昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

春先き以来の阿寒連山

2005-11-18 20:46:05 | 日々の雑記
 気温が何時もより低い上に、3日ぶりの食品の買い物があったので、今日のウォーキングコースは、目差す買い物先の大型店の近くにある、自転車道路に決めて家を出た。
 特に駐車場と定められていないのだが、新釧路川の支流「にいしべつ仁々志別川」の堤防道路が、一番広くなって草地に停めて歩き始めた。

夏から秋口までは色々と花を咲かせて、道往くウォーカーの目を楽しませて呉れた、住宅街の庭は何もかも綺麗さっぱりと片付けられていた。残っているのは、すっかり裸になったツツジ類などの枯れ木だけで如何にも寂しい光景であった。
せっかくカメラを持って来たのだが、これと云って目ぼしい被写体も無く、何時しか老妻の歩調に合わせて、ぼんやりと俯き加減で歩を進めていた。住宅街が途切れて、一気に草地が広がる地点まで来て目を奪われた。そこの枯れ葦原が広がる果てに、春先き以来の阿寒連山の姿があった。温暖の影響でまだすっきりとしては居なかったが、白い噴煙と頂きの雪が望まれた。
何時もの通り気の済むまで、幾枚もデジカメに納めて満足して、予定の距離をこなして引き返した。

買い物を済ませて帰宅し、早々にパソコンで再現して見ると、やはり煙っているようで、少しばかりガッカリさせられた。雌阿寒雄阿寒が、「「神のごと遠く姿をあらはせる・・・」のようになるのは、まだまだ気温が下がり大気が澄んで来なければならないのかも知れない。
             未だ大気が澄み切らず煙ったような雌阿寒岳

                      雄阿寒岳