うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

オルフェーヴル

2011-05-30 20:08:05 | 競馬日記
雨中のダービーは皐月賞馬オルフェーヴルが快勝し、2冠を達成しました。グランプリ春秋制覇のドリームジャーニーの全弟であり、距離は問題なかったでしょうし、父ステイゴールドも母父メジロマックイーンも産駒は道悪の方が成績がいいですから、この馬場をこなす可能性もありました。
皐月賞と同じ東京競馬場で行われましたが、馬場状態が全く異なるものになった所為もあって単なる焼き直しのレースにはならなかったですし、直線の激しい戦いも非常に見応えがありました。シェイク・モハメド殿下来場、デットーリ騎乗というのも盛り上げた一因です。そしてそれを制したオルフェーヴルの強さが際立ちました。

レースでは不良馬場にも関わらずオルフェーヴルは後方にポジションを取り、直線で外に出そうとしたところをナカヤマナイトに内に押されるという不利がありました。しかしながら内に切れ込みながら馬群を抜け出し、外から飛んできたウインバリアシオンを突き放しました。アンカツ騎乗のウインバリアシオンは乾坤一擲の末脚勝負で、相手には不利がありましたからあれで普通なら勝てそうですが、1馬身3/4差を付けられる完敗。相手が悪かったというところでしょう。

次は3冠を目指して菊花賞か、距離が長いなら天皇賞秋かということのようです。3000mはベストではないですが、十分にこなせるでしょう。こういう勝ち方をすれば凱旋門賞に行ったらと言い出す人が出てきますが、そもそもこの馬は登録がありません(記事)。クラブ馬が追加登録料(10万ユーロ≒1,155万円)を払って遠征というリスクを冒すことはよほどのことがない限りないでしょう。史上初の父、母父ともに内国産の3冠馬を期待します。

Workforce

2011-05-27 19:42:40 | 競馬日記
昨年のカルティエ賞3歳牡馬チャンピオン、JuddmonteのWorkforceがブリガディアジェラードS(GIII)で今季初戦を迎えました(記事)。
逃げたPoetが懸命に粘るところをゴール前で交わし1馬身差。3着BallydoyleのJan Vermeerはそこから11馬身も離れました。

オーストラリアからBallydoyleに移籍してきたSo You Thinkが2戦連続で強い競馬を見せて楽勝しており、これがKジョージの前売り1番人気になっていましたが、Workforceの方も順調な今季のスタートを見せて接近した人気になっています。
ちなみにSo You ThinkはオーストラリアでGI5勝、Ballydoyleにトレードされ、ヨーロッパでの初戦ムーアズブリッジS(GIII)を10馬身差で楽勝、次走のタタソールズGC(GI)ではGodolphinのCampanologist相手に4馬身半差で完勝でした。

古馬の欧州中長距離路線はこの2頭が抜けていて、そこに我らがヴィクトワールピサがどう挑んでいくかというところかと思います。ヴィクトワールピサは9月3日の愛チャンピオンSから10月2日の凱旋門賞という王道路線を予定しています。鞍上はミルコの予定。

3歳マイル路線では6月14日のセントジェイムズパレスSに出走予定のグランプリボスは既にイギリスに向けて出国した模様。Frankelは強いですが、日本で戦えば勝てます。敵地であっと言わせる快走を期待します。

そう言えば今週はダービーですね。デボネアにフランキーを乗せてきたシェイク・モハメド殿下はなんと東京競馬場にご来場とのこと(記事)。まさかこのタイミングでUAE副大統領兼首相が東京に来られるとは、少なくとも農林水産大臣クラスがご挨拶に出向いた方がいいんじゃないかと思いましたが、鹿野農林水産大臣が表彰式に出席予定(記事)。

