昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

年金国会を見て

2004-06-05 19:32:00 | 日々の雑記
昨夜に続き今朝の「年金国会」なるものを見て驚いた。あれが「良識の府」とされる参議院の審議の場面なのだろうか。一瞬海外ニュースなどで良く見られるお隣の国、台湾議会の乱闘場面かと思ったのだが、さに非ず何とれっきとした我が国の国会風景だったのである。一般国民の道徳心とか愛国心とかの必要性を唱える以前の問題であろう。数だけを頼りの審議、猿芝居にも似た質疑応答のやりとり、全く無責任な答弁に終始する議会光景に最早呆れ果て腹さえ立たない。与党野党を問わず全ての国会議員は即座に頭を丸め、自己の利害のみ奔走する行為を悔い改めた上の、総括懺悔こそが今直ぐに取るべき道だろうと思う。それに依ってこそ、各省庁の所謂キャリア組みと呼ばれる高級官僚の、裏金づくりや自分勝手な公金の出鱈目な不正使用なども是正されるに違いない。

 親の子殺し、子の親殺し、若者ばかりか子どもだって直ぐにキレて、激情に駆られての殺人行為などの暴力に走り、世はまさにとことん荒みきっている。それらが全て社会の所為とか政治の所為とは言う心算はないが、今度の年金国会の光景や常日頃の議員先生方の利己的行動を四六時中見せ付けられては、さもありなんと変に納得し将来を憂いて過ごした一日であった。これからの日本は一体全体如何なって行くのだろうか、先の短い老人ながら心配でならない。