列ぐるみで主導を作っています。母にはGIII勝ちがあります。

キングエドワードVIIS(12f、GII)はMontjeu産駒のPapal Bullが勝ちました。昨日、この距離で行われたリブルスデイルSもMontjeu産駒が勝ちましたが、この距離は強いですね。2着3着はGalileo産駒でした。

2歳牝馬限定戦アルバニーS(GIII)はSander Camilloが勝ちました。
父はノーフォークSの勝ち馬Dixie Union。Nearco系の4段付けです。Nearctic4×4が発生していますが、父がDixieland Bandのゼロ遺伝です。

クイーンズヴァーズS(GIII)はDanzig産駒のSoapy Dangerが勝ちました。母はアメリカでGI勝ちがあります。ボールドラッドTime for a Changeらと同牝系です。

ロイヤルアスコット3

2006-06-23 20:21:35 | 競馬日記
アスコットゴールドCはSadler's Wells産駒のYeats血統表)が勝ちました。昨年のコロネーションCを制した強豪です。
母父はTop Villeです。Derring-Do系がマイナーであるにも関わらず、Sadler's Wells×Derring-Do系の組み合わせは過去に成功例が多数あります。ニックスと呼んでいいのではないでしょうか。オールドヴィックは母父がDerring-Do(母がHigh Topの全妹)、オペラハウス=Kayf Taraは母父がHigh Top、MontjeuDarazari=River Dancerは母父がTop Villeです。
本馬の半兄にはツクバシンフォニーがいます。フィリーズマイルのIvankaなどと同牝系です。

2歳限定戦ノーフォークS(GII)はDutch Artが勝ちました。
父のMediceanはエクリプスS、ロッキンジSなどを勝ちました。

3歳牝馬限定戦リブルスデイルS(GII)はMont Etoileが勝ちました。Montjeu産駒です。牝系はあのIslingtonと同系です。

ロイヤルアスコット2

2006-06-22 19:51:23 | 競馬日記
昨日の続きです。
プリンスオブウェールズSはお馴染みのOuija Boardが勝ちました。この馬もDanzig系ですね。曾祖父がDanzigです。
7頭立てと少頭数でしたが、こちらもお馴染みのElectrocutionistブログブログ2)やドバイデューティーフリーのDavid Juniorがいて、なかなかレベルが高かったと思います。
Electrocutionistは半馬身差2着、David Juniorは4着でした。
Ouija Boardと2回対決して2回とも先着しているハーツクライは相当強いですね。

ジャージーS(GIII)はDanehill Dancer産駒のJeremyが勝ちました。この馬もDanzig系。ヨーロッパではDanzig系が猛威を振るっています。祖母はウインドインハーヘア、つまり叔父にディープインパクトがいます。ウインドインハーヘアがJeremyの母Glint In Her Eyeを妊娠中にアラルポカルを勝ったことは非常に有名です(オオハシさんによる解説)。

2歳牝馬限定戦クイーンメアリーS(GII)はGildedが勝ちました。父のRedbackはMark of Esteem産駒で、競走成績は今ひとつです。

ウインザーフォレストS(GII)は一昨年の欧州古馬チャンピオンSoviet Songが勝ちました。祖父は先日死亡したラストタイクーンです(ブログ)。