Galileo旋風が止まらない

2011-05-24 19:55:33 | 競馬日記
愛2000ギニーは父Galileo×母父DanehillのRoderic O'Connorが勝ちました。
この組み合わせでは2000ギニーのFrankel、仏1000ギニーのGolden Lilacに続き今年3頭目のギニー制覇です。4代血統表で3回Northern Dancer系を使っていて、ぱっと見た感じでは良い印象を受けないのですが、血統表を開いてみるとTantieme、Donatello、Asterusと言ったUrban Seaのスタミナ勢力を生かせていて悪くないですね。Gildoranカーネギーを出した牝系のスタミナは伝わっていると思います。
ジョッキーはエイダン・オブライエンの長男ジョセフ17歳。初めてのクラシック制覇です(記事)。

愛1000ギニーもGalileo産駒Misty for Me。Galileo産駒は今年4頭目のギニー制覇ですが、母父はDanehillではなくStorm Catでした。DonatelloやSadler's WellsとNever Bendの呼応からスタミナを供給してはいるものの、叔父に6Fの2歳重賞3勝(うちGI2勝)のファスリエフがいるスピード色の強い牝系であり、Mr. Prospectorのクロスもあって基本はマイラーなんだろうなと思います。

米クラシック第2戦プリークネスSはShacklefordがケンタッキーダービー馬Animal Kingdomの猛追をしのぎ、3冠への挑戦をスポイルしました。
配合は父Forestry×母父Unbridledで、あの18億円ホースThe Green Monkeyと同じパターンです。母内にIn Realityクロスがあるところまで共通しますね。Dr. Fagerを生かしたスピード馬で、微妙な結合の違いからThe Green MonkeyよりShacklefordの方が能力を発揮しやすそうに感じます。

イスパーン賞は今年初戦を迎えたGoldikovaが連覇。GIは13勝目。次走はクイーンアンSの予定で(記事)、ロッキンジSを勝ってGI4連勝とした昨年の愛2000ギニー馬Canford Cliffsと対決する見込み。3歳には怪物候補のFrankelもいますし、欧州マイル路線は層が厚いですね。史上最強マイラーGoldikovaが女帝としての地位を維持し続けることができるのか、試練が待ち受けるシーズンを順調にスタートしました。

オークス

2011-05-24 19:35:37 | 競馬日記
オークスはデュランダル産駒エリンコートが距離の壁を破って驚かせました。母エリンバードは伊1000ギニー馬で安田記念出走や武豊が騎乗したオペラ賞で1位入線降着がある日本になじみのある馬です。

同じ牝系にはコンデュイットSpectrumMillenaryコスモメドウフサイチコンコルドヴィクトリーSaddlers' Hallと中距離以上での活躍がある一流馬が多数属します。
エリンコートはTurn-to、Almahmoud、Lady Angelaと異なるクロス馬が5代目に並び、その反面、父のキーホースHyperionが母内では1つだけであったり、ばっちりフィットしているわけではありません。一方、Sir Gallahadを内包するChop ChopのクロスによりVictoria Parkが能力参加しており、案外距離が持つんじゃないかと思わせるところもあります。
Storm Birdとの組み合わせでノーザンテーストのVictoria Parkが能力参加する形態はこれからもよく見ることになると思います。

ダノンシャンティ引退

2011-05-19 19:45:35 | 競馬日記
NHK杯を勝ったダノンシャンティが引退し、社台で種牡馬入りするそうですね(記事1記事2)。
父フジキセキは先日、勝利数が内国産種牡馬単独トップになりましたが、現在、種付け休止中です。キンシャサノキセキ、ダノンシャンティと続けざまに社台で種牡馬入りしたのにはこれが影響しているでしょう。

フジキセキ産駒のGI馬ではカネヒキリファイングレイン、キンシャサノキセキに次いで4頭目の種牡馬入りです。ダノンシャンティはHalo 3 x 3をシンプルに生かしたマイラーで、母父Mark of Esteemの世代は後退して影響は少ないものの最低限生きています。Milan Millをクロスする点ではファイングレインと同じです。
種牡馬としては基本的にはマイラータイプだと思いますが、Mark of Esteem内のDarshaan、Vaguely Nobleと言ったスタミナを生かせば単なるマイラーには収まらないはずです。
アドマイヤムーンディープスカイらを初めとしてサンデーサイレンスの孫世代の種牡馬も増えてきました。牝馬にもサンデーサイレンスの血が浸透していく中でどのようにして棲み分けていくのか、どういったタイプの種牡馬が成功するのか、興味深いです。ちなみにサンデーサイレンス産駒の種牡馬は先に種牡馬入りした馬、Northern Dancerを持たない馬が成功しやすいという傾向があり(ブログ)、現在、ディープインパクトがこの傾向に抵抗して順位を上昇させています。

