昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

晩秋の落葉松林と散策路

2005-11-10 16:46:21 | 日々の雑記
 観測史上稀にみる立冬の暖かさを喜んでいたのも束の間で、昨日は道央道南での初雪にただただ驚くばかりです。幸い当地は気温がそれなり下がったものの、今のところ晴天が続き、ここ暫らくは雪の気配はありません。
 次のことは、温暖の恵みに与っていた11月初めのことです。

 
 昨夜来の雨が上がり、朝からからりと晴れた日のこと、市内の進行住宅街の遊歩道を歩いて来た。実はこの公園の遊歩道を歩くのは、今日が2度目である。
先日歩いた時は余り様子が分からず、北側に在る道を散策しただけだった。
 しかしその後其処の知人から、遊歩道が住宅街を取り巻くように一周していることを知らされ、今日あらためて歩きに来た訳だった。
 
 先日は北側を歩いたので、今日は南側の遊歩道を散策してみることのした。ここも北側にも増して樹木が多かった。それに道路脇には車道などが全く無く、片側は住宅が建ち並び、もう一方は湿地帯で葦が一面に生茂っていて、まさに森林浴には打って付けの環境の好さであった。

 其の上その散策路の中ほどには、テニスコートが二カ所に分かれて4面が設けられ、そのコートのそれぞれに駐車場と厠が整備されていた。平日の日中にも係わらず、どのコートにも男女がテニスを楽しんでいた。
 恐らく近くの住宅街の老人達なのだろう。それらの微笑ましい光景に、一度はカメラを向けたのだが、人物を含む光景にカメラを向ける場合、誰と判らぬ遠景ならばともかく、こちらは何気なく撮った一枚が思わぬところで個人のプライバシーの侵害に繫がりかねないことに気付き、一旦構えたカメラを思い留まり、その後暫らくプレーを眺めただけでその場を後にした。

またこの散策路には、500メートル毎にチェックポイントがあって、現在どれだけ歩いて来たかが分かるようになっていた。この日は老妻の膝の具合で、ゼンコースを一周することが出来ず、コースの途中で住宅街を通り抜けて車に戻った。ところがその住宅街の横断する形で、自転車道路兼用の散策路が設けられていた。
 そしてその道には幾つかの小公園や子どもの遊び場があった。更に驚いたことには、商店などは全て一箇所に集約されていて、住宅街の中ではコンビニなどは勝手に出店出来ない仕組みにもなっているようであった。
 だからその分出入りの車の数も少なくい上に、またコンビニなどに寄り付く胡乱な若者達の心配も無く、至って秩序あるまさに理想的な住宅街であると云えた。

 なお今日歩いて来たコースの、それぞれのチェックポイントの数字から推測して、全長が約4、5キロであることが分かった。
              色付いて日に輝く落葉松と散策路

             すっかり開いて日に輝く葦の穂=花