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旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

新書

2011年07月16日 07時36分40秒 | Weblog
シフト(就業時間の変更)のおかげで毎週の火曜日と木曜日は、帰宅の芸備線に乗る前に20分間ほど構内の書店をのぞくことができる。フタバ図書の古本部門なので新刊から古本までそろっている。新装の店舗で風情こそないが好みの本が並んである。シフトの日には、ここで2冊の新書を買うことにしている。

最近買った本では「差別と日本人」(角川新書)に惹きつけられている。そこには、「差別される側」からみた「差別する側」の対応という明確かつ固定した視線がある。野中広務と辛淑玉という未開放出身者と在日の対話を軸に展開され辛淑玉がコメントを加える。曖昧さのない良質な内容だ。

プロ教師の会諏訪哲二著「なぜ勉強させるのか」(光文社新書)、田中安成著「使える学力 使えない学力」(ディスカヴァー携書)、工藤順一郎著「文書術」(中公新書)、清水真木著「これが教養だ」(新潮新書)、小松達也著「通訳の英語 日本語」(文春新書)はタイトルに惹かれてもとめたが、「通訳の日本語 英語」以外はタイトル(看板)倒れの感が強い。

紺谷典子著「平成経済20年史」(幻冬舎新書)は、世界や日本の経済に起こった変動が、私の「経済の時代」にどのような影響を与えてきたかを検証するためのテキストにしたい。テレビの経済コメンテーターとして登場する著者の解説は解り易かった。初版は2008年だから、すでに買って蔵書しているのではないかと懸念している。ま、いっか・・・。

2011年07月14日 06時25分47秒 | Weblog



『君は日本という知力においても経済力においても最も評判の高い偉大な国の人でありながら、ただ金銭をできるだけ多く自分のものにしたいというようなことにばかりに気を使っていて恥ずかしくないのか。評判や地位のことは気にしても、思慮することや真実を極めることを気にかけず、魂を可能な限りすぐれたものにするということを心配していないとは。』
「ソクラテスの弁明」その一部を日本人バージョンに改竄

ポストモダン

2011年07月09日 11時35分53秒 | Weblog
「理性による啓蒙を基盤とした近代の制度、実践、思考は、真理を提示する力においても、批判的な分析力においても袋小路に陥ったと指摘し、消費社会や情報社会に対応する知や実践のありかたを提唱し実践する哲学的、文化的思潮。」岩波哲学思想辞典

西部邁

2011年07月09日 10時23分22秒 | Weblog
西部邁著「学者 この喜劇的なるもの」(1989年6月初版)はすでに読んでいた。

「知育に意味があるとしたら、それは知識そのものを疑う力を養う点にある。懐疑する力、それは考える力そのものだ。この力は企業にも役所にも有用である。なぜなら、実用性や有用性の基準は決して不易ではありえず、新たな基準を模索する時には、懐疑する力が効果を発揮するものだからである。」

「知育は、少なくとも社会科学の場合、書物を通じて独力でできる。、知育なんか、やる気が起これば自分でやって見せようと構えることができればそれでよい。もちろん書物がすべてではない。知識の成長にとって何よりも必要なのは議論である。議論は独力ではできないし、議論の筋道が袋小路に入るのを避けるには、もののわかった人間がいた方がいい。」

「とりわけ社会科学にあっては、自己を批判的に解釈する作業を回避するわけにはいかない。というのも、社会科学の対象である社会は、言葉とそれから派生したさまざまの象徴からなっており、そこにおける日常言語もしくは生活言語を科学言語あるいは人工言語に移し替えたのが社会科学に他ならないからである。」

西部邁著「学者 この喜劇的なるもの」から引用の上、一部改竄

感性

2011年07月05日 21時37分54秒 | Weblog
中沢新一著「チベットのモーツァルト」「悪党的思考」「バルセロナ、秘数3」「野ウサギの走り」(いづれもハードカバー)が届いた。目に優しいので早速読み始めた。予想したとおりというべきか、20年以上前の未熟な著作であるからという理由でかなり割り引いたにしても、用語や表現にとどまらず文体までが捉えにくい。怖いもの見たさで注文してみた。読むほどにますますわからなくなってゆく。これじゃ東大の教授会が紛糾するはずだ。西部邁が中沢を担いだ理由がみえない。興味本位で恐縮だが中沢を西部が担いだ経緯に興味が湧いている。