仏1000/2000ギニー

2011-05-18 19:42:27 | 競馬日記
仏1000ギニーはGolden Lilacが勝ちました。父Galileo×母父Danehillで、2000ギニー馬Frankel、伊ダービー馬Cima De Triomphe、クリテリウムアンテルナシオナルのRoderic O'Connorらと同じ、今ホットなニックスです。Raise a NativeをクロスするFrankelより、残り1/4からDjebelやDonatelloを供給するGolden Lilacの方が距離の融通が利きそうです。
Golden Lilacは仏2冠馬Lope de Vega、カルティエ賞年度代表馬Hurricane Runと同じアメルラント牧場の自家生産馬で、調教師もこれらと同じファーブル師です。母Grey Lilasはムーランドロンシャン賞の勝ち馬で仏1000ギニーは2着、仏オークスは3着。Golden Lilacは仏オークスに向かう見込み(記事)。2冠達成の可能性はあると思います。

仏2000ギニーはTin Horseが勝ちました。重賞ではいいところまで止まりでしたが大一番で金星を仕留めました。父は凱旋門賞馬Sakhee。Rivermanの系統もつながっていますね。母はオマール賞(GIII)の勝ち馬。
仏ダービーは2005年に距離が仏オークスと同じ2100mに短縮され、ShamardalLope de Vega父仔が2冠を達成しています。Tin Horseも血統的には問題のない距離だと思います。が、Tin Horse陣営はマイル路線の方に興味があるようですね。セントジェイムズパレスSでFrankelやグランプリボスと激突する可能性があります(記事)。

アパパネ快勝

2011-05-16 19:34:02 | 競馬日記
ヴィクトリアマイルはアパパネが快勝しましたね。いつも着差が付かないから強さが分かりにくいですが、これで牝馬3冠を含むGI5勝目。3冠達成以降にGI級を勝った牝馬は初めてですし(クリフジすら出走予定だった帝室御賞典を回避して引退したために3冠にプラスすることはできませんでした)、昨年取り損ねたエリザベス女王杯を勝てば牝馬限定GI完全制覇を達成します。

レースはオウケンサクラが暴走気味に引っ張り、かなりのハイペースになりました。ブエナビスタはアパパネをマークする位置。アパパネはブエナビスタのマークを背負いながら先に動いてしのぎきりました。このレースに関しては着差以上の完勝だと思います。
ブエナビスタは強いですが抜けて強いわけではないので(もちろんトップホースの1頭ではあります)、コンディション、仕掛けのタイミング、コース適性なんかが原因で負けます。今回は海外遠征のダメージが残っていたのが主な原因で更に距離適性の差が出たと言えるでしょうし、負けることも十分あるだろう、という想定範囲内です。そもそも全てを思い通りに運び続けることは不可能であり、その中でどういった結果を残していくかなのですが、ブエナビスタはツキも落としてしまっているために勝ちに恵まれませんね。

ケンタッキーダービー

2011-05-12 20:25:39 | 競馬日記
ケンタッキーダービーを勝ったのは伏兵Animal Kingdomでした。3月にポリトラックのスパイラルS(GIII)を勝ってここに臨んだ馬です。オールウェザーで活躍してきた馬がダートで行われる3冠戦では振るわないことも見られましたし、3月から期間もありましたし、後述のように血統的なこともありましたから、伏兵扱いも仕方がなかったと思います。

で、アメリカ生まれですが血統はかなり個性的です(詳細は記事)。

父は一応ブラジル生まれのLeroidesanimaux。生まれはブラジルと言っても血統は欧州血統で、その父はバブルガムフェローの半兄で南米の名サイアーCandy Stripes、母はJuddmonte出身で近親にDansiliSo FactualのいるDissemble。Leroidesanimauxは競走馬時代はアメリカの芝で活躍し、GIを3勝しました。

