昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

カテーテル検査

2004-05-23 19:36:11 | 日々の雑記
 先日此処のブログで書いたように、「心臓血管外科」なる診療科目に惹かれ、又知人の紹介もあって訪れた病院での事だが、約三時間ほど待たされ「心電図とレントゲン」の検査の結果は、かってこれまでに受けた各病院での診断結果と全く同じで、これといった異常は見られ無かった。しかし運動時に生じる左腕の痛みに付いては、或いは心療内科医の言う神経的なものかも知れないが、今日の表面上だけの検査では窺い知れないものも在るだろうから、この際思い切って「カテーテル=冠動脈造影」検査を受けて見てはと勧められた。この方法に依る検査はこれまでにも幾度か勧められた事はあったが、とかく事故の多い検査方でありそれに依る訴訟事件が、最近実際に市内で在ったのを聞き知って居た事もあって、その都度断って来ていたのだったが・・あれからもう四年程も経過しているから、検査器具もそれなりに改良進歩もしているだろうし、それに何よりも担当医師の誠実そうな物言いに感化されて、日頃の優柔不断にも関わらずいとも簡単に承諾していた。「後で気が変わったら、止めても良いですから・・」との医師のこの一言が、その時点での決心に大きく効いて居た事も確かである。
 
 それからの帰宅後が大変だった。とかく心配性の妻が問題だった。日頃テレビなどで医療事故事件を多く見て居るだけに、その怖さもまた肌身に強く感じて居るから、その妻の承諾を得るのは一番の難関である。また娘もインターネットで検索して来て、妻と歩調を合わせて来る。娘に言われて私もパソコンで調べてた。私が常日頃軽く考えていた以上に多くの問題点のある事を知らされた。

 その主なものには先ず、死亡事故は五千例~一万例に一件・出血・アレルギー・血管閉塞・狭心症発作・腎臓機能障害・肺塞栓・感染症etc・・これらが全てその都度起る訳では無いだろう、恐らく万に一つの事に違いないのだろうが、小心者では人後に落ちない私のこと、それに即く心臓に不具合がある訳でもない事も
あって、直ちに取り止める事にしたのは言うまでも無い。後の問題は検査の断りを、病院側(担当医師)に如何伝えるかが大きな問題として残った。

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