旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

「流川安さん創業50周年記念の会」

2007年07月15日 23時47分40秒 | Weblog
久しぶりに街で飲みたくなって、つい同僚の誘いに乗ってしまったのです。動機は極めて不純でした。しかも、会の日付を間違えました。前日の夕刻にひとり会場付近をうろついていたというおまけまでつきました。

「記念の会」は6時半から始まりました。前の並木パラストの6階大ホールが会場です。ママさん、みこちゃん、大いに気をもまれたことでしょう。観測史上空前の大型台風4号が列島に近づいていました。にもかかわらず、小料理屋さんが主催する会に200名以上の常連さんが押しかけたのには畏れ入りました。

ママ(女将さん)が三味線を嗜むのです。三味線や篠笛・尺八をまじえた演奏や、民謡の披露がありました。もともと邦楽が好きなので存分に楽しませていただきました。次いで、昔の歌声喫茶を髣髴とさせるような「青い山脈」と「見上げてごらん夜の星を」の飛び入り歌唱があって場は盛り上がりました。料理も結構いけました。

ママは苦労人なのです。30年ほど前にご主人をなくされてからというもの女手ひとつで2人の娘さんを立派に育て上げられた。その娘さんが本業の傍らで愛らしく店を手伝っているというのも感謝の気持ちの表れなのでしょうね。

最後の中〆で、なんだか怪しい「正しい万歳三唱のやり方」の披露、指導がありました。「おそれ多くもかしこくも・・・」と、ご出席の皆さんにご起立を請うたうえで「流川 安さん 万歳!」の音頭をとったお調子者が約1名いました。

「青い山脈」の斉唱では躊躇する皆さんに先駆けて、壇上でいきなり2番から歌い始めたお調子者でもあるそのひとこそ、恥ずかしながらほろ酔いの「このわたくしめ」なのでありました。年配の常連さんたちの前で誠に僭越でございました、恐縮しました。

私も含めて、酒飲みにはシャイな人が多いのです。ほろ苦くも甘い「安さん」とのご縁につきましては・・・、またの機会にゆずらせていただくことにいたします。本当に楽しいひと時を過ごさせていただきました。感謝。