昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

続・小鳥の餌箱

2009-02-13 17:01:03 | 日々の雑記
 小鳥用の餌箱を置いてからは、シジュウカラやスズメがそれぞれ群れて来るようになった。それまで殆どヒヨドリだけだっただけに、設置した甲斐があったと嬉しかった。
ところがせっかく一緒に飛んで来たのだから、仲良く食べれば良いと思うのに、決してそんなことはしないで、一羽だけが餌箱を居座ってしまう。
そんな時に他のものが近づこうものなら、とことん追い掛けまわして追っ払ってしまうのです。
小鳥の世界にも順位があってのことなのでしょうが、他の鳥は止む無く近くで順番を待つか、諦めて飛んで行ってしまうかのどちらかです。
 どうやら小鳥たちには、例えば蜂や蟻などの昆虫のように、餌の在り処それぞれの方法で知らせ合って、一緒に食べるというような習性はないのかも知れません。

 シジュウカラやスズメの餌箱は、ヒヨドリとは別になっていて、しかも離して置いてあるのですが、スズメたちはヒヨドリがいる時には決して近寄らず、ただ遠くから見ているだけです。
 それはきっとヒヨドリが怖いからだろうと思っていたのですが、夜中に雪が降った日の昼間のこと、屋根の雪が落ちる前に裏へ回って餌箱の雪を払ってやり、さらに餌を足して待っていると、さっそくスズメがやって来ました。
てっきりスズメだとばかりに思っていたのでしたが、良く良く見るとどうもスズメでは無いようで、動作もスズメよりは大らかでせわしくないのです。
 その後から来たスズメと見比べて、喉もとに丸い真っ黒な模様があり、その上からだも一まわり大きいことに気が付きました。
 初めて見る鳥だっただけにそれからが大変、ネット検索で{北海道に来る野鳥図鑑}を調べたのですが、やはりはっきりしたことは分からず、せいぜい見当を付けたのは、ノドグロツグミとシメくらいなものでした。
それから数日が過ぎてから、日頃から野鳥専科として敬愛している東京の方のブログで、その鳥の名は{シメ}であることが分かりました。
シメはそれ以来毎日のように飛んで来ては、老夫婦を慰めてくれる存在で、
今では{シメちゃん・シメちゃん}と、わが家の大の人気ものです。

初めはてっきりスズメだと思ったのですが、喉もとの黒い模様で・・・

からだも大きく後ろ羽の模様の違いに気付いた

ずんぐりしたからだと嘴の違いにも・・・

近くにヒヨドリが飛んで来ても逃げ出さず餌箱に居直る強かさ・・・