『1987年、東京大学教養学部社会思想史研究室主任の谷嶋喬四郎教授より、ポスト・モダン系統の人材採用の可能性の打診が、同学教養学部教授の西部邁にあり、西部は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手(当時)の中沢新一を推薦した。その後、西部を含む「相関社会科学入門・社会思想史」作業班(タスク・フォース)とよばれる社会科学科内の選考委員会が組織される。この時点で、西部が中沢人事案について事前に意見を求めた、社会科学科内の24名の教員のうち、反対したのは教授の折原浩1名のみだった。
しかし同年7月に谷嶋が理由を述べないまま中沢の採用に反対して「F」を推薦。そこで作業班による選考では西部邁の推す中沢と、谷嶋の推す「F」に候補が絞られるが、同年7月にFを面接した谷嶋が明確な理由もなく翻意し、それまでの選考過程を無視して、一度は候補から外れていた山脇直司を推すと言い出し、一貫して中沢を支持していた西部ら他の作業班メンバーとの対立を招く。
同年8月以降は谷嶋が連絡を絶ったため人事の選考が機能不全となり混乱。同年10月、人事委員長の佐藤誠三郎教授より「社会思想史」と「相関社会科学入門」の2つに作業班を分割するとの妥協案が示され社会科学科内で可決。翌11月19日に山脇人事が教授会で可決。11月26日には中沢人事案も人事委員会と社会科学科内で全会一致で可決された。しかし翌年になると、学科間の感情的対立が表面化して混乱が生じた。中沢人事案を支持していた社会科学科長の見田宗介が、中沢人事支持を記した文書と、佐藤誠三郎教授不支持を理由に科長を辞任する旨を記した2通の文書を学部内に配布して科長を辞任。人事案の提案母体である社会科学科内の不一致を学部内に印象付け、人事案件否決の流れを決定付けた。人事案は教養学部発足以来初めてとなる、前代未聞の教授会での否決となった。[1]。西部は否決に抗議して辞任した。西部曰く「東大の馬鹿騒ぎ」。一連の騒動は各種メディアでも大きく報道され話題となった。騒動の詳細は、後に西部が著作にまとめた。』ウィキペディアをコピー

そういえば西部の蔵書が10数冊ある。後に西部が著作にまとめた「学者 この喜劇的なるもの」もあった。読んだか読んでいないか記憶が定かでない。しかし、こういう種類の3面記事的論争が好きだから早速読み始めた。中沢の著作にざっと目を通した後だから余計に興味深い。

木田元

2011年07月02日 09時34分51秒 | Weblog
木田元

書籍をamazonで買ったり、ヤフオクで落とすとは随分無精になったものだ。歳のせいかと気にかかった。しかし、よくよく考えてみたら、過去から現在に至る木田元さんの著作が本屋や古本屋にすべて並んでいるわけではない。手段は選ばない。木田さんの著作すべてを買い進む予定だからどおってことはない。無精でも歳のせいでもない。要は効率の問題だ。全集や選集がないのだからやむを得ないというべきだろう。流通の利便性の向上に感謝するばかりだ。本日、木田元著「ハイデガーの思想」岩波新書が届いた。

Blowin' in the wind

2011年07月02日 09時26分49秒 | Weblog
         ボブ・ディラン



How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, 'n' how many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.

どれだけ道を歩いたら
人として認められるの?
いくつの海を越えたらハトは
やすらぎを得られるの?
どれだけ砲弾が炸裂したら
闘いは終わるの ?
友よ、そのこたえは風に吹かれてい
答えは風に吹かれている

How many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, 'n' how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
Yes, 'n' how many deaths will it take till he knows
That too many people have died?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.

どれだけ見上げたら
空がみえるの?
いくつの耳を持ったら
人々の泣き声がきこえるの?
どれだけ人が死んだら
もうたくさんだと分かるの ?
友よ、そのこたえは風に吹かれている
答えが風に吹かれている

How many years can a mountain exist
Before it's washed to the sea?
Yes, 'n' how many years can some people exist
Before they're allowed to be free?
Yes, 'n' how many times can a man turn his head,
Pretending he just doesn't see?
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.

海に洗い流されてしまう前に
どれだけの年月、山はあるの?
自由をなれるまでに
どれくらいの時間、人々は存在するの?
どれだけ人は見て見ぬ振りをして
顔を背けることができるの?
友よ、そのこたえは風に吹かれていて
答えは風の中にある

California Dreamin'

2011年07月02日 08時08分35秒 | Weblog



All the leaves are brown
And the sky is grey
I went for a walk
On a winter's day
I'd be safe and warm
If I was in L.A.
California dreamin'
On such a winter's day

I stopped into a church (stopped into a church)
I passed along the way (passed along the way)
You know, I got down on my knees (got down on my knees)
And I pretend to pray (I pretend to pray)
Oh, the preacher likes the cold (preacher likes the cold)
He knows I'm gonna stay (knows I'm gonna stay)
Oh, California dreamin' (California dreamin')
On such a winter's day

All the leaves are brown (the leaves are brown)
And the sky is grey (and the sky is grey)
I went for a walk (I went for a walk)
On a winter's day (on a winter's day)
If I didn't tell her (if I didn't tell her)
I could leave today (I could leave today)

Oh, California dreamin' (California dreamin')
On such a winter's day (California dreamin')
On such a winter's day (California dreamin')
On such a winter's day (California dreamin')
On such a winter's day


California Dreamin' (歌詞)