うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

最優秀配合賞2014

2014-12-31 21:12:26 | 競馬日記
お久しぶりです。今年もこのシーズンがやってきました。

2012年から始めたこの企画、2011年はDanedream(さかのぼって認定)、2012年はFort Larned、2013年はロードカナロアでした。今年はどうしようかなと思ったのですが、今年を代表する配合を取り上げようと思いました。

今年の最優秀配合賞は英愛のダービー、オークスを勝った3頭、AustraliaTaghroodaBracelet。3頭とも近親に活躍馬がいるピカピカの血統馬です。

Australiaは父が英愛ダービー馬Galileo、母が英愛オークス馬Ouija Boardという豪華な血統。英ダービー馬と英オークス馬の組合せから生まれた初めての英ダービー馬ラムタラが亡くなった年に英愛ダービー馬と英愛オークス馬の組合せから生まれた初めての英愛ダービー馬が現れました。

Taghroodaは父が"Perfect racing machine" Sea the Stars。母は愛オークス、ロワイヤルオーク賞のEbadiylaと同血。Ebadiylaの母Ebaziyaは非常に優秀な繁殖牝馬で4頭のGI馬を出しています(ブログ)。英オークスを勝ち、愛オークスをスキップ、KジョージVI&QエリザベスSを勝ちました。

Braceletは父が仏愛ダービー馬Montjeu。母Cherry HintonはブルーウィンドS(GIII)2着。その母はUrban Seaで、凱旋門賞馬にして、Galileo、Black Sam BellamyMy Typhoon、Sea the Starsと4頭のGI馬を産んだ超名牝です。私は英オークス馬に指名したのですが(ブログ)、愛オークスを勝ってくれました。

3頭の父はGalileo、Sea the Stars、Montjeuと異なるのですが、Sadler's Wells、Green Dessert、Urban Seaを近い位置に持つという共通点があります。
これと似た配合はちょっと前から英愛で活躍していたのですが、特に今年は似たような配合が英愛でGIを勝ちまくった印象があります(ブログ)。この流れがいつまで続くか分かりませんが、今年はそういう年だった、というのを記録するために今年はこの3頭にしました。

今年の次点はスプリンターズS馬スノードラゴン。渋いですがいい配合です。この渋い配合でGIを勝てたことは、中小牧場に勇気をもたらしたのではないでしょうか。