昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

小鳥の餌箱

2009-02-05 16:54:09 | 日々の雑記
 先日家の前に撒く砂利を買うために近くのホームセンターへ出掛けた折、たまたま通りかかった店内で小鳥の餌を目にした。そして気が付いたら手にとって籠に入れていた。
 別段家では小鳥など飼って居ないのに・・・。ただこの時季になると毎年のように家の裏庭には、ヒヨドリとシジュウカラなどが飛んできます。
 今年は雪が多いせいか、いつもの年のようには姿を見せません。たとえたまたま姿を見せても、そわそわと落ち着かずに直ぐに飛んで行って仕舞います。
 数年前から置いてある有り合せの籠を据え付けた餌台は、先の暴風雪で埋まってしまいましたから、鳥たちにはその場所さえ気付かないのでしょう。
 雪を除けてやれば済むのでしょうが、家の裏は屋根からの落雪が積もって居て、年寄りの足ではそうは簡単には廻って行けません。
 それで、小鳥用の餌を買って来て窓から撒いてやれば・・・、と常々思っていたのが無意識に行動に出たのかも知れません。
 帰宅して直ぐに、なるべくならカメラポジションに格好な場所を選んでばら撒いたのですが、小鳥など一羽も姿を見せないうちに暮れしまった。
 そして翌朝になって見ると、夜中にでも降ったのか、まったく気付かぬ間に降った雪で覆われて、せっかく昨日撒いて置いた餌などは、まさに影も形も無い有り様でした。
 その後2、3日は、どうせ無駄になるだろうからと、餌撒きは諦めて雪の減るのを待つことにした。
 その甲斐あってか雪は見る間に減って、少し無理すれば歩いて行けるまでになったので、さっそく軍手と長靴で身拵えをして裏へまわった。
 そのついでに空き箱を利用して、シジュウカラやスズメなど小さな鳥たち用の餌台を別に設けたのです。
 これでヒヨドリたちとは棲み分けが出来て、小鳥たちも安心して餌に在りつけるだろうと思ったのでしたが・・・まったく予想外にも、スズメやシジュウガラを追い出して、小鳥用にと設けた餌箱をちゃっかり占領してしまったのです。
 ヒヨドリは気が荒く横暴で、なんでもかんでも独り占めしてしまうのだと聴いたことがありましたが、やはりほんとうだったのだと納得したのでした。
 でもシュジュウカラやスズメたちが、ヒヨドリの居ない時に姿を見せてくれ、その仲良く交互に餌を啄ばむ光景は、とても微笑ましいものです。
 とかく無聊がちな年寄り夫婦を慰めでもあり、また飽きも来ません。

 このようにヒヨドリ用の餌篭があるのに・・・ 

他の小鳥たちを追い払ってちゃっかり占拠・・・

離れたところから隙を窺うシジュウカラ

辛抱強く待った甲斐あって・・・

スズメも暴君ヒヨドリが飛び去るの待つ・・・

ようやく餌にありつけたスズメ