旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

日照り

2009年06月09日 00時58分40秒 | Weblog
求職に没頭しているのでつい農園の方が疎かになる。わたしが住んでいる地域では一昨日(とはいっても一昨日の一日前)の夕刻に凄まじい降雨をみた。それこそ土砂降りに見舞われたので水やりの労が省けたくらいに考えてホッとした。

南部はスコール並みの大雨なのに農園のあたりでは全く降っていないことが2、3度あった。不安になったので本日(とはいっても、もう昨日)の夕刻に農園まで行ってみた。やはりお湿り程度の雨しか降っていない。土の表面を軽くなぞるだけで全く水気がないサラサラの土が露出する。

慌てて野菜たちにたっぷりと水をやった。コーンとインゲンは育ち盛りである。渇いているようだ。特に念入りな水やりを心懸けた。週に3日の農作業で野菜たちは逞しく育ち始めている。ピーマンやナスはもう実り始めた。

インゲンの蔓も支柱を求めるまでに成長した。コーンはもう脇芽を摘まなければならない。サトイモ5本は皆んな芽をふいた。トマトはたわわに実をつけ始めている。サツマイモの葉にも勢いがある。ネギとゴボウも芽をふいた。ラデッシュも双葉の芽をふいた。

何やら寂しいのはまだ芽が出ない落花生と勢いがないマクワウリにスイカ。ウリとスイカはしっかりと根を張ってから葉や茎の成長が始まることを知っているので心配はしていない。キュウリの支柱と網の準備が終われば一ヶ月後の収穫を待つばかりだ。

農園に見学者が訪れた。「そこの畝には何を植えとってんですか?」と声をかけられた。「落花生を試しています。」と応えたついでに、農園を借りるように売り込んでおいた。だからというわけではない。見回りに来た管理人さんから「良い野菜を作っとってじゃ。」と称賛された。

誇らしかった。この農園に週に3回も足を運ぶ暇な人間はわたしを含めて数人くらいしかいない。しかも、わたしは管理人さんの指導通り野菜たちに話しかけるところから農作業を始めるセミプロの農夫なのだ。