旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

ミネルヴァの梟(フクロウ)

2007年07月22日 13時39分45秒 | Weblog
    アテナ




『ミネルウァ(Minerva) はローマ神話における知恵と工芸を司る女神である。英語読みはミナーヴァ。ギリシア神話の女神アテナと同一視され戦いも司るようになった。古代ローマでは人気を集めカピトリヌスにユピテル、ユノと共に三柱の神として神殿が立てられた。また軍装のミネルウァは女神ローマのモチーフとしてたびたび使われている。』フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

「ミネルヴァのフクロウ」という言葉は、「ミネルヴァのフクロウは、迫り来る黄昏れを待って初めて飛び始める」というヘーゲルの『法哲学』の一節から一層有名になった。「哲学がその灰色を灰色と描き出すとき、生の姿はすでに年老いている。そして灰色を灰色に描き出すことによって、生の姿は若返らされることなく、だだ認識されるだけである」という文章の後に、「ミネルヴァのフクロウは・・・」というこの言葉が続く。真の認識は、事柄の矛盾が次第に明らかになる時節の到来を待って、つまり「迫り来る黄昏れ」を待って初めて獲得できるのだ、とヘーゲルは考え、それを飛び立つフクロウに喩えたのだ。(東京学芸大学学長 鷲山恭彦)



翻訳例
「ミネルヴァの梟は暮れ染める黄昏とともに飛翔する」
「ミネルバのフクロウは、迫り来る黄昏(たそがれ)に飛び立つ」
「ミネルヴァのフクロウは、迫り来る黄昏れを待って初めて飛び始める」
「せまりくる黄昏れをまって、はじめて飛び立つミネルヴァのふくろう」
「ミネルヴァの梟は暮れ染める黄昏を待って飛び立つ」
「ミネルバのふくろうは黄昏に飛びたつ」
「ミネルヴァの梟は黄昏とともにようやく飛び始める」
「ミネルヴァのふくろうは 夕暮れ時に飛び立つ」
「ミネルヴァのフクロウは、黄昏どきに飛び立ち始める」