スーパークリークが亡くなったそうですね。老衰なそうですが、老衰するにはちょっと早かったです。
スーパークリークはオグリキャップと同じ1985年生まれ。オグリキャップの活躍によるブームがあっただけでなく、個性的な馬が多くて日本競馬の黄金期と呼んでいい時代だったと思います。
1985年生まれのGI馬は以下の通りです。
スーパークリーク(ノーアテンション産駒、菊花賞、天皇賞春秋)
オグリキャップ(ダンシングキャップ産駒、有馬記念2回、安田記念、マイルCS)
ヤエノムテキ(ヤマニンスキー産駒、皐月賞、天皇賞秋)
サクラチヨノオー(マルゼンスキー産駒、ダービー、朝日杯3歳S)
サッカーボーイ(ディクタス産駒、マイルCS、阪神3歳S)
バンブーメモリー(モーニングフローリック産駒、安田記念、スプリンターズS)
ダイユウサク(ノノアルコ産駒、有馬記念)
アラホウトク(トウショウボーイ産駒、桜花賞)
コスモドリーム(ブゼンダイオー産駒、オークス)
ミヤマポピー(カブラヤオー産駒、エリザベス女王杯)
パッシングショット(トウショウボーイ産駒、マイルCS)
父系では牡馬のクラシックを完全制覇したNijinsky系の時代だったと言っていいと思いますが、種牡馬を見ると2頭のGI馬を出したのはトウショウボーイだけで、見事な多様性です。
これだけの馬がそろっていながら繁殖で大成功したのはサッカーボーイだけでした(アラホウトクはまずまず)。スーパークリークはドイツの特殊な血を含む上に世代ズレ構造というかなり上級者向けの配合で、コンスタントに活躍馬を出すのは難しかったと思いますが、Mahmoudのスピードを生かしたサクラチヨノオー、Menowのスピードを生かしたヤエノムテキ(ラムタラ、Kahyasiと同じNijinsky×Red Godのニックス)まで軽視されたのは残念です。現在のサンデーサイレンス系種牡馬に対応できる血を持っていると思うのですが(サクラチヨノオーの甥にサクラプレジデントが出たのは必然と言っていいと思います)。しかし、Nijinsky系クラシックホース3頭はNijinsky系が急激に活力を失う流れには勝てなかったと言うこともでき(1991年生まれ以降で中央GIを制したNijnsky系の馬はメイセイオペラを除きすべて海外での配合:参考)、ダービー馬サクラチヨノオーが重賞勝ち馬を出してどうにか格好を付けるのが精一杯でした。
母父がスーパークリークの馬は数少ないですが、その中から阪急杯を勝ったブルーショットガンが現れました。ブルーショットガンの母を通してしばらくはスーパークリークの血が生き残るかもしれません。
スーパークリークはオグリキャップと同じ1985年生まれ。オグリキャップの活躍によるブームがあっただけでなく、個性的な馬が多くて日本競馬の黄金期と呼んでいい時代だったと思います。
1985年生まれのGI馬は以下の通りです。
スーパークリーク(ノーアテンション産駒、菊花賞、天皇賞春秋)
オグリキャップ(ダンシングキャップ産駒、有馬記念2回、安田記念、マイルCS)
ヤエノムテキ(ヤマニンスキー産駒、皐月賞、天皇賞秋)
サクラチヨノオー(マルゼンスキー産駒、ダービー、朝日杯3歳S)
サッカーボーイ(ディクタス産駒、マイルCS、阪神3歳S)
バンブーメモリー(モーニングフローリック産駒、安田記念、スプリンターズS)
ダイユウサク(ノノアルコ産駒、有馬記念)
アラホウトク(トウショウボーイ産駒、桜花賞)
コスモドリーム(ブゼンダイオー産駒、オークス)
ミヤマポピー(カブラヤオー産駒、エリザベス女王杯)
パッシングショット(トウショウボーイ産駒、マイルCS)
父系では牡馬のクラシックを完全制覇したNijinsky系の時代だったと言っていいと思いますが、種牡馬を見ると2頭のGI馬を出したのはトウショウボーイだけで、見事な多様性です。
これだけの馬がそろっていながら繁殖で大成功したのはサッカーボーイだけでした(アラホウトクはまずまず)。スーパークリークはドイツの特殊な血を含む上に世代ズレ構造というかなり上級者向けの配合で、コンスタントに活躍馬を出すのは難しかったと思いますが、Mahmoudのスピードを生かしたサクラチヨノオー、Menowのスピードを生かしたヤエノムテキ(ラムタラ、Kahyasiと同じNijinsky×Red Godのニックス)まで軽視されたのは残念です。現在のサンデーサイレンス系種牡馬に対応できる血を持っていると思うのですが(サクラチヨノオーの甥にサクラプレジデントが出たのは必然と言っていいと思います)。しかし、Nijinsky系クラシックホース3頭はNijinsky系が急激に活力を失う流れには勝てなかったと言うこともでき(1991年生まれ以降で中央GIを制したNijnsky系の馬はメイセイオペラを除きすべて海外での配合:参考)、ダービー馬サクラチヨノオーが重賞勝ち馬を出してどうにか格好を付けるのが精一杯でした。
母父がスーパークリークの馬は数少ないですが、その中から阪急杯を勝ったブルーショットガンが現れました。ブルーショットガンの母を通してしばらくはスーパークリークの血が生き残るかもしれません。