畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

真夏

2008-07-12 20:10:22 | 暮らし
7月12日  ときどき 

一気に真夏がやってきたような暑い一日。
午前中は、ゴボウを掘り、出荷を手伝う。
午後は、畑か田んぼに出かけようと思っていたが、この暑さに気が抜けた。トラクターのロータリーの一部が壊れたので修理のため、取り外しておく。修理は、材料をそろえて後日。
夕方、少し涼しくなってから、家の周りの草刈りを一時間少しやる。
その後は、少し早めに、風呂を沸かし、散髪。暑い夏に備え、髪を短く坊主頭に。すっきりする。
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出穂

2008-07-11 19:34:01 | 米作り
7月11日 

田回。溝切した後の状態、水の具合を見ながら、全部の田んぼを回る。
大きな土手で、2m以上に伸びた葦を刈った田んぼで、刈り草を燃す。短い草ならまだよいが、こんな大きな草をそのままにしておくと、次の草刈がしんどい。この間あまり降っていないから、適度に乾いている。田んぼの稲に害がないように、草を移動して、土手で火をつける。
夕方は、大豆をトレイに蒔く。
田回で、早稲のもち米が、穂を出し始めていた。まだほんの数えるぐらいだが、出穂が始まった。

出穂の瞬間




完全な形の穂も


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大豆

2008-07-10 21:07:33 | 食、農への思い
7月10日  ときどき 

一日大豆作付けの準備。午前中は畑のロータリー耕。今年の春までキャベツ類を作付けした畑。最近やっと、マルチを片づけてもらった。草も多いから、何回も耕し、草も細かく切断、土も細かくする。
午後は、大豆の苗作りのため、赤土の砕土、篩がけ。赤土ともみ殻くん炭を混ぜて苗床の土にする。トレイに新聞紙を敷き、床土を入れる。
大豆を作るのに、苗を作って植えるなんて聞いたことがない。少量を枝豆で収穫する場合は別だろうが。しかし、鳥害がひどいから、苗を作り植えている。畑に豆をまくと、芽が出かかったときに、ハトやカラスにつつかれ食べられてしまう。防鳥ネットを張ったこともある。けれど、ネットを張るのも大変だし、張ったら、片づけなければならない。これも大変だ。片づけないと、機械での中耕徐草ができない。遅れると、草に茂られ、大豆が生育しない。なんだかんだで、結局、苗を植え続けている。
これも大変だ。梅雨明けが早い時や、空梅雨の場合、定植した苗が枯れる場合がある。トラックに、水とポンプを積んで、水かけをする場合もある。とにかく、一番手間のかかる割には、合わない作物の一つだ。
しかし、味噌を作り続けるためにだけ、今年も、億劫だが、明日にも大豆を伏せよう。
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夏野菜

2008-07-09 20:34:25 | 我が家の畑
7月10日  いちじ 

ナスやピーマンがようやく取れ始めてきた。今日から、トウモロコシも初収穫。もぎたてを茹でて、朝食時にいただく。(ただし、朝食を取らない私は、昼までお預け) ハウスの中だから、虫にも、狸にも害を受けない。きれいな、それこそ、売っているようなトウモロコシだ。ただ、アブラムシだけは防ぎようがなく、外の皮は何枚か剝いての出荷になる。
野菜の種類も増えたこともあり、午前中は出荷を手伝う。ズッキーニとサラダゴボウを収穫しに畑へ。畝間の草取りを少しやり、かぼちゃの蔓を整理。延びるに任せておくと、ほかの作物の中に侵入してしまうから、自分の畝に曲げ戻してやる。

午後は、田んぼの溝切。畔の草刈り。早めに引き揚げてきて、家の周りの草刈り。とにかく今の時期、適度に水分もあるから、草の育ちは速い。
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中断

