旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

蟹の肩

2007年07月07日 23時47分59秒 | Weblog

今日は、美味しそうなマツバ蟹(ズワイガニ)の肩(蟹を二つに割いたものを肩と呼ぶのだそうだ。)3つを威勢のいい兄さんから買った。そして偶然にも紹興酒が一本残っていたので、さっそく試してみることにした。酒に蟹のハサミがあうと詠んだのは李白である。

季節はずれの蟹は、既に茹でてあるにもかかわらず妙に身がしまっている。肝心のハサミを真っ二つに切って、身のしまり具合をアッピールしていた。その見本をつけてくれと言うと、兄さん少し動揺したようである。店主にことわったうえでしぶしぶまけてくれた。

紹興酒に蟹、なかなかいける。果たして李白はどのような酒に蟹のハサミが最高の肴であると詠んだのであろうか。まさか、甘口このうえない紹興酒にマツバガニはないであろう。多分、モズクガニにもっと辛口の老酒あたりじゃないかと想像してみる。

主食は安芸津でとれた新ジャガとトウモロコシ、これは隣のおばさんからいただいた。紹興酒の甘いあとくちを飛ばすための冷たいビールのつまみとして、季節を満喫した。