「世界の名著」を第1巻から66巻まで、「続世界の名著」を第1巻から15巻まで、順に並べてみた。世界の英知のパノラマを眺めているようで実に楽しい。畳部屋に座り込んで手に取ってみる。特に世界の名著の方はいずれも初版本なので相応に古びている。一冊一冊ていねいに本を磨きあげている。
鈴木大拙は「本は読むことと同様に、蔵書することそのものにも意義がある。」と言ったように記憶している。事典・辞書の類と「日本の名著」も他の本から隔離して一冊一冊を丁寧に磨きあげておきたいものだ。
引き続いて新書の整理に入った。新書は数10年前から好奇心が命じるところに従って買い進んできた。岩波新書と中公新書が殆どだ。ブックオフに並べられた新書の数割を買い込んでいる。部屋中に散らばった新書を系統別に並び替える作業は骨が折れる。内容や本そのものが古くなった新書は資源ゴミに出す予定だ。それにしてもよく買い込んだ。新書は優に1000冊を優に超えている模様だ。
文庫本は岩波文庫と講談社の学術文庫が圧倒的に多い。数えることすら億劫だ。年のせいか文庫本の小さな活字では目の疲れが激しい。改めて読むこともないように思う。ハードカバーで活字が大きいものを買ってはいるが文庫本と同様の著作を網羅できない。青帯(哲学・思想・社会科学)と黄帯(日本古典)が主体である。
所狭しと積まれた本を眺めながらふと思う。わたしは一体何をしようとしているのかと。山男たちがなぜ山に登るのかと問われると「そこに山があるから登るのだ。」答えるように、なぜそんなに本を読み、蔵書するのかと問われたら、わたしはきっと「そこに読みたい本があるから読むのだ。」と答えることであろう。これを道楽と言わずしてなんと言おうか。
鈴木大拙は「本は読むことと同様に、蔵書することそのものにも意義がある。」と言ったように記憶している。事典・辞書の類と「日本の名著」も他の本から隔離して一冊一冊を丁寧に磨きあげておきたいものだ。
引き続いて新書の整理に入った。新書は数10年前から好奇心が命じるところに従って買い進んできた。岩波新書と中公新書が殆どだ。ブックオフに並べられた新書の数割を買い込んでいる。部屋中に散らばった新書を系統別に並び替える作業は骨が折れる。内容や本そのものが古くなった新書は資源ゴミに出す予定だ。それにしてもよく買い込んだ。新書は優に1000冊を優に超えている模様だ。
文庫本は岩波文庫と講談社の学術文庫が圧倒的に多い。数えることすら億劫だ。年のせいか文庫本の小さな活字では目の疲れが激しい。改めて読むこともないように思う。ハードカバーで活字が大きいものを買ってはいるが文庫本と同様の著作を網羅できない。青帯(哲学・思想・社会科学)と黄帯(日本古典)が主体である。
所狭しと積まれた本を眺めながらふと思う。わたしは一体何をしようとしているのかと。山男たちがなぜ山に登るのかと問われると「そこに山があるから登るのだ。」答えるように、なぜそんなに本を読み、蔵書するのかと問われたら、わたしはきっと「そこに読みたい本があるから読むのだ。」と答えることであろう。これを道楽と言わずしてなんと言おうか。