2008-07-08 20:31:52 | 暮らし
7月8日  ときどき 

時折、霧雨状の雨が降る一日だった。こんな天気の時は、田んぼの溝切だ。日が照ると、汗びっしょりになり、稲の葉で皮膚がちくちくする。びっしょりでなければ、シャツが体に張り付かないから、それほどでない。
午前に引き続き、午後も、田んぼ長靴をはき、機械のエンジンをかける。がかからない。何度スターターを引いてもだめだ。プラグを点検するが、プラグのせいではない。家に戻って気化器を掃除するしかない。
戻って、工具を用意し、燃料をエンジンに送る気化器(キャブレター)を外す。細かい部品をなくさないよう、気をつけながら、分解していく。専用のクリーナーを吹きかけながら掃除。もとに組み立てなおす。エンジンに取り付け、スターターを引く。ブルルーン。直った。キャブレターの詰まりだった。
機械は作業はしてくれる。しかし、雨天や泥を被るような過酷な状況で使用するから、このように、突如、動かなくなることもある。ばらして、組み立てなおすには、時間がかかる。作業はストップ。予定していたことが、先送りになってしまう。機械屋に頼んでもすぐに来てくれるとは限らないし、当然お金もかかる。
四時をまわったが、もう一度田んぼへ。一か所、二枚の溝切を終わらす。

なんという花でしょう。雑草のように田んぼの畔などにも、咲いている。





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溝切

2008-07-07 20:53:34 | 米作り
7月7日  のち 

七夕雨。早朝は曇り空だったが、7時位から、ぽつぽつし始める。時折雨脚が強くなり、昼過ぎまで続く。
午前中は休もうかと思ったが、精米だけしておこうと機械のそばに。少し機械の掃除を、と思ったのが運のつき。大々的な、分解掃除になってしまう。結局、半日がかりと相成った。
午後は、小降りにもなったので、田んぼへ。昨日の事故でやれなかった、田んぼの溝切。
稲は、もう半月もすると、穂を出し始める。穂が出そろって、ひと月もすると、稲刈りとなる。稲刈りは、大きい機械を使うから、機械が走れるように、田んぼの土は固めておく必要がある。稲にとっては、穂が出てから、充実した米として実をつけるのに、水分は必要だ。だから、稲に水分を与えながら、田んぼの土を固めるような水管理が必要だ。
そのために、田んぼの周囲に溝を切る。大きい田んぼや、水はけの悪い田んぼは、中にも何本かの溝を作る。水が自由になるところは、ひたひた位の水を入れ、水がなくなったらまた入れる。この時、溝があるから、水は溝を流れ、早く田んぼ一面にいきわたる。平らだと、無駄に多くの水を入れないと、いきわたらない。田んぼを固めるためにも、溝は役立つ。
水が自由にならないところは、ぎりぎりまで、水を溜めておくことになる。収穫の時、機械がはいれるように土が乾くのを、見計らって、水手を切り、排水する。この時、溝が排水に役立つ。平らな場合より何日かは、余計に水を張っておける。
この溝切は、機械で土をはね飛ばし溝にするが、田んぼの中を歩かなければならず、大変な作業だ。が、大事な作業だ。
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脱輪

2008-07-06 20:13:13 | 暮らし
7月6日  ときどき 

熱い一日。昼休みの居間の気温は30℃だった。
畑の草取り。畔の刈り草を運び、畝間に敷く。
午後、田んぼの畔の刈り草を集めようと、農道をに軽トラックを入れる。一輪車で草を集めては、荷台に積んで、作業完了。軽トラックを四駆にして、発進。ずずーっ。農道の法面に、左車輪が脱輪。かなり傾いて自力では、脱出不可能のようだ。(農道ではよくあること)
機械を車に積み込む時のアルミのブリッジがあれば脱出できる。連れ合いの携帯に電話。無情にも、「電話に出れません」のメッセージ。いつものことで、携帯はどこかにおいて、携帯していないのだろう。留守録に「SOS」。しかし、あてにはできない。こまめに、掛け続けるしかない。家まで歩くと30分以上はかかる。
ボケっとしていてもしょうがないので、畑に回る。この際、「諦めて、畝間の草取りをしていよう」と決める。時々電話しながら、草取りは続く。三十分おき位にと思っても、せっかちな私。10分おきには電話していたかも。五時過ぎ位、10回目くらいの電話に、懐かしい声。
アルミブリッジを持ってきてもらい、かれこれ一時間、やっと脱出。荷台の草を畑に敷いて、帰宅は7時。大幅に予定の狂った一日だった。

アカパンサツ


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廃鶏

2008-07-05 20:57:38 | 食、農への思い
7月5日  ときどき 

いよいよ、夏になる気配。梅雨明けも近そうだ。山でセミが鳴き始めた。
畑。ゴボウ収穫。落花生、だいぶ遅れたが定植。タマネギの種まき(育苗)の準備で透明マルチを張る。種まきは、9月になってから。
田んぼ。穂肥散布。稲の生育は進んでいる。穂肥は少々遅れ気味で、完了。

