昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

日々の雑記(高校野球)

2005-03-23 22:05:25 | 日々の雑記
 
 第77回選抜高校野球大会が今日いよいよ始まった。開会式の模様をNHK総合テレビで見た。生憎の雨の中を、前回優勝校愛媛の済美校(校旗)を先頭にして準優勝校の愛工大名電校が続き、以下南の沖縄から北の北海道の順で32校が参加して開幕した。

 小雨の降る中を開会式という晴舞台を盛りあげたのは、司会役などの運営全てを高校生によって行った事ではないだろうか。私がこれまでに見て来た開会式は勤務の関係で数多くは見ていないが、全て大人たちによって取り仕切られていたと思って居ただけに、今日の高校生主体の運営は新鮮だったし又驚きでもあった。
 高校生男女による司会ぶりは、大人たちと比べて全く遜色無くむしろ透き通る声は溌剌として、雨降る会場に広く響き渡っていた。
 それに引き替え来賓などが述べる祝辞の、何と長くて退屈極まり無いものだったか、何時もの事ながらウンザリさせられた。

 高校生主体の運営で感心したのは、女子生徒が歌う「君が代」独唱であった。私が知るプロ野球などスポーツ関係の開会式での「君が代」独唱と云えば殆どがプロ歌手であった。プロとしての技術はそれなりにあるのだろうが、自分勝手の解釈と癖の多い節回しなどの歌い方にはガッカリさせられていただけに、女子生徒の声の張りと初々しさにはすっかり魅了させられ感動していた。こんな素晴らしい「君が代」久しぶりであった。

 生徒たちによる開会式は全て良いこと尽くめだったが、その中でも我が北海道代表の選手宣誓は見事だった。昨年夏の大会で北海道初の優勝を果たした、駒大苫小牧高校の主将林君の宣誓は、従来の挙手での選手宣誓とは大きく異なり、いわゆる「我々選手一同は・・・」云々の堅苦しさも美辞麗句の羅列も無く、また力まず声を無駄に張り上げる事もせず、普段どおりの言葉で淡々と述べる宣誓には若人らしさの心情が溢れていた。
流石に北海道人を代表に相応しい立派なものだった。
 
 しかし残念な事に第一試合の我が苫小牧対福岡戸畑戦は、降雨のために明日に延びて仕舞った。この開会式だけを済ませ試合が翌日に順延されたのは、大会史上初めての事だという。
 今日楽しみにしていた試合は明日に持ち越されたが、楽しみが二重に成ったと思えば、これも又「好き哉」である。明日を期待しよう!

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