昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

浅春の阿寒連山

2008-03-23 20:45:23 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 朝から快晴だったが、昨日同様に10メートルを超える強風が吹き捲っていた。気温は予報どおりにかなり上がるらしいが、庭の木々の揺れかたからも時おり突風も吹いているのがわかった。
 昨日は一番暖かくなる頃合いを見計らって、お昼きっかりに河畔の遊歩道に出掛けたのだが、今日はどうしようかといろいろ迷った末に、やはり外歩きに出掛けることにした。
 無理して出掛けたのは、強風を伴いながらもこのところ続いている晴天は、明日あたりから崩れるようで、アメダス予報によれば雨や雪のマークが出ていたからだ。
 風がきつ過ぎて、たとえ歩くのは無理だったとしても、日光浴くらいは出来るだろうから、とにかくそれだけでも有難いことなのである。
 今日の風の吹き具合から見て、やはり河畔は少しきついだろうと、とりあえず住宅街の中にある自転車道路へ向かった。
 この風からして歩く人は少ないだろうと思って行ったのだが、やはり日曜日のせいか結構夫婦ずれが出ていた。その人たちに交じって歩きはじめたものの、心臓にやや欠陥のある身には耐えられず、500メートルの標識まで歩いたところで諦めて車に戻った。
 しかしこの暖かさからして直ぐに家に引き篭もるのは、いかにも残念に思えたので、日光浴かたがたドライブを思い立った。ガソリン高騰の折から勿体無いとは思ったが、陽に当たるのも老躯のためと走り続けた。
 吹く風は北風だったから、逆の運転席の窓を目一杯開け放って走らせたが、風はぜんぜん入って来ず、むしろ暖かく心地良かった。その心地良さに誘われて街外れまで足を延した。その先で目にしたのが、あらかた雪の消えてしまった、浅春の阿寒連山の姿だった。

家並みが途切れ、湿原の先遥か遠くに現われた浅春の阿寒連山

同じく浅春の雌阿寒岳

同じく浅春の雄阿寒岳


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4 コメント

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雄姿ですね。 (nonn)
2008-03-24 10:08:07
遠くにでも山が見えるのは良いですね。子供の頃には釧路市内に住んでたが山を意識したことなく海と川と共にあったなーと思います。その後、羅臼の友人宅を訪れた時には余りの山の接近に驚き怖い感じにもなりました。
こちらでは程よい距離で鈴鹿連峰が見渡せ、朝夕にフッと山々の姿、稜線を見ることで癒される気持ちになります。
ところで、小学6年生の修学旅行で、雌阿寒岳登山、最後まで登れた女の子は数人、いまだに、あの爽快感、達成感は残っていて、その後の何か事を成す時の原動力になってるかな。やっている過程は少々しんどいが、その後の満足感が心地よくて、たとえ結果は大した出来でなくてもね。
そういう意味で、子供時代に、山登りのような体験も良いのかなー。今の私は、何で、あんな辛いことするの?という有り様ですがね。
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2008-03-24 20:58:57
湿原の薄茶色、白い阿寒の峰峰、雲一つない紺碧の空、これらが綺麗に配置されて、とても清々しい写真だと思います。写真ではなく実物を見て居られる貴方には、荘厳な気持ちを味わったのではないかと想像しています。
そちらは風が強いようですね。この時期低気圧が次々とやって来て北海道東部で発達するから、強風に襲われるのかなと勝手に理由付けをしています。春もたけなわとなれば、それがなくなって安定した陽気となることでしょう。そうなれば、ご夫婦二人でゆったりした気分で散歩ができることでしょう。
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nonnさま今晩は (じゃこしか)
2008-03-26 18:36:01
 またまた返信がすっかり遅れてしまい、まことに申し訳ありません。
そうですね、あまり山深いと深山幽鬼が色濃くて不気味になるでしょうね。私などは、山の威容大きさに畏敬を持ってしまうのです。
 私の故郷の町にも一際高い山があって、人々から「展望台」と呼ばれて親しまれ遠足に何度か登りました。今でも夢に出てきます。
 私は雄阿寒岳に、夜学の修学旅行で道東を回ったときに登りましたが、濃霧発生のあめ八合目で引き返したことがあります。
 海辺で生れた筈なのに、何故か山に惹かれます。
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poloさん今晩は (じゃこしか)
2008-03-26 18:39:18
 毎度まいど返信が遅くなりご容赦下さい。
まさに「神のごと・・・」そのものの威容に魅了されっ放しです。それにこの地点からが、写真には最高の構図では無いかと思います。
 Poloさんがご指摘どおりで、風が強いのが特徴です。これからはガス(海霧)の季節になりますが、その時になると不思議に風が少なくなるような気がします。
 ガスが出るようになると太陽がさえぎられて肌寒い上に、湿気が多くて気鬱で滅入ってしまいます。
 やはりお陽さんがカット照りつける夏が一番ですから恋しいですが、今は花々の花開く春が待たれますね。
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