廃鶏について、もう少し触れたい。
我が家のひよ子は3月生まれ。だから、秋から(約5~6ヶ月齢)で生み始め、よく春までが産卵のピーク。生まれ月によって、産卵ピークは当然ずれる。年間、コンスタントに卵を産ませるように、雛を入れることはできるが、少羽数ではコストや手間がかかるだけ。最も自然に近く、卵の産みもよい春雛を入れている。
廃鶏は、私たちが移住したばかりのころは、食肉業者が、わずかだったが、買い取って行ったように記憶している。すぐに、無料になりそれがかなり続いた。そして、10年近く前から、処理費用を支払って引き取ってもらうようになった。
解体業者も、衛生面の規制の強化などもあり、多くがつぶれたり、転業したりで、減っていった。今の業者は、かなり遠くから来ている。
こうした背景に、今問題になっている、食の輸入がある。とにかく人件費の安いアジア諸国から、食肉を加工して輸入している。我が家の廃鶏たちは、とても輸入肉に太刀打ちできない。少々硬く、料理法は限られるが、味は良い。それこそ、「地鶏」と偽装しても分からないほどに。中華のスープを取るのには最高だ。
しかし、安く、大量に扱われる輸入のほうが、喜ばれている。
皮肉なことに、今、廃鶏の肉は、良い状況だそうだ。例の輸入餃子事件のおかげで。いつまで続くのか、、、、。




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廃鶏

2008-07-04 21:03:34 | ニワトリ
7月4日  のち   まも

今日は、廃鶏を出す日だが、あいにく朝から雨。時折強く降る。
2006年3月に、我が家に到着したヒヨコ。今年と同じように可愛かった。8月から卵をうみ始めて、9月には毎日、9割くらい産卵する。翌年(2007年)の夏前までしっかり働いてくれた。そして夏には、一休み。秋から春(2008年)まで、もうひと働き。夏になると産卵率は2割近くになる。可哀そうだが、ペットとして飼っているのではない。廃鶏にせざるを得ない。
平飼だから、昼間に鳥を捕まえるのは難しい。暗くなって、止まり木に止まった頃を見計らって、昨晩のうちにコンテナに、入れておいた。
今日、廃鶏業者が引き取りに来る。友人のところは、ケージ飼い。業者がケージから出してコンテナにつめる。数の少ない私たちは、友人のところに便乗する。10羽いれたコンテナを11個。雨の小降りになったときに、運ぶ。
このニワトリたち。「廃」鶏。文字どおり、養鶏業界では、産業「廃」棄物。廃鶏業者に、1羽30円の処理費を支払って、鶏達を処理してもらう。
日本で、物価の優等生、卵を、満足に食べるために、鶏達のこうした最後も知っていただきたい。

さよなら


午後、雨が止む。田んぼに穂肥を撒く。



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透明マルチ

2008-07-03 20:56:52 | 農作業
7月3日 

一日中、畑仕事。人参の作付けの準備。
秋、冬のニンジンは、もっとも熱く、雨の少ない8月~9月の初めに種蒔きだ。しかも、初期の生育が遅いから、草対策が大変だ。とても手取りでは間に合わない。
それで、穴あきマルチを使っていた。草取りが穴のところだけで済むから。しかし、この場合、種まきが大変だ。一つの穴に二、三粒落としていかなければならない。コーティング種子を使うが、時間がかかる。穴の所に生える草も、かなり多く草取りも一仕事だ。
数年前、ポリマルチによる防草対策を知った。夏の太陽光を利用して、土の表面にある草の種を熱殺してしまう方法だ。梅雨が明けないうちに、透明のポリフィルムで土を覆う。土壌中の水分も確保できるし、うまくいけば、病原菌の殺菌や、害虫の卵も処理できるかもしれない。
この二年くらいは、穴あき黒マルチを張ったうえで、太陽光処理を行った。草に対してはかなり効果があった。
それで、今年は、太陽光処理だけで、黒マルチは止めてみることにする。太陽光処理を行ったら、耕したら意味がない。カキガラ、元肥として菜種油カスを散布して、透明ポリを張る。土はこの間の雨でたっぷり水分を保っている。これを逃がさず、草の種を熱殺してくれたら。
8月の5日位から、様子を見ながら種蒔きだ。シーダーテープでの種まきができる。

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