昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

阿寒の山

2010-05-25 17:35:33 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 私の今年の外歩きは、いったいにして買物に出たついでとか、または病院帰りに限られています。
 昨年まではそうした買物などには関係なく、ある程度天気さえ良ければ自分の思うままに、好きな場所に出掛けたものです。
 しかし昨年の夏、思いもよらぬガンに侵されてからの今年は、天候の不順にもよるのでしょうが、半分くらいに減ってしまいました。
 樺太生まれで寒さには強いと日頃から自慢していたはずだったのに、今年の春先の天候不順、特に例年に無いほどの気温の低くさが身に堪えたからでした。
 そんな訳で今日の外歩きは、予定していた労災病院予約診療と、眼科での投薬が思っていたより早く済んだうえに、曇り日との予報が外れて青空が広がって来たのを幸いに、眼科からはあまり遠くないところの運動公園に行って見ることにした。
 今年初めてになるのだが、私の目当てはそこの野球場の前にある小さな池だった。これまでも毎年のように行って、マガモやカルガモを写真に撮って来てはブログに載せていた。
 今年ももっと早くに来たかったのだが、なにしろ今年の異常な気象で出そびれていたのだった。
 それに今日は、幸いにも二つの病院が早く済んだことだし、また割り合い天気も少し良くなって来ていたので、少し遠回りになるのだがどうせ帰り道の一つだからと、足を延ばしたのです。

 運動公園に着いたのですが、去年通った通路は何故か閉じられていましたから、やむなく少し離れたテニスコートの駐車場に停めて歩いて向かったのですが、その池にはマガモどころか動くものは何一つ見当たらず、その辺全体がしーいんと静まり返っていました。
 がっかりして帰る途中のこと、街の外れまで来て一気に視界が開けたとたんに目に飛び込んで来たのが、阿寒の山々でした。
 直ぐに車を道路脇に停めて撮ったのが、先日より雪が3分の1ほどにも減った雌阿寒岳と雄阿寒岳です。

マガモたちの姿は無くただ風だけが水面を揺らしていた。

         雌阿寒岳

        雄阿寒岳