旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

なぜか気にかかる不揃い

2009年12月13日 23時15分51秒 | Weblog
「The Wealth of Nations」の原著のペーパーバックは1000円もしない。ジュンク堂の英語本コーナーに並べられていたので即座に買い求めた。「Moby Dick」がちょうど1000円だった。10数年前に買ったペーパーバックより活字が大きいので悩んだが、結局やめた。よくよく考えてみるとこの「Moby Dick」(白鯨)、ここ数年というもの読みたいという願望はあったが、手にした記憶がない。

先々週、「新・哲学講義」の7巻と8巻をネットで買った。気にかかっていた「基本的人権」の各論2冊も手ごろな価格で売り出されていたので、北海道の古書店から買った。そして不揃いは、「The Wealth of Nations」(国富論)の原著2分冊のうち2分冊目のみとなった。ところが、八方を尽くしてもこれがない。随分と古い本だからやむをえない。とうとう、1000円もしない「The Wealth of Nations」を買い求める羽目に陥ってしまったというわけである。実をいうと、岩波文庫「諸国民の富」全5巻を読み始めたばかりだ。

英語本コーナーには三島の作品の多くが並べられていた。「金閣寺」を英文で読んだ際、その英文翻訳の確かさに驚いた記憶がある。せめて、「豊饒の海」4部作くらいは英文で読んでおきたいと思う。いずれにしても半端な蔵書はしない。残された時間に限りがあることは承知だ。こころの健康のために、全集・選集・講座ものに加えて大作は全巻を揃えておくことに決めた。