昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

「じゃこしか」の由来

2007-04-17 20:44:36 | じゃこしか爺さんの想い出話
 今さらなのですが・・・
わたしのハンドルネーム「じゃこしか」の由来は、現に実在する「目名~牛目・科名~シカ科の麝香鹿」にあります。
 もともとは、シベリヤから樺太などの岩山に生息する北方動物で、集団を好まず単独で行動し、餌漁りに広範囲にさ迷い歩く習性があるとのことです。
 その習性になぞらえて、一攫千金を夢みて一旗揚げようと樺太にわたり、あちこちの土地を稼ぎ歩いた人たちを「じゃこしか」と呼んだそうです。いわば「えどっことかドサンコ」の類いと思われます。さしあたりわたしなどは、「じゃこしか二世」と云ったところでしょうか。
 おそらく方言なのでしょうが、揶揄的な言葉として「じゃこふんばる・じゃこのふんばり」」などがよく使われておりました。

 ちなみに判っている範囲で、麝香鹿の特徴を載せておきます。
小形の鹿で角は雄雌ともになく、体の上側は暗黒褐色で、下側は褐色と白色が混ざり、首の後から腰にかけて乳白色の模様があるとされていますが、1960年代に天然記念物に指定されると同時に絶滅危機種にも指定されています。
 なお雄は、3年過ぎるところになると、腹部の麝香線が発達して特殊な匂いを発するようになります。これが「麝香」と珍重されて多獲に遭い、ついには絶滅種にまで激減したとおもわれます。
 
 絶滅種に指定されてから約50年も経っておりますから、残念ながらすでに途絶えてしまったかもしれません。

   写真はいろいろと検索した結果見つけた「麝香鹿」

    同上