母Daliciaはドイツ産のほぼドイツ血統馬。レットゲン牧場のDラインです。GIIIのPreis der Sparkassen-Finanzgruppe(バーデン貯蓄銀行賞と訳すことが多いが、逐語訳では貯蓄銀行金融グループ賞)を勝ちアメリカにトレードされましたが、アメリカでは勝利を挙げることはできませんでした。父は大種牡馬Acatenango、母父はダンシングブレーヴです。Daliciaは社台によって輸入されており、1歳馬はMr. Greeleyの牡馬、当歳はネオユニヴァースの牡馬で、今年はハーツクライが付けられたそうです(記事)。

血統表で目に付くのはCourt Martialクロスを内包するLyphardのクロス。ディープインパクト産駒でもよく見られますね。明らかにアメリカダート向きと言える血はほとんど持っておらず、これがケンタッキーダービー馬の血統表だといきなり見せられたら嘘じゃないかと思ってしまいそうです。しかし、Candy Stripes産駒にはエクリプス賞年度代表馬のInvasorがいますし(この馬の血統表も芝馬のよう)、南米にはダートの大レースもあります(Invasorが勝ったウルグアイ3冠はすべてダートですし、アルゼンチン3冠は2つがダートです)。
取りあえずのところ、Candy Stripesの系統はダートでも走れる、というところにしておきますが、もうちょっと南米で実績のある馬を研究する必要があります。と言ってもAcatenangoやダンシングブレーヴを持つ馬、Lyphardクロスを持つ馬が米クラシックレースを勝つのははじめてですから、Animal Kingdomの場合は母方も難しいですね。
ドイツ血統を持つ全体的に欧州血統のアメリカダートのビッグレースウイナーというのではアルカングを思い出しました(父がシュレンダーハン牧場のSライン)。Animal Kingdomの母の方が露骨にドイツ血統ですね。

グランプリボス快勝

2011-05-10 19:45:38 | 競馬日記
NHK杯はグランプリボスが快勝しました。父は先日亡くなったサクラバクシンオー。現状ではマイルが一番いいようですね。次走はセントジェイムズパレスSで欧州3歳マイルで史上最強クラスの可能性を持ったFrankelと激突する予定です。相手は強いですが、NHK杯にFrankelが遠征していたら勝ったのはグランプリボスだったでしょうから敵地での金星を期待します。

GI2勝でサクラバクシンオー産駒のGI最多勝になりました。そして、サクラバクシンオーの後継種牡馬として期待する声が上がっています(記事1記事2)。期待していいんじゃないでしょうか。
グランプリボスは母内にPrincequillo、Romanが有るためにこの中のPapyrus、Buchanがクロスし、ノーザンテーストのVictria Parkを生かすことに成功しています。他にはBig Game - Bahram、Bull Leaのスタミナを押さえているのもいいですね。種牡馬とした場合、ランダム交配で5代以内クロス馬になる可能性が高いのはノーザンテースト - Northern Dancer、テスコボーイ - Princely Gift、サンデーサイレンス - Halo - Hail to Reason、Secretariat - Bold Ruler (Somethingroyal)ぐらいでしょうか。無駄なクロスを避けて、ある程度、牝馬を選べば、一番可能性が高いのはNorthern Dancerクロスでしょう。毎年のように血統表内にノーザンテーストを持つ馬がGIを勝っていますが、ノーザンテーストの血を持つ種牡馬で現在リーディング30位以内なのはステイゴールドとサクラバクシンオーのみで、一世を風靡したノーザンテーストも直系はほぼ絶滅し、種牡馬の血統表の中でも苦戦しています。が、グランプリボス内のノーザンテーストの状況は非常にいいので、Northern Dancerクロスを許容できるでしょうし、種牡馬として成功の可能性があると思っています。できればPrincequillo、Roman、War Admiral、Bahram当たりを押さえた配合を見たいです。


