昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

こんな近くにトリカブト

2006-09-17 18:25:38 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 久しぶりに訪れた自転車道路で見た物は、それは初秋に相応しい濃紫の花、これはこの辺りでは「エゾトリカブト」と呼ばれている。私はこの花の名前を知ったのは、この道路のずうっと奥の湿原内でのことで時季も今と同じ頃で、偶々ウォーキングで知り合った人からだった。

 普通「トリカブト」と云えば、その根株に猛毒があることで広く知られ、その上余りにも有名な二つの毒殺事件を直ぐに思い出す筈である。確かどちらの事件も5・6年前の事だったと思うが、その一つは埼玉県での事件と、もう一つは三人の奥さんを次々と手に掛けた事件である。その二つの事件はどちらも「トリカブト」を使った毒殺であり、そのどちらも多額な保険金詐取事件だった。

 一般住宅が犇くように建ち並び、また老人介護施設や色々と沢山の作物が生る畑が続き、更に多くの老若男女がサイリンクに訪れる自転車道路の直ぐ傍に、こうした禍々しいほど不吉な花が何故在るのだろうか。自然の摂理だと云われればそれまでだが・・・何か釈然としないままに、カメラに収めて帰って来た。

トリカブトの花の数メートル先に建つ老人介護施設

近くの老人が収穫したじゃが芋(メイクイン)

他に大根・ネギボウズに花までが・・・

豆類もしっかり育っています。

ここ北国では無理だと思われる「ソラマメ」さえも・・・