昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

かまぼこ

2004-06-08 17:58:45 | 日々の雑記
今日の午後四十年ほど在職し最後は相談役として、昨年の五月に引退した会社(蒲鉾製造業)を、約一年ぶりに訪れた。たった一年間の月日だが懐かしさが先立ち、暫らくは建物の周りを眺め歩いた。この月日の間にやや古びた感じの処も在り、又全く新しく建て替えられて処も在って、まだ勤務していた頃の事が色々と甦って来る。昔の同僚達も健在で快く迎えて呉れ、思い出話が弾んで思わず時の経つのを忘れるほどだった。何かの折には思い出し気に成っていた業績の方も順調の気配で、事務所のパソコンなどの数も増えて活気が見られた。今は関係の無くなった会社の事だが、他人事とは全く思えずホッと安堵感を覚えた。
  
 今日はこれと云った特別の用事があった訳でなく、昔私のアイデアから生まれた製品なのだが、現在では一般商品としては市販されておらず、支出し屋弁当屋さんの特注物専用となっている其の製品(揚げ蒲鉾)が欲しくてそれを買いに出かけたのである。この「揚げ蒲鉾」は通称「てんぷら蒲鉾」とか「さつま揚げ」呼ばれているが、他にただ単に「てんぷら」でも通っている。

 これは私の好物の一つだが食べ方としてはフライパンかレンジで暖めてから、醤油なりソースでも好いし、おでん種としてはもとより根野菜との煮付けや「おから・切干大根」などに最適で極めて庶民的な食品である。