参考:ノーザンテーストを持つリーディング30位以内の種牡馬(1990年以降)
1990年:1位ノーザンテースト、11位アンバーシャダイ、13位アスワン
1991年:1位ノーザンテースト、6位アンバーシャダイ、30位アスワン
1992年:1位ノーザンテースト、3位アンバーシャダイ、29位アスワン、30位ギャロップダイナ
1993年:2位ノーザンテースト、19位アンバーシャダイ、22位アスワン、28位ダイナガリバー
1994年:3位ノーザンテースト、17位アンバーシャダイ、30位アスワン
1995年:2位ノーザンテースト、8位アンバーシャダイ、10位サッカーボーイ、28位ダイナガリバー
1996年:4位ノーザンテースト、9位アンバーシャダイ、19位サッカーボーイ、22位ダイナガリバー、24位アスワン
1997年:6位ノーザンテースト、7位アンバーシャダイ、11位メジロライアン、25位サッカーボーイ、26位ダイナガリバー
1998年:4位ノーザンテースト、11位アンバーシャダイ、12位メジロライアン
1999年:9位ノーザンテースト、11位サッカーボーイ、15位メジロライアン、27位アンバーシャダイ
2000年:9位ノーザンテースト、12位サクラバクシンオー、24位サッカーボーイ、25位アンバーシャダイ
2001年:9位サクラバクシンオー、14位メジロライアン、26位ノーザンテースト、27位サッカーボーイ、28位アンバーシャダイ
2002年:6位サクラバクシンオー、11位サッカーボーイ、19位メジロライアン、24位アンバーシャダイ
2003年:5位サクラバクシンオー、12位メジロライアン、16位サッカーボーイ、25位アンバーシャダイ
2004年:5位サクラバクシンオー、13位メジロライアン、27位サッカーボーイ
2005年:5位サクラバクシンオー、15位メジロライアン
2006年:5位サクラバクシンオー、26位ステイゴールド
2007年:7位サクラバクシンオー、19位ステイゴールド
2008年:5位サクラバクシンオー、17位ステイゴールド
2009年:9位サクラバクシンオー、11位ステイゴールド
2010年:8位サクラバクシンオー、13位ステイゴールド
2011年(5/9現在):7位ステイゴールド、11位サクラバクシンオー

メジロライアンはアンバーシャダイの仔、サクラバクシンオーの母はアンバーシャダイの全妹、ステイゴールドの母はサッカーボーイの全妹ということで、日本で種牡馬側で成功したノーザンテーストの血は要するにアンバーシャダイ(とその全妹)とサッカーボーイ(の母ダイナサッシュ)ということになると思います。
ダイワメジャー、ヴァーミリアンを出したスカーレットローズ・スカーレットブーケ全姉妹が種牡馬側に入った際にどうなるかは興味があります。後はダイナカールの子孫も気になりますが、まだ牡馬の大物は出ていないですね(ルーラーシップはどうでしょうか)。

ウオッカ、顕彰馬に

2011-05-09 19:45:33 | 競馬日記
ウオッカが顕彰馬に選定されました(記事)。
何年も選ばれない馬もいますが、ウオッカは対象となってすぐに選ばれました。

牝馬初の2年連続年度代表馬、JRAGI7勝、世界賞金女王ですから選ばれるのは当然です。これで顕彰馬に選ばれた馬は29頭。もうちょっと多くていい気がします。例えば天皇賞と有馬記念を勝ち、繁殖牝馬として天皇賞馬を出した史上初の牝馬の年度代表馬トウメイは入っていた方がいいと思いますし(現在は選考対象外なので何らかの特例が必要)、毎年、票を集めながら少し足らずに選ばれないエルコンドルパサーもそろそろ選んであげていいと思います。後、私の感覚では、2頭の3冠馬を同時に破った唯一の日本馬であり、初めてJCを勝った日本馬であるカツラギエースのようなのも入っていいと思います。変なのが入ると価値が落ちますが、多くて10頭以上、少なくても5頭程度の余裕は現在でもあると思います。